■門前薬局KOZOH■

管理人は某クリニック門前薬局の事務15年め。
『門前の小僧』のしったかぶり日記です。2009年登録販売者資格取得。

チチの入院記録【番外編】

2015-04-05 | 御私事(おしごと)

写真の整理。
チチの入院してた病棟。

移動式レントゲン機。
ハハが骨折して入院した病院には無かった。これさえあれば
痛くて起き上がったり、硬いベッドに寝転んだりすることが
ないんだもんねぇ。素晴らしい

今回チチがお世話になった日赤は、実はKOZOHには馴染み深い病院。

自分が生まれて、物心つくまで診察に通いつめた(超絶難産だった上に
交換輸血までしちゃった華々しい出生だったためいろいろ検査があった)
病院であるというのもあるけど、そこは自分の記憶には薄く、
むしろハハの入院のほうが印象に残っている。

ハハは私が小学3年のときに糖尿病1型を発症。
当時は糖尿病というものの認知度が低く、ハハが自分で注射器に
インスリンを吸いだして注射するという行為を見たときは
少なからずショックでした。すぐ慣れましたけどね(笑)

そこから糖尿病性白内障も起こり、食事療法がなかなかうまくいかず
(薬もいまほどは選択肢がなかったんだろうなぁ)
私が小学6年になるまでは1年に1回ペースで数ヶ月の入院をしてた。

で、私はというと小学校でわりと悲惨なイジメを体験している時期と
重なり、ハハが入院しているのをいいことに(?)すんなり登校拒否に。
(チチもアニも朝7時には家を出てくからバレなかった)
私が割り算が苦手なのは、どう考えてもこの登校拒否が原因(笑)

で、家に居続けてると担任が来るとヤバイので、昼前には自宅を出発し、
学校に行ってないのがバレないように学校が終わる時間を見計らって
この日赤にハハに会いに来てた。

その間にウロウロしてた(今思えばよく補導されなかったなぁ・・・)
のが、日赤近くの商店街。今は錆びれちゃってるけど、昔はココに来れば
なんでも揃う!くらい活気のある商店街で、本当によくお世話になりました。

退院後もハハの通院にもよくついて行ってたので
診察が終わったあとによく行くお店もあって
経営者は変わったのだけど店の位置は変わってない
うどん屋さん。

実は一度つぶれて、そのあとに入ったパン屋さんでKOZOHは
高校時代にアルバイトして、そのパン屋さんもつぶれて、また
このお店が再建したというイワクつき(?)です。

行ったのは14時。従業員さんが寛ぎまくっているところに
入ってって軽く気まずい雰囲気が流れたものの、気を取り直して注文。

きつねうどん ください。

あー、今日はもう、きつねとたぬき、どっちも売り切れで・・・

あ。そうなんですか。じゃー・・・木の葉うどn

えーっと、今日はもう、うどんが売り切れで・・・

・・・・あの、もしかして、閉店してました?

いや、その他ならできますけど・・・

じゃあ・・
にしん蕎麦で。

うどんを欲していながら食べる蕎麦というのは、ものすごく味気ないもんです

食べ終わって、長居する気にもなれなかったのでそそくさとお勘定して外へ。
そこで見たものに、私は衝撃を受けた。

 ちょ、待って。
メニューにラーメンって無かったですけど?!
いや、そうじゃない。うどん屋だけど、うどんが無くて・・・
明らかに店名とか「うどん」を意識しまくりな店名で
たしか箸袋にも「うどん・そば専門店」とかなんとか・・・

嗚呼、また思い出の店がひとつなくなる予感・・・。

あとはハハがよく連れてってくれた
 
駅前の喫茶店。
かれこれ25年は来てないのに、当時とほとんど変わってない。
ニヒルなイケメンだったマスターが、ニヒルなおじいさんになっているだけ。
それがまたこの店に馴染んでることこの上ない。

当時は苦くてコーヒーが飲めなかったので
今、こうしてオトナになって同じ店でコーヒー飲んでるのが、なんだか夢のよう。
このお店はサンドイッチが不思議に美味しい。
全然特別な感じじゃないのに、ものすごく美味しいんです。それも変わってなかった。

