■門前薬局KOZOH■

管理人は某クリニック門前薬局の事務15年め。
『門前の小僧』のしったかぶり日記です。2009年登録販売者資格取得。

魔の8月返戻

2010-12-04 | 管理人の日記

本日はレセプトで残業・・・という日に、よもやまさか

 こんな大量の返戻が返ってくるなんて・・・

返ってきたのは8月分。今回に限らず、8月というのは

他の月に比べても「おひさしぶり患者さん」がドドっと押し寄せる季節なので、
ケアレスミスなど起こしがち。

・・・に、したって、酷い38件って・・・史上初です。

レセプトの「返戻」をあまりよくご存知のない方のために分かりやすく言うと、

パン屋さんが1000個パンを作って、

うち30個に異物が混入してた(商品価値ゼロ)

という状況に近い、かも。単純に「百分の3」と考えて、それを多いとみるか少ないとみるか。
・・・って、めちゃめちゃ多いですよ

1個200円のパンとして、ホントなら6万円入ってくるところが30個返品で6000円の損、と
書くとあまり大した問題じゃなさそーな話ですが、レセプトの返戻は万単位・・・

当店としては、ちょっと忌々しき事態なのです。

「見直し作業を怠ったからだ」というご指摘もおありでしょう全くその通りです。
先月、先々月の返戻(5月、6月、7月分)が怖ろしい量だったために、
9月からは仕事の合間をぬって、見直し作業をするようになりました。

なので9月分の返戻は減って然るべき!!とは思ってるのですが・・・。

そうそう。多いのか少ないかの比較で「モカハラ雇用前」がどれくらいだったかというと
だいたい月に3~5枚。多くて8枚くらい。10枚返ってきたら、顔の血の気が引いてました

なので、ここまで酷いと辞めてしまったHaraのミスを疑うしかないのだけど、
(※Haraから妊娠を聞いてからは、ほとんど彼女に打たせていたので)
まぁ、処方箋の下に書く日付の“筆跡”からだと、HaraとMocaの半々、ってとこか
(※あ。なにげに自慢してるよーですが(笑)KOZOHのミスは1件もなかったのです

いまさら、ね。誰が犯人って言ってもしょうがない。
暑い、しんどい、めんどくさいからって、見直しを怠った私が悪いんですもの。

ただ。

ぶっちゃけ本音トーク炸裂で愚痴らせていただくならば!

「慣れ」によるミスという性質の返戻じゃないのが腹立たしい!

あれだけ、あーれーだーけ、口をスッパくして「割合を見ろ」「福祉番号を見ろ」
「久しぶりの患者さんは、保険番号が変更になってる場合が多いから気をつけて」
と言っておいたのに、そしてことあるごとに注意したのに、どーして

見るからに違う(国保←→社保)のが素通りなんだ。割合も、うっかり見落としたにしても

1ヶ月に38件も見落とされてたまるかい。

妊婦さんにそんな注意力を要する(というほどでもない)仕事をお願いしたのがイカンかったのか。
Mocaは・・・ちゃんと「見てる」んだろうか。
テンパると1ケタの暗算もできないのと同じで、焦ると画面が見えてないとかなのかな。

それにね・・・「あれほど言ったのに」シリーズがまだありまして

あれほど「負担割合は手入力で修正してはいけない」

言っておいたのに・・・今日、集計かけて初めて気がつきましたよ・・・

あのとき・・・憶えてる。あのとき「?」と思ったんだよ。

この人の保険って、普通でいいんですよね?」と聞いてきたので、

?普通、って?」と聞き返し

処方箋に1割って書いてあったら、1割ですよね?」とまた言うので

??ま、あ、そうでしょ?」と答えておいた。

そして今日、その「普通」の意味がわかった。保険を「追加」せずに3割負担の保険を
「10%」に直して入力してた。
レセプトがあまりわからない方には面白くない話が続いているけれど、これまた例えるなら

うっかり彼氏の「爽健美茶」を飲んでしまい
自分ちで沸かした麦茶を詰めて知らん顔してた

ようなもん・・・とは違うか(笑)でも「パッと見は、お茶」という意味では、その例は近い。
保険番号もあってるし、割合も合ってる。・・・でも最終的にはエラーが出る、という・・・
これは見直したとしても、見抜けなかったかも。はぁ。。。

あ。最近になって調剤事務を始めた方は、もう「紙レセの綴じ方」をご存じないかもね
8年くらい前までは、何千枚という紙の束を提出するにあたり、紐で綴じてたんですよ?

