ぽぉぽぉたんのお部屋

季節の移ろい、道ばたの草花、美味しい食べ物、映画や友人のこと、想いがいっぱいの毎日をお話します

「おはな」でランチ

2024-09-27 | 美味しかったぁ~

 去年の今頃、デモ行進のあと、行ってみたら休みだったのを覚えている。

今年は まあ 大丈夫だろうと思っていた。

12時をまわっているので、

受付で、もう日替わりはないと言われて、しばし待った。

13時近く、次々と食べ終えたお客さんが出てくる。

案内されて、

色々迷ったが

ランチメニュー そばセットの

なめこおろし蕎麦 

天丼 茶碗蒸し付き 1200円にして、皆同じものを頼んだ。

冷たいお蕎麦にして食後にホット珈琲をつけた。

コタツ式の和室の個室、4人ずつのテーブルが少し離れて2つある。

奥のテーブルに座ったのだが、気づくと

隣に別のお客さんが入り、いつの間にか仕切りが下がっていて

見えづらくなっていた。

まあ、知っている方たちだったけれど・・・

お蕎麦セットとなっていたので、お蕎麦がメインと思っていたが・・・

歯ざわりしこしこの

あっさりしたなめこおろしのお蕎麦を味わいながら

茶碗蒸しをいただき

天丼に移った。

何だか天ぷらが山盛りのっている・・・

ええ、ミニ天丼じゃないの?

えび天が2本もあり

大葉に舞茸に玉ねぎにもろもろ

結構なご飯の量でつゆがたりない、食べきれないと
 
みな悲鳴を上げていたが
 
私も天ぷらの衣の油に飽きてきて限界だった。
 
何んとかたいらげたものの
 
コーヒーを飲む元気も失せて
 
ちびちびやっていると、
 
2時になったようで
 
感じのいい女性スタッフさんが
 
閉店のお知らせをしながら回っていた。
 
もう閉店なの?
 
入ったばかりなのに
 
2時半ぐらいだったらいいのになあという思いで
 
たんまり残っていたコーヒーを何とか飲み干す
 

そういえば、おしゃべりに夢中になって

写真を撮るのも忘れてしまっていた。

 コーヒーだけの写真でごめんなさい~

自宅に帰ってから、胸やけがして困った。

私だけなのかもしれない。

天ぷらとコーヒーの組み合わせは私には向かないようだ。

今度は日替わりかお魚膳にしょう・・・

 

おはな居酒屋 / あおば通駅広瀬通駅青葉通一番町駅
 
昼総合点★★★☆☆ 3.0

 

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和・カフェ chawan 仙台パルコ店

2024-09-24 | 美味しかったぁ~

女子会ランチはパルコを制覇とばかりに今回は3店目のお店になった。

こちらは女性グループがオープン前からスタンバイしていた。

私たちも奥の方の席に落ち着いて、メニューとにらめっこ。

季節のおすすめは「鮭ハラスといくらの焼きめしstyle&選べる副菜」

おいしそうだが、昨日のお昼にはらこ飯を食べたのでパス

予習していた「選べる3種の総菜和膳」は

10種の中から3種類選べるので、

散々迷った末に

「ローストビーフ」と「チキン南蛮」と「赤魚ときのこの塩麹あん」に決定

国産コシヒカリの選べるご飯は3種類あるが、じゃこご飯に

そうしてお代わりの時は

別のご飯にできるのかと確認をいれたらOKとのこと

たぶんお代わりはしないだろうけど・・・

 

ひとりが季節のメニューから

シャインマスカットと彩りフルーツのパンケーキをオーダーしたらしく

彩りよくシャインマスカットがいっぱいのっかった

豪華なパンケーキが運ばれてきた

うわぁ~ おいしそう~とみんなの目線が集まる!