イロイロ書くとKOZOHの所在地がバレてしまいそうなんですが
もういっこだけ。

KOZOHが小さい頃は、まとめ買いするとなると電車で数駅の
西友に行くしかなかったわけですが、その西友がこのたび閉店するとのこと。
この西友には思い出がいっぱいいっぱいあって、
迷子で呼び出されたこともあるし、サイフを擦られたこともあるし、
今はもう無いけど地下で売ってたたこ焼きが美味しかった(笑)


私の「エスカレーターデビュー」も、ここ。
未だに覚えてます。
私は結構大きくなるまで一人でエスカレーターに乗れなくて
いつも誰かの手を必要としていて「せーの☆」がないと
一歩が踏み出せなかったのです。
(※そしてこれは大縄跳びに入れないというものに通じてゆく)
それがある日、ハハとタイミングがあわず、ハハだけが乗って
行ってしまった・・・!!

当然、ギャン泣きです(笑)

そしてそのギャン泣きは当然叱られ、
「エスカレーターくらい、一人で乗りなさい!!」と言われ
「一人で乗れへんもん!!だって・・・だって・・・」

(*゜ェ゜)あれ。なんで一人で乗れないんだっけ?

と、そのとき気づいて、一人で乗れるようになりました(実話・笑)

ちょっと感慨深かったりして(笑)

写真はまだまだいっぱい撮り貯めたものが・・・
お風呂入って、起きてたらまた更新します。


チチの入院記録【3】

2015-04-05 | 御私事(おしごと)

チチは退院してから、入院前となんら変わらぬ生活をしており、
心不全には高血圧はヨロシくないのだけれど、塩分を控えている
様子も見られず。

ただ、娘として、一応チチに約束させたことがあって。

インスタント麺は、禁止。

お醤油は「かける」ではなく
「つけて」食べること。


以上。コレくらいは守れるだろうと思っての2点。

インスタント麺は「汁まで飲まないから大丈夫」というのもナシ。禁止です。
インスタント麺だけで、彼が推奨されている1日分の塩分に近い量が含まれているので
そんなに好物でなく、単に小腹を満たしたいだけだったら食べるだけ損、と説きました。

あと、「つける」という食べ方。
これは実はネットで減塩メニューを調べていたときに見つけたののウケウリ(笑)

でも、なるほどなと思いましたね。
「かける」と、かけすぎちゃうんです。
もちろん「つける」も付けすぎたら同じことだけど、
たとえばホウレンソウを、おひたしにするのではなく、一口分ずつお醤油にちょびっと
つけても、口の中でしょっぱさが感じれるくらいの味が付く。
これを尚且つポン酢とかに代えたら、もう少し減塩効果はあるものと思われ。

ただし、マヨネーズは別。
ディップすると「かける」より多い量を一口分につけてしまうから。

食い意地が張っている以上、カロリーはともかく「一日分のトータル塩分」で
考えていくようにと言ったけど、
しかしそんなチチの食事事情が、実はこの1週間
恐ろしいことになっていると、先週末にハハから聞かされ、愕然。

私は仕事で家を空けているため、ハハに言われるまで気づきもしなかったのだけど
退院してすぐに、チチは毎日のようにジュースを飲んでいる、らしい。
ちなみに私はチチがジュースを飲んでいる姿を39年間ほとんど見たことが無い。

さらに恐るべきは、なんと自分でリンゴを買ってきて
大量のジャム(=当然、大量の白砂糖入り)を鍋で作り、それを一日で
食べてしまったと言うのだ。
あと、バージョンとしては「鍋いっぱいの、甘く煮たえんどう豆」と
「甘辛く炊いた大量のオアゲさん」編も。


塩分を控えろっつったけど・・・
次は糖尿病になるよ・・・?


