ぽぉぽぉたんのお部屋

季節の移ろい、道ばたの草花、美味しい食べ物、映画や友人のこと、想いがいっぱいの毎日をお話します

「ふきのとう」

2010-02-16 | 草花のささやき
ふきのとうをいただいた。

何気なく「ふきのとういらない?」と言われたので
「えっ!?どこに・・・」と台所を見まわしたが見当たらない。
目の前のテーブルの上の布巾をめくると
たくさんのふきのとうがかごいっぱいにのっていた。

まるで手品のように、春の使者が現れたような思いで
お言葉に甘えていただいてきた。

どんなにか香りがするのだろうと袋いっぱいのふきのとうに
鼻を突っ込んでクンクンしてみたがあの香りがなかった。

朝早く摘んだとおっしゃっていたので
もう香りがとんでしまったのかしら・・・
春の香りはこんなにもはかないのかと残念な気がした。

さっと水洗いし、茶色に変色した外葉を少し摘まんでいると
あの独特の苦い若い香りが漂ってきた。

先日新聞で、野草園のふきのとうが
雪の中からぽっかり顔を出した写真を見て
「あら今年は早いこと」という思いと
「いいなあ~」という思いが混じり合った。

わが家のまわりにはふきのとうはまだ見かけないし、そんな環境でもない。

ふきのとうは私にとっていちばんの春の使者。
このにが若い香りと味わいが何とも言えず好きなのだ。

早速天ぷらとふきのとう味噌を作って食卓にのせた。

口の中で拡がる春の香りに小さなしあわせが一瞬ふわっと漂って消えた。
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「記念金貨」

2010-02-10 | きょうのできごと
夫の宝物が増えてごちゃごちゃしてきたので声をかけたのが始まりだった。
去年買ったご在位20年記念硬貨は
封筒に入ったままではどこかになくしてしまいそうな気がしたから・・・
サイドボードから記念のコイン類が入った箱を出して、
この中に入れてくださいねと手渡した。
もちろんそれを入れるだけでは済まない事はわかっていた。

こんな5百円硬貨があったんだ。
年ごとの造幣局の硬貨シートもたくさん入っている。
旧札の一万円、五千円がなつかしい。
五百円だってあると見ていたが、
「昭和天皇のご在位50年だったか、確か十万円金貨と五万円銀貨?があったはず」
ということになった。
そういえばと、ぴかぴかの金貨を見た記憶がよみがえってきた。
ほかにもいろいろあったから記念硬貨だけで、
ひと財産かも・・・などと思ったこともあったっけ。

ない、ない、どうしてここにないのかしら。
高価なものだけ、別のところにしまったか、
どたばたと引っ越しの時にどこかに紛れてしまったのか。
ゆったり過ごすはずの一日は
あちこち探し回ってほこりまみれになり、
どうでもいいものばかり出てきて嫌になる。

高価な硬貨を眺めては、ほくそ笑んだ記憶は確かにあるが
それをどのようにしたのか全く記憶がない。
もう20年も前のことだからといいわけもできない。

管理が悪いのは私の責任だし、義父からのプレゼントだったから
憂鬱になってくる~

春の兆しがいっぺんに吹きとんで、
どうしたものかと思案に暮れる・・・

記憶は戻らず、あちこちひっくり返してみても、出てくる気配はない。
もう、あてはなく、
お母さんが大事なものどこにしまうか、覚えてない?!と
娘に聞く始末

記念硬貨といえどお金なのにどうしてこうなっちゃうんだろう・・
コメント (3)
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