そうしてお向かいの彼女もあまりお腹がすいていないからと

抹茶パンケーキを注文

北海道濃厚ソフトクリームが付いているようだ。

甘くないので食べやすく、結構おいしいらしい・・・

 

みんなは単品を頼んだらしく、

おかずがいっぱいのったわたくしのお膳が運ばれてくると

え~~とまた注目が集まる。

あんなに食べられるの?すごいねという声もいっしょに・・・

ご飯を少なめにとお願いし忘れたので

お茶碗に目いっぱい入ったごはんにじゃこがのっていた。

食べられるかな・・・もう別のご飯のお代わりは絶対無理と観念する。

デリ小鉢とお漬物は小鉢ながらたっぷり入っていて、おみそ汁はシンプルだ。

総菜はどれもボリュームがあるが、意外にあっさりした味わいで

何んとか食べ切れた。

 

そうして平日 食後のコーヒーが税込み219円で付けられるのは魅力的

何でもオーガニックで 持続可能な

あのカエルのマークのレインフォレスト・アライアンスのようだ。

いつの間にか満席になり、それぞれに色々なものを食べている。

結構な人気店のようだ。

 

スイーツが色々あって

私は抹茶ティラミスが気になってしょうがない

今度絶対食べたいと心に誓った。

 

 

チャワン 仙台パルコ店日本料理 / 仙台駅あおば通駅広瀬通駅
 
昼総合点★★★☆☆ 3.0

 

 

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月うさぎ

2024-09-20 | 美味しかったぁ~

今日は朝から雨が降り出して雷も暴れ

すっかり予定が狂ってしまった。

何んとかタクシーを拾い

エレクトロンホールでの研修会を終えてのお昼時

雨の中、連れだって、近場の飲食店に入ることになった。

ベローチェの入っているゼロキュービルの

2階にあるらしい。

入口でふと月うさぎの看板を見かけて

懐かしくて「あらっ 月うさぎ」と声が出てしまった。

そうしたらお蕎麦ならそこがいいとなり 4階に

私にとっては 昔からある 何度か通ったお店だが

他の方たちは初めてのご様子

でも、もう20年ぶりぐらいかしら・・・

友人たちと、母や妹と、娘とふたりでと訪れたのは

もうずっとずっと昔のことだ。

記憶にあるのは 品よくスタイリッシュで

いつも女性客でいっぱいのお店だったこと・・・

 

今では 入り口辺りの記憶もすっかりなくなっていて

入ると意外なことに中はがらんとしていた。

定禅寺通りが見渡せる窓際の席からは

雨に洗われた木々の緑が美しく映えて見えた。

少し迷ったが

ごはんとお蕎麦とプチデザートのレディースセットをお願いした。

変わりご飯には具がいっぱい入っていて、温泉卵がのっていた。

お蕎麦は更科ではなく石臼挽きの素朴な方のお蕎麦だった。

器に少し入っているつゆがとても濃い色をしていたが

味わいはそう甘くなく普通だった。

食後にコーヒーがあればと思ったが 以前はセルフのものがあったようだ。

更科蕎麦やかも南蛮など

色々なお蕎麦をゆったりと愛でたいお店だ。

今日はあいにくの天気で特別だったのかもしれないが

案外穴場なのかもしれない。

 

 

月うさぎそば(蕎麦) / 勾当台公園駅北四番丁駅広瀬通駅
 
昼総合点★★★☆☆ 3.0

 

 

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母のこと 

2024-09-16 | きょうのできごと

夕方、そろそろ夕食の支度をはじめようかなという時

手元の携帯がなった。

母のいるグループホームからの電話だった。

「はい」と出ながらも、家族会の出席確認にしてもおかしい、

日曜だし、まだ早すぎるなという思いがよぎった・・・

そうして私には珍しく、「えっ」と声が出てしまった。

かかりつけの先生にいま往診を依頼したという。

先生のご判断に任せる旨答え、いったん電話を切った。

15分後、再度、電話があり〇〇病院に救急搬送することになったという。

その電話中に家人が帰宅したので、車で〇〇病院に向かった。

病院に着いたがまだ救急車は来ていなかった。

グループホームよりわが家の方がずっと病院には遠いので

一瞬不安がよぎる。救急車は亡くなった人はのせないのだと・・・

受付に行って事情を話すと既に連絡が来ているようで名前が通じた。

少しして道路の方に救急車が見え、

気づくとひっそりと止まっている救急車が見えた。

やっと母がのせられたストレッチャーがやってきた。

そばに行くと

「なんでここにいるの?いったいどうしたの?」と言われて

(それはこっちが聞きたいのよね)と思いながら

赤くなった右目を案じて「私誰だかわかる?」と聞いてみた。

「〇〇子さんでしょ。髪ぐしゃぐしゃじゃない」と返された。

「すみませんねえ」と苦笑しながらちゃんと見えるようでほっとする。

だが「頭と手がびんびんしびれておかしいの~」とのこと

 