おそるおそるチチに問うてみたところ、

何食べても、味がせーへんのや。
甘みはなんとなくわかるけど、スッパみとか、辛味がわからん。
(※だから味のわかる甘いものを食べているのだと言っている)


とかいう予想外の返事が返ってきて二度ビックリ。

最初は「なにゼータクゆーてんの」くらいに聞き流そうと思ったのですが
やはりそこは「薬局勤め」が効を奏しました。

それって・・・味覚異常ってやつじゃ・・・?

味覚異常は薬の副作用のひとつです。
私も過去に一度だけ、味覚障害を訴えた患者さんにお会いしたことがある。
そのときの患者さんも、心疾患だった。

ちなみにこの患者さんはワーファリンで、うちのチチはエリキュース。

頻繁に起こる副作用だったかどうかは今も調べてないのでわかりませんが
薬の作用で亜鉛不足になって味覚異常が起こるって、そのとき読んだような・・・?

副作用かどうかの疑惑は、チチのこの言葉で確信に。

「今までの経験でコレを食べたらこういう味がするって先に想像があるやろ?
たとえば、いなりずしを食べたらいなりずしの味やなと思うのが“無い”ねん。
リンゴ味のものを食べてリンゴの味がせーへんねん。味が無いねん。」


アタフタヽ(゜ェ゜ ;≡; ゜ェ゜)ノアタフタ
ほ、ホンモノや。ホンマの副作用やって。コレ。

「だから」って大量のジャムを作って食べたりする行動は確実に
ソッチのほうが異常
だと私も思うけど・・・
しょうがないよ。「まとも」だったことが一度もないチチなんだもの(涙)


悩ましいところは、「究極の二択」だから。

エリキュース(心臓に血栓が出来にくくさせる薬)は、主治医の先生が言うには
「いま最もその効果に優れている薬」で、ワーファリンを抑えて第一推奨薬として
ガイドラインに載っている(らしい)。
それで味覚障害が起きたということは、第二選択肢としてワーファリンだけど
エリキュースよりは血栓ができるリスクは少し上がる(らしい)。
ワーファリンでも味覚異常が起これば、まぁ、いたしかたないみたいなところは
あるけれど。

味覚を取るか、血栓からの脳梗塞のリスクを取るか

どうですか、みなさん?
私などはチチにそこまでの愛情がなくても(ぉぃ)悩みます。
たとえば御主人が、奥さんが、ご兄弟がそれなりの年齢になり
いまのチチみたいな状況になったとして。

脳梗塞のリスクは低いが良いに決まってますが、でもこの先ずっと
・・・つまり年齢からいっても「死ぬまで」味覚がヘンなまま過ごすのは
食べること大好きなチチにとっては可哀想な気もします。

でも、でも、脳梗塞になってもしも麻痺が起こって生きることに
なったら「味覚なんて、どうでもよかったのに・・・!」と
本人も家族も可哀想なことになってしまう可能性を孕んでいる。

でね。現状の結論で言うと、チチが元の主治医(救急車呼んでくれたお医者さん)に
相談したところ、エリキュースは中止。ワーファリンもなし。
チクロジピン錠という薬を明日から2週間様子見で投与されます。

いや、コレもさぁ・・・重篤な肝障害リスクのある薬で
むしろチチが味覚のことを受け入れてくれさえすれば
私としてはエリキュースのままが良かったんだけど・・・
てゆーか、今回、肺に水が溜まったのは不運で、今まで
通りに降圧剤とバファリンと利尿剤くらいで
無理に薬増やさなくてもいいんじゃねーの・・・?(本音)


無論、私が主治医のセンセーに処方薬を指定したりなんか出来るわけないんだけどね。
これで味覚異常がなくなるのか、2週間後くらいにまたご報告します~。

チチの入院話は一応これでおしまい。
あと少し、番外編を書いときます。


チチの入院記録【2】

2015-04-05 | 御私事(おしごと)

「肺にかなり水が溜まってました」

これが今後の主治医になる先生の第一声。

先生はとてもわかりやすく説明してくださったのですが、いかんせん
私の頭では「より簡単に」要約して覚えてしまったので、ところどころ
間違っているかもしれませんが、「超簡単に言うと」。

