ぽぉぽぉたんのお部屋

季節の移ろい、道ばたの草花、美味しい食べ物、映画や友人のこと、想いがいっぱいの毎日をお話します

白昼の火事

2021-04-28 | きょうのできごと
10時もまわった頃、サイレンが鳴っているのが聞こえた。
最近では救急車はしょっちゅうなのだがこのサイレン音は違った。
消防車なのだろうか、国道から市道に入ってきた気配だ。
だが、それが何台も何台も続くので、ドアを開けて飛び出した。
階段沿いに道路側を見やると北の方に白い煙がでている。
時々炎が高く上がり、煙が黒く変わる。
火事はどの辺りだろう。市道に面している建物だ。
ビルの奥になっていてよく見えない。
消防車が次々とやってくる。
目を上げると階段のすぐ上で管理人さんが同じように観ている。
こんなにひどくなってから消防車がやってくるなんて通報が遅れたのかしら・・・
火のまわりはあっという間だ。今まで間近に見た火事を思い出すといたたまれない。

戻って検索すると老舗の中華屋だった。
隣は家族でやっている小さな八百屋というか元魚屋さん・・・
あの辺は古家を壊して新しく立て直した家もあったはず。
どうしてこんなことに・・・
電線も焼け停電したのか、近くの駐車場のバーが上がらず出られないとツイッターに出ている。

一度戻って観たがまだ煙の勢いは変わらない。
臭いさえ流れてきている

しばらくすると消防車のサイレンはおさまったが、ヘリの音がかしましい。
何機飛んでいるのだろう。
まさか落っこちてこないよね。と何だか不安になる。

マイクで何か騒いでいるようだ。
パトカーがとまっていて、通りは通行止めだと繰り返していた。
バスもずっと止まったままで、しばらくしてUターンして引き返していった。

14時半頃、鎮火の鐘の音が小さく聞こえた。

17時頃帰宅した家人が「通りはまだ閉鎖していて回り道をしてきた」と言う。

あの店は一度だけ行ったことがあった。
もう30年以上も前のことだ
店は全焼し、合わせて4軒の火事となった。


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和風パスタセット

2021-04-26 | 美味しかったぁ~
カフェ パンプルムウス
日吉ビル3階にエレベーターで昇った。

和風パスタセットがランパスに載っていたので寄ってみた。

13時を回っていたので席があいていてほっとする。

今日の応対は男性、あちらのお席にと案内されたが沢山あってどれにしたらいいのか
いまいちわからず、一番奥の二人掛けの席に落ち着く

しばらくしてお水がきて、注文を確認され
待っているとコーヒーがきたのでちょっとびっくり
あれ、食後とか聞かないんだっけ?

他の応対している女性がきめ細かい説明をしているのが聞こえる
う~ん、私は特に何もされなかったよね~

コーヒーを飲んでいるとサラダとパスタと
入れ物ごとスプーンとフォークが来る

美味しくサラダとパスタを食べ終わり
お口の周りが気になって、入れ物の中のナプキンをとると
下に使いこんで薄汚れた感じのお箸が入っていてびっくりした。
そういえば前回も・・・
同じ場面で入れ物がびしょびしょだったのでかなり驚いたのだったっけ・・・
その時もスプーンやフォークはぬれていなかったので
普通に食べ終えてナプキンをとろうとしてその周りが濡れているのにびっくりしたのだ。

かわいいアヒルやかわいいパンケーキやおしゃれなお店に癒されて
食事を大体終えた頃に2回続けてギョッとするような出来事があって
そのギャップに度肝を抜かれる

どうしてぬれていたのか
あの薄汚れたお箸はいったい何なのか
未だにわからない

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「ローストビーフランチ」江陽グランドホテル ロンシャン

2021-04-20 | 美味しかったぁ~
150gのローストビーフランチが好評で復活したらしい。
ランパスのプレミアムランチ1000円のページに載っていたのはラッキーだった。
1日10食限定とのことで開店時間を目指して行ってみた。

ホテルには震災後、会合等で何度か訪れたことがあるがこのレストランは本当に久しぶりだ。
後藤江陽翁の豪華コレクションが陳列するホテルには
検温器と消毒薬が置かれていた。
もしかして20年ぶりぐらいかしら・・・などと思いながら右手のレストランに向かうと
既に先客がひとり。
またもや消毒して検温測定器をパスし、ランチパスポートの旨を告げ、席に案内された。
店内の配置はもちろんあの時とは変わっていた。
椅子を引いてくれるのだが荷物もいっぱいでコートも脱ぎたいので
まだ座りたくない気分だが、とりあえず腰を落とす。

