「ビストロ アンセルクル」 BISTROT UN CERCLE g

去年の秋ごろからとても気になっていたお店。

いつものように公園を通り過ぎたら、
メニューが出ていて、フレンチのビストロらしい
が、二階なので雰囲気がわからない・・・
そうして通る頃はたいてい13時過ぎ
見るとランチは13時半までとなっている・・・

何度かそんなことを繰り返してやっと機会に恵まれた

シンプルでモダンな感じの店内

予約をして訪れたがお盆のためかずっと私たちで独占
端に座っているのがもったいないような気分だが
クッションが心地よい

とうもろこしのポタージュが何とも甘く
デミタスカップでの登場だったが
もうちょっとだけ大きいカップにしてほしいなあと思ってしまう

ならワインで乾杯しよう
グラスワインも泡や赤、白とボトルを出してきて
説明していただけたので
選びやすかった

赤はちょっとおもしろい味わい
それなりにスパイシーさもあるし
白も美味しかったし

いくつかあったうちから選んだ前菜は
ホタテのタルタルがあっさりしていて夏にぴったりだ
もう一つのお肉のパテもボリュームがあって
お野菜もたっぷり　どうぞと言われたカラシもたっぷり添えよう



もも肉のコンフィーは皮パリパリで
中はジューシーの家ではできない仕上がり
ナイフとフォークでも充分きれいに食べられる焼き具合に感謝です。



鯛のポワレも香ばしく
周りにたくさんの夏野菜が散りばめられていて
いろいろな旬を堪能できた



ロゼワインに漬けこんだような
桃のコンポートが実にワイルドでびっくり
お皿にぶかぶか浮いているようで
こじゃれたグラスじゃないところがいいのかも



そして締めのコーヒーがおいしい
蒸し暑いのでアイスにしようかと迷ったのだが
ホットで正解だった
数年に一度しか入れないようなお砂糖も
ちょっと入れて味を楽しみたくなるような深いコクが嬉しい

思っていたよりずっとボリュームがあり
ワインも美味しく
ビストロらしさを満喫できた。

パンは好みの物ではなかったけれど
それぞれの料理のソースを含ませて
最後まで食べられたからお皿はきれいなものだ


今度は友人たちを連れて来れたらいいなあ

しっとりと大人のフレンチを
また楽しみたい

ビストロ アンセルクル （ビストロ / 勾当台公園駅、広瀬通駅、あおば通駅）

昼総合点★★★★☆ 4.0

「 堕ちた たまご 」

日曜日、買い物から帰ってきて少しした頃からだろうか
納戸と化した部屋の空気が違う。

マイバスケットのあたりが何だか嫌な感じがする。

嫌な感じが変なにおいだと気付いてから
においが気になって仕方がない。

クンクンとやってみるが
何だか違う

今まで体験したことのないような不思議なにおいだ

初めはマイバスケットのあたりと思いこんでいたが
次第に拡散してきたのか、それとも違う場所なのか
気になりだして2日目、
少し強く臭った場所があった。

自分の目線より少し高いところにあったので気付かなかったが
端の1個に黒い線のようなものがいくつか付いている

（これは何だ）とばかりに台所に持って行って
パックを開け
不思議な卵をとりだす

近づけて調べようと思った瞬間だった
不意に手が滑ってあっという間に下降してゆく・・・

瞬間はいつもスローモーション

あわてて手を差し伸べれば受け止められたかも　といつも思うのだ。


落ちた卵から広がったのはどす黒い液体
白身もはねて嫌なにおいがあちこちに飛び散ってゆく


汚物は広がり、あたふたと掃除する羽目になったのは
この暑さを
怠ける口実にしていたしっぺ返し

堕ちたたまごのような自分の堕ちた姿を
見た思いで我にかえったのだ

「ニンジンの花」

5月ごろから実家の窓辺にどんどんと茎がのびて花をつけた。

こじゃれたレースフラワーのような花が素敵だ。

6月になってだんだんと大きくなった花も出てきて、次々と咲いている。

おしゃれなレースフラワーのはずがお化けレースになってきている。

でもちょっと違うのは丸いこと。。。

　


母に聞くと「いたずらで植えたニンジンだよ」との返事。

ニンジンの花など見たことがなかった。

葉っぱは知っている。

葉っぱ付きニンジンが売っているとつい買ってしまう
そうして栄養価の高い葉っぱ料理を試みるが
結構固くて苦戦するのだ

　　　　　


野菜の花は意外に美しい
見たことがないせいか新鮮な驚きがある