運び込まれたときのチチの心拍数は140。
通常、健康的な平常時の脈拍が60~70とすれば、倍近いビートを刻んでいたのです。
心臓が普通は「ドックン ドックン」という動きだとすれば
チチの心臓は「ドクドクドクドク」と、いわば痙攣に近い動きをしていて
そうなると心臓はうまく血液を循環させる機能を失い、まず息切れが起こる。
ほおっておくと心臓の入口に血栓ができる。その血栓が脳に飛んでって脳梗塞が起こる。
カラダの水分調節がうまくできなくなりそんなときカラダというのは、なんとか水分を
溜め込もうとするのだそう。肺に水が溜まるというのも心不全の特徴で
そこから「足のむくみ」や「咳」にも気をつけないといけないらしい。

薬局に勤めていても、知らないことだらけです。

肺に溜まった水って肺に注射さして抜くのかな・・・などと原始的なことを考えていたら
先生が「オシッコで全部出ますよ?」と苦笑しながら教えてくれた。

なんか全然違う場所の臓器だし、肺っていやー空気の入るとこだし・・・実は
今をもって「肺に溜まった水をオシッコで出す」という仕組みがわかってません(笑)

しかし「そーゆー薬」があるんですね。スゴイな、最先端(?)医療!!

さてさて。実は、チチが入院したことがあるのはかれこれ15年ほど前の
網膜はく離以来。そのときは車で40分ほどのところにある病院で
私も薬局に勤めてスグで休みなど取れず、そもそも網膜はく離の手術のあとは
ひたすらうつ伏せで寝続けなくてはならないという試練がチチにはあったので
3日に1回くらいのお見舞いを3回ほどしただけ。
チチも元気で、ぜーんぜん手がかからなかった。

ところが。

今回チチは運びこまれたときから、鼻には酸素のチューブがつっこまれ、
腕にも立派な点滴が。尿管だけは本人がどうしてもどうしてもどうしても
イヤだとゴネたので、利尿剤も使っているためオシッコの間隔が非常に
近かったのに、毎回看護師さんに尿瓶を取りに来てもらうことになっていた。

つまり、自由に動けないわけです。

それがもー不満で不満でしょうがないチチ。
最初の3日間は非常に気が立っていて、私に対しても怒り散らしていた。

携帯電話をとってくれというので「使ったらアカン」と言っても
病院のやつらは使ってるやないか!」

あれはPHSだよ。トランシーバーみたいなもん。携帯じゃないよ。

来週は老人会(会長)と自治会(理事)の総会があるんや!全部資料持ってきて!」

そんなの私に場所ゆーてくれたら副会長さんに渡s・・

オレにしかわからへんのや!」

そんな仕事の仕方してきたオトーサンが悪いんでしょ。
ダメ。持ってこない。副会長さんとどうにかするから、もう忘れよし。

メシがまずい!」

うっさいわ!!黙って食べーや!!


と一喝したけど、この「ごはん問題」が実は3週間の入院中、
ずーーーっと大変だった。
(※老人会と三丁目の総会も、結局私が「会長代理」のような
扱いになってしまい、資料作るわ電話かけまくるわで大層苦労したのだが)

自分の父親だから書きますけども・・・

ハンストなどという小賢しいテを
使いやがってウザいったらありゃしない!


でもねー。いまから思えば私、一回も食事の時間には立ち会えたことなくて
ホントに「食べへんかった」のかわからないんですよね・・・。

でも、彼は言うわけです。

だから、売店でお菓子買ってきて

と。

ムチャ言わんといてよ。お菓子にも塩分は入っt・

だから。病院で出たオカズは食べてへんゆーてるやろ。

や、だからさ。マズくても病院食食べきる努力を・・・


マズくて食えたもんじゃない。じゃー、「ごはん●すよ」買ってきてくれ。
アレがあれば、白ごはんくらいは食えるから。

なんのために入院・・・


こんなやり取りをしていて、ふと

(*゜ェ゜)81歳になって、なにも我慢してまで
マズイ(と本人が言う)モノを強いなくても
いいんじゃなかろうか


と思ってしまったんですよね~。
だって今ある心不全から起こる症状が改善すれば退院するわけで、
退院したってこのお人が食生活を改めるなんて絶対ないだろーし?
塩分に気をつけた食事を私が毎日作ったところで、元気だから
車でスーパーまで行って、しょっぱい惣菜とかきっと買ってきて
食べちゃうだろーし?(うちのチチは“食い意地”がハンパない