「お気を付け下さい」と切れそうなナイフ等がセッテングされ、
サラダとスープが来る。
スープはオニオンスープでまったりしている。
小さなクルトンがたくさん入っているのだが結構やわらかい。
揚げたものではなく焼いたもののようだ。
パンは軽く温めてあり、ほのあまく、バターが美味しい。
低温でローストしたというローストビーフがやがて供された。
たいてい薄くスライスしたり、小さめの物をいただくことが多いので
ステーキのようなボリュームサイズで供されるのは初めてかも・・

肉汁を使ったグレイビーソースとポン酢のソースが添えられた。
ポン酢のソースには碧いものが見えた。

ステーキとは違ってよく噛まないと食べられない部分と
やわらかい部分があり
噛むほどに甘みがわく中心部は柔らかく肉の旨味が感じられた。
切れそうなナイフでないとやはりちょっと食べにくいという印象だった。

入り口にまん防関係の視察だろうか、男性が二人やってきて、色々質問をしているようだった。
後ろで待っているお客さんが目に入り少し気になった。

静かにひとり黙食のホテルランチもたまにはいいかもしれない。

礼儀正しい接客が何か堅苦しく、もう少し柔軟性がほしい気がした。

ロンシャン洋食 / 広瀬通駅あおば通駅青葉通一番町駅

昼総合点★★★☆☆ 3.1



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「みやぎ乃」

2021-04-12 | 美味しかったぁ~
久しぶりに訪れた。開店したころは何度か訪れたはずだが本当に久しぶりだ。

盛付けからしてちょっと違う。
和食の趣たっぷりの品の良さが漂う盛付けだ。

お魚が美味しい。
しっかりしたおつくり。鮮度がよく味がいい。
意外と太く大きなエビがトロリと甘い。
上にのった魚もどれも程よい歯ごたえがいいあんばいだ。
付け合わせのひじきも薄味で美味しい。
おみそ汁のわかめはちょっと堅めだったけど
丼にのったわかめや海藻は色彩もよく歯触りよくおいしかった。

皇室献上米だというご飯だが私にはふつうに感じられた。
わらび餅はちょっと歯ごたえがあり、やわらかいのを想像していたので違っていたけど・・・

あまり期待していなかったランパストップにのった500円の海鮮丼は
新鮮でかなりレベルが高い。

上にのるおつくりも時季により違ってくるのだろうから楽しみだ。
場所がいいのでまた行けるだろう。
他のメニューも食べてみたいと思ったお店だ。


みやぎ乃郷土料理(その他) / 仙台駅宮城野通駅あおば通駅

昼総合点★★★☆☆ 3.4





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「バクラウ」

2021-04-12 | 映画のお話


久々に面白い映画を観た・・・ブラジル映画だ。
ブラジルの新鋭クレベール・メンドンサ・フィリオ監督
私にはブラジルの映画ははじめてかもしれない。
有名な作品で活躍していた俳優や女優もいるようだが、ブラジル人の俳優がほとんどのようだ。

舞台はブラジル、ペルナンブコ州西部にある村「バクラウ」
「バクラウ」は夜行性の鳥の名前、「よたか」のようだが、この辺りも意味深だ。

白人もアフリカ系黒人も老人も若者も子供たちも、娼婦も普通に暮らしている
歌いながらの葬列のシーンは実際の村人かと見まがうほどだ。
葬式の後で蛇がくねるような男女の踊り、「カポエイラ」を踊るシーンが印象的だ。

冒頭で「今から数年後……」と示されたのがずっと不可解なまま観すすめる。
今はいつなのか・・・
何もない村なのかと思いきやスマホなど文明の機器はそろっているようだが違和感がのこる。

土地は乾いていて、畑も水も無いようすだ。
隔離された村はブラジルの歴史の象徴なのだろうか。
棺桶もそのひとつだ。

祖母の死で村に帰る若い娘が乗せてもらっているトラックは村に貴重な水を運んでいる。
何度も何かを引きこわしながら進むトラック。その先で見た事故の様子あたりからどうも不穏だった。

突然、村はインターネットの地図上から姿を消す。
上空には宇宙船のような飛行物体が現れ人々を惑わす。
村に貴重な水を運ぶ給水車のタンクに銃弾が撃ち込まれ、村外れの牧場では住人たちが血まみれの死体となって発見される。
地図から消えた村をよそ者の男女のバイカーが訪れるがどうも怪しい。
村人は博物館を勧めるが見向きもしない。

以前「グリーン・ライ エコの嘘」という映画を観た時、パームヤシの闇と共に
私の知らなかったいろいろなことが炙りだされた。
その時、ブラジルの村が消えていることを知った。
先住民たちが殺され、彼らの土地が奪われ、いくつもの村がなくなっているという事実だ。

だから、この作品はそんな話で、かなり暗く、つらいのではないかと覚悟はしていたのだ。
作品は重苦しく不穏な展開のまま進み、私の不安は的中したと思った。

村人が殺され、
電波がはいらなくなり、スマホもネットも使えない。
遊んでいた子供が殺され、ついに電気が消えた。
いったい彼らがどうなるのだろう。何か策があるのか?

