野尻抱影は、弟子である草下英明に、ある星の色を「刃金青といひなさい」と命じたと、” 野尻抱影 聞書 星の文人 伝 ” ((株)リブロポート 石田五郎著 1989年発行)に書かれています。 何の星についてそう言ったのかと疑問に思っていましたが、一つの文章がありました。 The Night Skies of a year (Chorley & Picke . . . 本文を読む
野尻抱影の代表作の一つである「星三百六十五夜」は、天文に関する随筆365話が納められた労作で、天文に対する情熱と博識が無ければ作ることが出来なかった名著です。この本は昭和30年に初版が発行されましたが、それをさかのぼること30年前の大正14年に、これも抱影の代表作である「星座巡礼」が発刊されました。その序文に、抱影が参考にした西洋の書籍が紹介されており、その最後の部分に以下のような記述があります . . . 本文を読む
パンオプティック24を、XW20、Abbe25と見比べてみました。 ティーガル60を使って、まず遠景を見てみました。それぞれのアイピースとも、ドロチューブをいっぱいに伸ばした位置でピントを合わせることが出来ます。こういった時に、昔の望遠鏡は合焦範囲が広いので、本当に使い易いと感じます。 鉄塔を見てみると、視野の広さは異なりますが、ちょい見で見分けるのは難しいくらい、皆良く見えています。XW20は . . . 本文を読む
70年代、よくラジオを聞いていた頃に流れていた曲です。歌詞カードを見れば、私の英語力でも判る、詩的で美しい曲だと思います。ただ、最後の部分に、この世の終わりについて歌われているのですが、天キチとしては、その状況がなかなか理解できませんでした。しかし、最近ある事に気が付き、解決することが出来ました。初めの部分です。If a picture paints a thousand wordsThen w . . . 本文を読む
用事のついでに立ち寄った天文台で、金環食の中継画像を投影していました。何でも、グアムからの画像とのことです。最初はw社の像を流していましたが、途中からa社の方がより鮮明だということで、切り替えていました。何人かの人が月の動きが判ると言うくらい、きれいに見えていました。海外に日食観測に行く際には、このような画像を予め見ておくと、時間をうまく配分できるのではないかと思いました。 一番上の画像の左端の . . . 本文を読む