救急車に同乗して下さったグループホームのスタッフの方と話しながら待つ。

 

頭のCTをとるために来たのだが、幸いなことに今の所異常はなく

出血のひどい右まゆ横の傷を3針ほど縫合し

また明日午前中に来るように言われて帰された。

だが、まだまだ不安でいっぱいだ。

お誕生日を迎えたばかりのいつもの元気な母と

きのうあったばかりだったのに・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

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「しらすソフトクリーム」とお土産

2024-09-14 | 美味しかったぁ~

道の駅なみえに入っている「まちのパン屋さん ほのか」の

「桃ジェラード」とどっちを食べようかと迷ったけれど

こちらでしか食べられないだろうとの もの珍しさで

特製しょう油だしと請戸さんしらす、刻みネギをトッピングした

「しらすソフトクリーム」400円に決定。

思っていたよりずっと濃厚なクリームのコクと

甘じょっぱい不思議な味わいのソフトクリームは

ボリューム満点でなかなかのおいしさ。

しらすの存在はさほど気になることなくいい塩梅の塩気で食べ終えた。

 

写真は うろうろしているうちに だいぶ溶けてしまったようだ。

 

 

レストランでは 名物の生シラスは入荷がなくお休みになっていたが

ちょっと遠いけれど、また来てあれこれ食べたい魅力ある品ぞろえだった。

そうして、お土産にはおすすめされた

福島県産ももを使った「桃ポテトチップ」と

「ピーナッツ海苔」を買って帰った。

見た目は普通のポテチだが

袋を開けると桃の香りがほんのりとたちあがり

食べ進めると噛むほどに桃の味わいがお口の中に拡がる・・・

上品な味わいと珍しさでお勧めです。

 

まちのパン屋さん ほのかパン / 浪江駅
 
昼総合点★★★☆☆ 3.2

 

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ラ・クロンヌ・ドル

2024-09-11 | 美味しかったぁ~

映画を観終えて、木町から新寺まで熱射の街を移動

もう汗だくです。

お久しぶりの「ラ・クロンヌ・ドル」のランチ

日替わりのパスタランチはエビのペペロンチーノになっていました。

まだ12時にはなっていませんが、女性のおひとりさまがちらほら

さすが人気店です。

こちらもおひとり様なので

大きなテーブル席に相席との事でしたが

パネルもあり、既に座っていた方がまったく気になりません。

 

ペペロンチーノとお紅茶、デザートをお願いしました。

200円で付けられるデザートのケーキは4,5種類はあったでしょうか・・

写真が小さくてよくわからなかったけれど、

ピンク色めいて目立っていたラパンをお願いしました。

ほどなくしてお野菜がたっぷり添えられたエビのペペロンチーノが

エビのほかにはシメジと玉ねぎが入っていました。

添えられたサラダはベビーリーフとトマト、そうしてたっぷりの水菜

ほとんどニンニクの風味はない軽い感じの味わいで

しっかりアルデンテのパスタがいい感じです。

 

ケーキは甘酸っぱいラズベリーのケーキ

暑い夏には程よい酸味のケーキです。

上にのっていた大きなくっきりとした色合いのラズベリーが

お口に入れるととろけてゴワゴワと種っぽい物だけが残って

なんの味わいもなかったのがとっても残念

見かけはよかったのに・・・

 

そして、お紅茶はディンブラでした。

こちらはいつも美しい色合いにおいしく淹れて下さるので

おいしくいただけます。

程よく渋みがあって、紅茶らしいコクがしっかりしているので

ミルクティにしてもいいかもしれません。

酸味と渋みとで夏らしいデザートになりました。

 

それにしてもケーキの写真が外されて、どんどんなくなってきているみたい

プレートランチも売り切れになっていました。

 

暑さが落ち着いたら

友人たちと美味しいケーキでゆったりお茶したいお店です。

 

 