それからの予想だにしなかった展開。
だんだんと不敵な笑い声がもれてしまった。
ふふふ、首切り族だったのね。と、ほくそ笑んだ。
痛快だった。
やられてなんかいない
前からこうやって生き延びてきたのだ、この村人たちはと知った。

音楽がいい。
胸が高鳴る。

人を殺したくて仕方がない連中はアメリカからやってきた。
二人の男女のブラジル人は南部の富裕層の人種だから自分たちを彼らと同じブラジル人とは思っていない。
仲間割れこそするが、彼らがブラジル人、原住民を馬鹿にする様子もあからさまだ。
撃ちたくてうずうずしている連中、
ストレス解消とばかりに普通に暮らしている村人を殺しに来たのだ

殺し屋のウド・キアが魅力的だったけど・・・
1944生まれだから70代半ばかしら
結構素敵だったけど、最後はちょっとカッコ悪すぎてがっかりしてしまった。

コロナもこんな風にぶっとばしてやりたいなあ

馬鹿みたいに能天気そうな市長が一番の極悪人だったとはね。

オバマ元アメリカ大統領の2020年ベスト映像作品リストに『バクラウ』が挙がっていたという。
彼のご先祖はアフリカだもの。不思議ではないのかもしれないけど・・・

多様なブラジルの現実を内に秘めた作品だが痛快で晴れ晴れした気分だった。
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「ミナリ」

2021-04-06 | 映画のお話


「パラサイト」はとうとう観ることができなかったので
話題の「ミナリ」を慌てて観に行った

でも、やっぱり私の心に深くしみる作品ではなかった

そんな時代があってたくさんの韓国の人達が移住したアメリカという国
アメリカンドリームという言葉があるように
世界中から夢を託して移住した人がたくさんいたのだろう

そんなアメリカで高い評価を得たのだから共感する思いが皆にあったのだろう

監督自身も韓国からの移住者と言う生い立ちらしいが、
どんな子供時代を送ったのだろうか

韓国映画だと信じ込んでいたが
アメリカで作られた韓国の俳優も出ている映画という感じだろうか

私にとって韓国映画の魅力は
日本の映画では表現できないような
ここまでやるかという強烈な作品のイメージ
これはたぶん最初の頃観た作品が影響しているのかもしれないが

最後の場面、セリが成長しすぎてしまっていて
不自然な感じが否めず、あまり理解できなかったが

セリのように水さえあればどこにでも根を張って頑張る姿を象徴したかったのだろうか
それとも場所を選んでセリのように植えれば
水をくみ上げ、肥料を施し、その土地を変える労苦はないといいたかったのだろうか

アメリカのような大規模な農業ではなかなかそんなちまちましたことは難しいのかもしれない
韓国野菜を作るのはなかなか難しいかもしれない

おばあちゃん役のベテラン女優、ユン・ヨジョンがとても評判がいいけれど
私はポール役のウィル・パットンがとても印象に残った。
最初は得体がしれないと思っていたのだが
粗末な服を着て一生懸命に農作業をする姿や
ひとり十字架を背負って歩く敬虔さが印象的だった

苦難を乗り越えて家族が一つになれるのかもしれないが
不条理なことが多すぎる

物事には必ず終わりがあるはずだと信じて
コツコツ努力を積み重ねる人びと

その前に命が果てることがないように祈りたい

コロナの収束が見えるのはもうちょっと先だろうか
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今年の桜は

2021-04-02 | 草花のささやき
今年も桜は早かったが3月のうちに満開になってしまった。
観測史上初めてのできことだという。
開花後は連日ポカポカ陽気が続いて、勝手が違い、こんなはずではなかったと思うばかり。

いつもなら「花冷え」は当たり前、時には雪が積もってしまうこともあった。
震えながらのお花見の席に熱々のおでんをさし入れるのは毎年のことで
お酒がないと身が持たない。

家族でのお花見の時には、寒さに耐えられず、ラーメン屋に駆け込んだことも・・・
室内から庭の桜が見えるレストランも人気だった。

待ち焦がれる間もなく、さっさと散ってゆくような今年の桜になってしまいそうだ








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