返戻がクリップで留められないくらい分厚かったりした場合は応用してみてください。
(・・・こんだけ返戻ある薬局もないだろーけどさー

まず、紙返戻の左上端に  ひとつ、紐が通るようにパンチで穴を開けます。
 まず、一重。続いて  二重めを通す。
 これが完成形。全国共通ではないかもしれないけど・・・。

で、これが国保・社保・広域連合、全部あわせて38件もあった場合は

 こんな分厚さになります・・・泣ける。

うちではHaraが「そのタイプ」ではあったけれど、アナタがその職場の「新人さん」で
私はいつまでたっても仕事ができないグズでノロマな亀・・・」と悩み、落ち込み、
それがまた新たなミスを生む・・・という悪循環に陥っているのならば、

緊張し続ければいい

と、私は思う。うまい言葉が見つからなくて申し訳ないのだけれど、仕事に対して緊張感を
ず~~~~っと張り詰めていたら、ミスは軽減します。
なかには「緊張しすぎて、なにも聞いてませんでした」というMocaタイプが居ることは
重々わかってはいるけれど、モカハラを見て(そして大量のミスを見て)思ったのは

仕事に慣れるより“馴れる”ほうを優先したバチだと思う。

※最後は私にミスの後片付けが待ってるのだから、バチだとは言い難いが・・・

私はほかの職場の新人さんを知らないのでなんとも言えないけど、聞こえてくるかぎりで

「いきなり、いっちょまえ」

を目指しすぎなんだと思う。若い頃にアリガチっちゃーアリガチだけどね(笑)
そんな、いきなり初めての仕事でシノハラやヨネクラみたいになれますか、ての。

あとね。「主婦歴●年、子どもも手を離れたので仕事したいと思いまして」という方。

自分は18歳の新人よりもタチが悪い

ということを自覚しないといけない。キツイようだけども、それくらい
「主婦歴●年」のブランクは、アナタを「使えない人」にしてしまったと考えていい。
「やっちゃったエヘ」と言って赦されるのは、顔の可愛さやキャラではなく、若さの特権です。

歳をとればとるほど、ブランクがあればあるほど、謙虚なほうがカッコイイと私は思う。

もちろん「お茶汲み」や「電話応対」が主な業務で、「昔はこの茶柱で何人もの男をオトシタもんよ
というキネヅカがあるなら、それもまたヨシ。素晴らしい長所です。大事にしてください。

でも、新しい職場でいきなり「課長と親しくなって仕事を任せられた」とか「今度、
お得意様の大事な接待に同行することになっちゃった」などとアナタが浮かれているウラで、
「新人としての仕事」を期待し、全うして欲しい人たちがアナタの分の雑務を処理しきれずに
血ヘドを吐いているのです。

若い人とは話が合わないのよね~」なんて、年輩の課長だか部長にコビてる場合ではない。
トップと仲良くなれば、居易くなるかもしれないけれど、それは「逃げ」です。

緊張して緊張して緊張して覚えて褒められてミスして怒られて緊張して・・・としてるうちに

なんだ。そんなに緊張するよーな場面じゃないじゃん」

という時が絶対来る。早い人なら数日、遅い人でも半年後には必ず。半年でこなければ、1年後には。
それでもまだ緊張するなら、そこはアナタの職場じゃない、ってことで。

おっと、さっきまでリカちゃんと話してた話がヌケなくて白熱しちゃったわ
働くおかあさん、お気を悪くされませんように。


Mocaに対する違和感、第二弾。それは

「勤続年数だけ、いっちょまえ」になってしまったこと。

最近、私Mocaの扱い(?)が難しくなってきています。
自己分析大好き。カラダは中年、心は思春期。またいろいろ書きますが、
とりあえずお風呂入ってきます



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