ふきのとうをいただいた。
何気なく「ふきのとういらない?」と言われたので
「えっ!?どこに・・・」と台所を見まわしたが見当たらない。
目の前のテーブルの上の布巾をめくると
たくさんのふきのとうがかごいっぱいにのっていた。
まるで手品のように、春の使者が現れたような思いで
お言葉に甘えていただいてきた。
どんなにか香りがするのだろうと袋いっぱいのふきのとうに
鼻を突っ込んでクンクンしてみたがあの香りがなかった。
朝早く摘んだとおっしゃっていたので
もう香りがとんでしまったのかしら・・・
春の香りはこんなにもはかないのかと残念な気がした。
さっと水洗いし、茶色に変色した外葉を少し摘まんでいると
あの独特の苦い若い香りが漂ってきた。
先日新聞で、野草園のふきのとうが
雪の中からぽっかり顔を出した写真を見て
「あら今年は早いこと」という思いと
「いいなあ~」という思いが混じり合った。
わが家のまわりにはふきのとうはまだ見かけないし、そんな環境でもない。
ふきのとうは私にとっていちばんの春の使者。
このにが若い香りと味わいが何とも言えず好きなのだ。
早速天ぷらとふきのとう味噌を作って食卓にのせた。
口の中で拡がる春の香りに小さなしあわせが一瞬ふわっと漂って消えた。
何気なく「ふきのとういらない?」と言われたので
「えっ!?どこに・・・」と台所を見まわしたが見当たらない。
目の前のテーブルの上の布巾をめくると
たくさんのふきのとうがかごいっぱいにのっていた。
まるで手品のように、春の使者が現れたような思いで
お言葉に甘えていただいてきた。
どんなにか香りがするのだろうと袋いっぱいのふきのとうに
鼻を突っ込んでクンクンしてみたがあの香りがなかった。
朝早く摘んだとおっしゃっていたので
もう香りがとんでしまったのかしら・・・
春の香りはこんなにもはかないのかと残念な気がした。
さっと水洗いし、茶色に変色した外葉を少し摘まんでいると
あの独特の苦い若い香りが漂ってきた。
先日新聞で、野草園のふきのとうが
雪の中からぽっかり顔を出した写真を見て
「あら今年は早いこと」という思いと
「いいなあ~」という思いが混じり合った。
わが家のまわりにはふきのとうはまだ見かけないし、そんな環境でもない。
ふきのとうは私にとっていちばんの春の使者。
このにが若い香りと味わいが何とも言えず好きなのだ。
早速天ぷらとふきのとう味噌を作って食卓にのせた。
口の中で拡がる春の香りに小さなしあわせが一瞬ふわっと漂って消えた。