ラ・クロンヌ・ドルカフェ / 五橋駅宮城野通駅仙台駅
 
昼総合点★★★☆☆ 3.3

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「僕の家族と祖国の戦争」

2024-09-11 | 映画のお話

デンマーク映画 「僕の家族と祖国の戦争」

原題は「Befrielsen」

デンマーク語で「解放」らしいけど・・・

 

第2次世界大戦 終戦間際、ナチス占領下のデンマークで

ドイツ難民の受け入れを命令された大学学長とその家族の物語だ。

息子セアンの過激な体験と動揺、12歳の少年らしい心の動きが

時には振り切るように進んでいくのがとても悲しく、そして恐ろしくもある作品だった。

 

ナチス占領下になった国々の フランス人たちの無言の抵抗や

サウンドオブミュージックでのオーストリアからスイスへ逃れる山越えのシーンを思い起こす。

戦火を免れたドイツ人難民は数百人で学校側は場所だけ、

体育館だけを提供するはずだったが

列車が到着すると難民は500人を超えていたのだ。

さらにナチス軍は管理はおろか、食料の配給さえしなかった。

人々は飢え、感染症が蔓延して子供や高齢者の死体が増えてゆく。

その光景を目の当たりにした家族のとった行動が

街の人々に疎まれ、命の危険にさらされてゆく。

 

子どもたちのレジスタンとナチスに分かれての戦争ごっこは

どんどん残酷になっていく。

ナチス側にさせられて木に縛り付けられ、

ズボンや下着を脱がされたセアン

助けを呼ぶ声を聞きつけて

ドイツ難民の少女ギセラは自分の上着を渡そうとする。

セアンの母に助けられたとはいえ、そんな孤児のギセラの優しさに救われた・・・

 

父や母、身近な大人たちの行動や葛藤を背景に

セアンの変わりようが心に残る。

こんないつどうなるのかわからない中で

彼らが決意を固めた頃、

大人たちのかすかな良心がかいま見られ

死の淵にいたギセラが快方に向かう様子にほっとする。

 

いちばん大切なものは何なのか、

自分だけならまだしも 家族も守らなければならない

街を出る最後のシーン

家族4人が堂々とすがすがしい表情で歩くシーン

これから何が待ち受けているのか・・・

だが、自分たちが人として正しいことをしたことに

みじんの悔いはないという

そんな晴れ晴れとした、不安を感じさせない顔つきが頼もしかった。

 

きっといいことがありますようにという思いで

並んで歩く家族を見詰めながら観終えた。

そうしていつの間にか目が濡れていた

戦争は本当に嫌だ。

絶対に嫌だ。

 

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虹が出ていました

2024-09-11 | きょうのできごと

午後、嫌なことがあって、

部屋に戻ると、

雨音がしているのに気づいて 窓の外に目を向けました。

虹がかかっていました。

最初は小さな虹だと思いこんでいたのですが

窓から顔を出すようにして見渡すと

長くつながっていました。

こんな大きな虹を見たのは久しぶりです。

よどんでいた気持ちが少し晴れました。

 

昔々、お向かいの県警本部に

くっきりと大きな大きな虹がかかっていた光景を思い出しました。

合庁には5年ほどいましたが、2回、そんな素敵な虹を見たのでした。

 

自分にとってはごく普通でも、相手にとってはそうではないことが

あぶりだされてくるようなこの頃、

穏やかに暮らすことはほんとうに難しいですね。

なかなかこころが休まりません。

そんなことを思いながら

また空を見ると、もう虹は消えていました。

つかの間の希望を見た思いでした。

 

 

 

 