だから、本人に言いました。


買ってきてあげるけど、こっそりね!?


すみませんねぇ。ロクでもない娘で

肺に水が溜まって利尿剤を使って出して・・・ってしてることからもわかるとおり、
チチの病院食はかなり塩分が制限されていて、水分も1日500MLまで。
そんなチチに病院食以外の塩分を与えて水の出が悪くなって入院が延びたら・・・
と考えなくもなかったけれど、自業自得でいいかな☆と(笑)

しかし結局、普段から「片付ける」ということがほとんど出来ない男が
「こっそり」などできるわけもなく・・・
見舞いに行けば机の上には「ごはん●すよ」置きっぱなし。
彼のリクエストで買ってきた諸々のお菓子も出しっぱなし。

担当看護師さんも気づいてないわけないんだろうけど、叱れないと思う。

それでも自業自得なことにはならず、7日間の点滴で肺の水はほとんど抜けて
脈拍を抑える薬も入っていて、脈拍60~65くらいをキープし続けたことで
心拡大も若干改善。真っ白だったレントゲンも退院時にはクリアーな画像になり、
今週末には退院できるでしょう、と点滴から飲み薬にかわり「管レス」になった
チチは自分で地下にある売店でお菓子を買いに行けることに気づき(ちっ)
しかも外出許可など取らずにどこか遊びにも行ったようで
入院(という名のお泊り)生活をエンジョイし始めた、らしい。

で、その退院予定だった週末にインフルエンザB型に感染。

看護師さん曰く。
ウチの病棟にもインフルの患者さんいらっしゃるんですけど
そのかた「A型」なので、病棟内で感染したとはちょっと考えられなくて

ウチのチチ曰く。

院内感染だ!」


自分でインフル拾ってきたんでしょ?!
私が見たことないお菓子が、こんな突然
降って湧いてきた
わけないやろ!「外」出た証拠!!


同室の方にはタミフルが配られ(すみません)、看護師さんたちは一時隔離するための
部屋の手配の手間が増え(ホントすみません)、それでもインフルだっつってんのに
目を離すとどっかチョロチョロ動き回るチチ(すみませんすみません)を探しては
連れ帰って説教を垂れ。
そうでなくったって退院に向けての栄養指導とか、病状の説明とかで時間を決めて
仕事抜けて病院行って・・・

最後の週が一番疲れた・・・

さて、あとは「退院後」のことを少し書いてチチの話題は終わり。


チチの入院記録【1】

2015-04-05 | 御私事(おしごと)

|・ω・。)ヒョッコリ。

心配してねと言わんばかりの更新から2週間・・・いや、3週間(汗)
実は3月の最終週に退院してまいりましたのにご報告が遅くなり
大変失礼いたしました。

とりあえず、コレを書いておかないことには先に進めないので
3週間の“看護日記”を書いておきます。
あと、チチと同じ病状の方が間近におられるかたで、この日記が
ご本人様やご家族様の心配を少しでも取り除けるようなお役に立てれば幸いです。

さて。先にぶっちゃけ告白しますと、私、
「心不全」って、「死因」だと思っていました。

ほら、よくニュースとかで昔エラかったであろう人の訃報で
「心不全で亡くなりました」とか聞くもんだからさぁ

病名なんですねぇ。いっこ勉強になりました。

入院の日。3月9日、12:10くらいだったでしょうか。
ケイタイにハハから着信。朝からチチがかかりつけの町医者さんに行くことは
知っていたので、「あ。なんかあったな」とピンときました。

