ぽぉぽぉたんのお部屋

季節の移ろい、道ばたの草花、美味しい食べ物、映画や友人のこと、想いがいっぱいの毎日をお話します

「オクトーバー フェスト2012」

2012-09-22 | 美味しかったぁ~
9月になってからの連日30度越えで
真夏日の記録を更新し続けていた

いつになったらこの暑さはと思っていたが

30度を切るようになって3日目の今日
それらがまるでずっと昔のことのような風の涼しさ

例年ならとっくに彼岸花が咲き
金木犀も香っている頃なのにね


恒例のビール祭りに出かけた
昨日の雨も落ち着いて
すっかり秋晴れの空

お目当てのオイスタースタウトを
じっくり飲むと
他のビールは何だか物足りない

ドイツ最北端の醸造所フレンスブルガーの
ヴァイツエン

もう一回いわて蔵ビールの
4倍のホップを使っているという苦み満点の
インディアンペールエール

ビール派ではないので
いっしょに冷えている清酒が気になる

昼間からおおっぴらにみんなでビールを飲み
ドイツの民族音楽に手拍子して
何て平和なんだろう

でも来月の一日はデモ行進しますよ
おおっぴらに車道を声を上げながら歩けるのは
結構気持ちがいいものなんです




コメント (2)
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「少年は残酷な弓を射る」

2012-09-08 | 映画のお話
予告編で観た少年役(息子)のエズラ・ミラーにひとめぼれ!

彼の表情や雰囲気がアンニュイで挑発的で
とてつもなく魅力的だったのでこの作品は外せなかった。

エバァが自由奔放に生きていた頃のトマト祭り
つぶれたトマトと男たちにまみれ、一面の赤の場面から始まる
時々の血の場面、
家の壁と車にぶちまけられたペンキの赤

そうして、風に揺れる白いカーテンは
うたたねしているような彼女の意識の中と
現実の世界の間に漂っているかのようだ


どうしてもなつかない息子に
さんざん苦しめられ、

女生徒を殺したばかりか、夫も娘も殺され
自分のスキルも人生も真っ向から壊されていったのに
彼女が死を選ばないのが最初は不思議なくらいだった

でも彼女は決して逃げない
不安な母親だったはずなのに
事件があってからは
責任を全うしようとする強い母親になっていく

でも、息子を持つ母親としてはよくわかるような気がするのだ

ときどきの自分と重ね合わせて色々なことがあったことを思い出す
ある意味、母親にとって息子は特別な存在なのかもしれない
いつまでも目を離せない。
自ら命を絶つことはできない

死ぬまでずっとずっと息子の母親をしていくのだろう



原題「WE NEED TO TALK ABOUT KEVIN」
(私たちはケヴィンについて話す必要がある)だが
日本語タイトルはそのものズバリすぎるのではと批判もあるようだ。

が、ミステリーととらえればそうなのかもしれないが
私にはそんなことはどうでもいい感じ

ケビィンの母を生き地獄に陥れるさまざまの行動は
憎しみではなく、これは彼なりの愛情なのだと思う
母の気を惹くためにどんどん深みに入ってしまったが・・・
母に甘えるように唯一読んでもらっていた「ロビン・フッド」の絵本・・・

愛情表現が普通にできなかった母と息子の
再生をほのめかせて最後は正直ほっとした。

エンディングで毅然としていた母は
やっとそのことに気づいたのかもしれない



エズラ・ミラーは「クィア」発言で、ちまたでは話題になっているようだが、
何より若いし、これからが楽しみな俳優
(ケビィン役の他の2人の子役の演技力にも驚いたが)

 
映画化は難しいと言われた英国オレンジ賞(女流作家の最高賞だという)の受賞作
ベストセラーだったとか・・・
映画を先に観てしまったのだが、是非原作を読んでみたい。




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