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「道の駅なみえ」のおいしいもの カレーと焼きそば

2024-09-10 | 美味しかったぁ~

あの頃とあんまり変わっていない町の様子をみながら

やがてバスは「道の駅なみえ」に着いた。

各自、昼食を食べることになっている。

バスの中で付き添いの福島の方にご紹介いただいたのは

「やきそば」と「カレー」

「浪江やきそば」は名前も聞き覚えがあって、うどんと見まがうような極太麺が特徴らしい。

たっぷりのもやしと豚肉が濃厚ソースで味付けられて食べ応え十分とのこと

そうして驚いたのは「カレー」だ。

2004年からサッカー男子日本代表のシェフを務め、

ワールドカップなど200回以上の海外遠征試合に同行し食事を提供してきた

西芳照シェフが何んと先月8/13日に「道の駅なみえ」の総料理長に就任して

選手に作っていたカレーを出しているというのだ。

その名は「代表カレー」

選手たちが試合当日に食べたのがこのカレーだそうだから・・・

ついこの間のパリ五輪でも「なでしこジャパン」に同行したばかり

というシェフのカレーが食べれるなんて・・・と思ったのは

私だけではないようで

平日だというのに、フードコートはものすごい行列でまたまたびっくり。

個室を予約してくれていたのでゆっくり食べることができた。

とにかくおいしい。ご飯を普通にしたのでちょっと多いかなと思ったが

こんなにおいしいならカレーもごはんも大盛りにすればよかったと思ったほどだ。

スープカレーでもスパイスカレーでもない

ごく普通の懐かしいカレーなのだが、文句のつけようがない味わい

久しぶりにほんとうにおいしいカレーと出会えた気分。

やっぱり私はこういうカレーが好きなのだとあらためて思った。

写真は友人と交換した焼きそばがひとくちのせてある。

 

レストラン かなで食堂 / 浪江駅
 
昼総合点★★★☆☆ 3.1

 

 

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久しぶりの双葉町、東日本大震災・原子力災害伝承館にて

2024-09-09 | きょうのできごと

もう10年近くたつでしょうか・・・

バスの中で激しく線量計の音が鳴り響いていたのを思い出します。

バリケードがあり入れないようになっていたこと

家々は崩れ落ち、田んぼや畑は雑草が生い茂って雑木林のようになっていたこと

そうして、そちこちに土が入った黒い袋(フレコンバッグ)がありました。

行き場がなく、そのまま置かれていたのです。

 

久しぶりの双葉町、浪江方面

あの頃荒れ果てた家のほとんどはもうなくなっていたのかもしれません。

ただフレコンバックはほとんど見かけませんでした。

以前はなかった東日本大震災・原子力災害 伝承館が建ち

シアターや展示物を見てまわりました。

一番心に残ったのは語り部の講話です。

見学の時間も限られていて、迷っていたのですが、

「途中退席でも構いませんから」との案内人のお声がけで

思い切って中に入りました。

女性の方が、ご自身の体験を話されていました。

語りかける生の声が一番身体に沁み込むような気がしました。

「カンカンカン」と響く拍子木が鳴り、紙芝居が始まります。

おばあさんと家族のお話でした。

震災がなければ、いえ、原子力災害がなければ・・・

こんなことにはならなかったはずなのです。

途中で「ふるさと」を一緒に歌ってくださいと言われていました。

その時が来て、歌っていると

紙芝居の奥に引っ込んで歌う、語り部の女性の顔がずうっと歪んでいて

私たちも涙がこみ上げてきました。

紙芝居が終わって、早々に失礼しましたが

是非にと勧められていた

隣の4階建ての双葉町産業交流センターの屋上に行きました。

一般の方も無料で入れ、屋上からは周辺の双葉町の様子が見られるのです。

双葉町交流館の屋上から原発は見えませんでしたが

あいにくの曇天のなか、一時置き場ははるかに見えたような気がしました。

まだまだあちこちの道や家の門前には進入禁止のゲートがあって

あんまりかわっていない感じがしました。


人口130人の町、移住者が70人を占めるそうです・・・

つい最近までは100人だったとか・・・

途中

バスから見えた黒い復興住宅が

何だか黒い群れのように見えました。

案内の方が他県の生協の方に「どうして黒いのか」と聞かれたそうです。

隣の席の方が

最近、新築の知り合いの家を訪れたそうで

その家も黒色で、黒は最近の流行らしいのです・・・

でも私には

黒い住宅群はちょっと異様に映りました。

何だか寂しい感じがしました。

ここが原発に侵された双葉町でなかったのなら

きっとおしゃれな住宅だと思ったことでしょう

飛鳥の斑鳩の街のように・・・

新しい住宅で

快適に暮らしていらっしゃるようならそれでいいのです。

そうして

いつか、心の底から素敵な復興住宅だわと思える日が来ると

いいなあと思っています。

 

 

 

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