その前日から、明らかにチチの呼吸音がおかしかった。
ヒドイ風邪をひくと喉が「ヒューヒュー」いう現象はよくあることですが
ちょっと極端な言い方になるけど、この時のチチは
1階に居るチチのヒューヒュー音が2階にまで聞こえる
状態だった。
とにかく「これはちょっとオカシイのでは」となったのが、前日の夜。
2日前にもらった風邪薬はあと3日分あったけど、3日も放っておいたら
アカンのちゃう?明日もっかい病院行っときー?と渋々のチチを説得。

朝、チチが「今日ヒューちょっヒューと診てもらってくるわヒュー」というのを聞いて
( ´・ω・)入院って言われたら、おとなしく入院してね?
とアドバイス(?)を言ってから、4時間後のハハからの電話。


ハハ「いま、お父さんから電話があってな。
“今から日赤行って、たぶん入院になるし”ってゆーて電話切れたん。
KOZOHちゃん、仕事抜けれる?お母さんも一緒に行くし、家寄って。」


(・ε・`。)ん?今朝のあの感じからいっても、たぶん大丈夫やで?
入院はするやろけど、病状が急変したとかちゃうやろし。
お父さんから直接電話してきたんやろ?


ハハ「家でジッと待ってるんイヤや。私の息が止まる。」



そんなやり取りをして、家に戻ったらハハは「マッサン」の再放送を観ており
それを観終わってから、日赤へ。

このときはまさか、あのハハへの電話が救急車に乗り込む前にかけたもので、
というか、いつものかかりつけのお医者さんが
チチを診るなり看護師さんに「救急車、救急車!!」と叫んだ経緯も知らず
そんな先生を見てチチがえ?ワシ自分で運転して日赤行きまっせ?」
言ったら先生がアホか!運転してる場合ちゃうわ!救急車や!」
愛の暴言でチチを送り出してくれたことなどツユとも知らず、
日赤に着いて、コゾーさんは今、ERの治療室にいらっしゃいます」
案内された時の驚きたるや。


入院だったとしても2~3時間くらいでなんとかなるだろうと思っていたので
職場には「中抜け」で出てきたのだけど、こりゃイカン、午後まるまる休みを
もらわねば・・・と、YAJIMAさんにメール(休憩時間中だった)。


そこからER待合室に座って、20分。


ハハが・・・・遅くない?」と言ってきた。


ナニ基準よ、それ。


しかしだいたいの想像はつきます。ナニ基準。それは
「ドラマ基準」。

たいていドラマでは駆けつけた家族はすぐに「中」に通されて、
すぐに病状を聞かされて、次の場面ではもう翌日になっていたりする。
もちろん、一刻の猶予もない状況で運び込まれた患者さんには
そういうこともありましょうが、私はなんとなくこの待合室で
1時間くらいは待つもんだと思っていたのでハハがグズり始めた時には
心底「置いてくりゃよかった・・・」と思いましたね。

この待っている間、ハハはとても逞しい想像力を発揮しており
つまり「覚悟」をしていたのだそう


あー、だから「行く」って言ったのか。。。

そして1時間半ほど待ったときに「コゾーさんのご家族の方ですか?」と
若い看護師さん(男性)が呼びにきた。

おお。ここが救急の集中治療室・・・・!!カッケー・・・!!

すみません、私もハハとなんら変わらず、ここがホンモノの集中治療室だというのに
ドラマのセットを見ているようで、目ぇキラキラさせてました(笑)
でも、ドラマみたいに慌てふためいているような状況はなくて(たまたま?)
みなさん、淡々と仕事されている。そのタンタンっぷりもカッコイイのなんの。
私は「あわて」なので、こういう“現場”では役に立たないだろうなぁ・・・。
青い術着のめっちゃイケメンの医師が通ったかと思えば、モデルさんばりに若くて
美しい女医さんが通っていったりして「救急って、若い人が配属されるのかな」
と観察しながら、チチの元へ。

入院する「まで」なのに長くなったので、項を変えます。
私、なんで簡潔な文章が書けないんだろう・・・


ドゥリムトン村

2015-02-13 | 御私事(おしごと)

一昨日の話。助手席にリカ嬢を伴い



こんなステキなグネグネ道を走り抜けて辿り着いたるは



ドゥリムトン村。
ご存知でしょうか。私も最近テレビでココの存在を知ったんですが
ざっくり言えば、イギリスのとある田舎を再現したテーマパークで
(テーマパークと言う表現が合ってるかどうかはわかんないけど)





 

石造りの建物が並び、英国式のお料理や紅茶などが楽しめるレストランやショップ、
宿泊施設、宿泊者のみ利用できるパブなどがありまして。

まぁ、私の旧くからの友人なら言うでしょうねぇ。
あーアンタそーゆーの昔っから好k・・


好き!大好き!!超大好き!!!

   

そんなたくさん行ったわけじゃないけど、ガイコク大好き。
ガイコクっぽいもの、大好き。
和食も好きだけど、異国料理もすこぶる大好き。

でも勉強が大嫌いでガイコクゴ全然ダメですみません・・・

なのでココの存在を知った時から行きたくってしょうがなかったのです。
が、住所だけ調べて営業時間を調べずに行ったら、祝日の営業は10:30~。

到着したのは9:30
(なので、無人の写真が撮れたのですが。でも出勤されてきた従業員さんや
さらにオーナーさんにも「記念撮影程度のお写真のみでお願いしますね」と
何度か声をかけられました。載せちゃったケド・・・いい、よね?)

オープンを待っている間に

 

ビビンチョの三毛猫ちゃんを発見。もー、シッポさげちゃって、警戒しすぎだってば
あとでオーナーさんに聞いたら、ちゃんとココの「飼い猫」だそうで、あと6匹いるらしい。
7匹とも会いたかったなぁ。

そうこうしてるうちに1時間が経ち。


 

入村。










このときは駐車場にも私たち2人しかいなくて、

  

レストランに入るも、
貸切状態。

  

 

でも、メニューを見て一通り注文した頃にはドワーっとお客さんが入ってきて
あっという間に「待ち」が出るほどに。
み、みなさんちゃんと営業時間とか調べてきててエラいね・・・

 紅茶は13種類から選べて、私たちが選んだ
それぞれのメニューに紅茶が付いてくると言われたので、アールグレイ(なんとなく
イギリス=アールグレイと思ってしまうのは素人っぽいですか?笑)
と、オレンジチョコという甘い香りの紅茶をチョイス。もうひとつはセイロンが付いてきた。


 しばし待つこと15分・・・

 ミートパイが運ばれてきました
キッシュと迷ったんだけど・・・イギリスといえば、パイなんですよ。私の中では(笑)




で、イギリスといえばコレ。フィッシュアンドチップス。
・・・でもなんか思ってたのよか・・だいぶ・・・デカイぞこれは。

そう。ミートパイもフィッシュアンドチップスも、こんなすごい
ボリュームで来るとは思ってなくて、ですね


 

デザート感覚で最初にアフタヌーンティーも注文してたんですよね・・・。

普通は「コレを注文して、まだ食べたりなかったら次にコレを注文しよう」と
なるんでしょうが、私たちは「次は無い」くらいの勢いでいつも注文してしまう。
そしてキッチリ太るのは私だけ・・・

でもね、でもね。美味しかった。フライドフィッシュも揚げ物があんまり好き
じゃないリカ嬢が半分食べてくれたくらいだから、見た目よりはヘビィではなかったと思う。

アフタヌーンティーセットは次来ることがあってもマストだな♪
若干、スコーンの粉っぽさはあるけど、「そこがイギリスの片田舎風」と言われたりしたら
納得する感じの素朴なお味(笑)紅茶にホントに合います。


まぁ、ここまでの写真でだいったいの想像はつくと思いますが
なにがヘビィだったかっつーと「イモ」な

 どのメニューにも山盛りのポテトが添えてあって
これが食べても食べても減らんキライじゃないし、むしろ好きなんだけど・・・
よほどの「揚げイモ好き」と同伴でなければなかなかキツイ、と思う。

というわけで・・・

 勝手にテイクアウト。
(※帰ってからオーブンで温めて美味しく完食いたしました☆)

ただ惜しむらくは、ついつい頑張ってこのイモのテイクアウトする
見極め時期を逸したために

 

ケーキ、食べ損なった・・・

これはテイクアウトで買えたんだけど・・・
もっかい来よう!そのとき食べよう!
と心に誓ったのでございます。だからこんなに長いブログ書いてるけど
また今年中には行く気がする。
時間さえ合えばなぁ、私の友人、はなちゃんも彼女の子どもたちも
こーゆーの好きだと思うんだけど。
それかあきちゃん誘ってイモ部隊にあきちゃんの旦那さんを連れてきて
もらうってのもテかもしれないな・・・
うひひ。じゃあ何回も来れるじゃないか・・・


 

食事をしたら、かどうかは聞くの忘れちゃったけど、お会計をしたときに
「入村証明書」みたいなものをいただきました。
オーナーさんと少し話をしたけれど、猫も好きだけど羊もお好きなんだそうで
村内にはヒツジも飼われてました写真には写ってないけど赤ちゃん羊が可愛かった!

かなり苦しい思いをして食べたのに、お昼時になって
「お昼御飯を食べよう」と言い出したのはリカ嬢。
なぜあなたは太らないんだ・・・。私より健啖なのに。


 でも、カレーはベツバラ
(こういうとき、次の日にカロリー抑えればええわ~~と思うんだけど
次の日に抑えられた試しがない七不思議)

このあと「チャーリー・モルデカイ」を観て帰路。

モルデカイ、ひっさびさに観た!てくらいB級感が濃い映画(笑)
「休みの日はなーんにも考えたくなーい」という今の私にはピッタリな映画でした。

スゴイ役をスゴく演じるところがジョニー・デップのスゴさだと思っていたけど
スゴくない役を全然スゴくなさげに演じることが出来る彼は、めちゃめちゃスゴイ
役者なんだなと改めて思った。わけわかんない論評ですみません




久々の投稿でコレ

2015-02-08 | 御私事(おしごと)

 



今度のキャンペーン商品はコレで行きましょう!」と考えた人や
「そうだね!コレで行こう!」と決定した人たちと本気で友達になりたいくらい
いつも私のツボを押えてくる、養命酒製造株式会社・・・おそるべし。


もーね、更新サボるとかサボんないとかじゃなく、自分のスタミナの無さが
本気で恨めしい。家ではほとんど起きてません。いや、ほんと、文字通り。
養命酒飲んだら少しはマシになるのかしら。

しかしそんな私も明日、39歳のお誕生日だったりするわけで。

子育てするわけでなく、我が家に新たに猫を迎えるでなく、習い物するでなく、
仕事で出世するわけでなく、趣味らしい趣味もなく、寝て起きて食べて仕事して
寝て起きてまた1年間をダラダラ過ごして40歳を迎えたんじゃー、女子力どころか
人間力すら退化しちゃうんじゃないかと不安になって自分を奮い起こしてみて、
いまやっとこPCのボタンをポチしてみました。

よくよく考えてみれば、私、この数ヶ月間、本を読んでない。映画も観てない。
音楽(歌)も聴いてない。近所のツタヤが閉店したことも、閉店してから気づく始末。
自分の脳の「芸術・美術部門」にうっすらとホコリが積もってるのがわかる。

寒いと動けなくなるのは毎年のことだけど、
これも養命酒飲んだら少しはマシになるのかしら。

とりあえず、本のタイトルは言えないけど「いまさら?」「え。読んだ事なかったの?」
的チョイスの推理小説とエッセイを数点、ブックオフで買ってきました。

まずは、このとっ散らかった頭の中の整理整頓から、39歳を始めようと思います。


初・赤っ恥

2015-01-03 | 御私事(おしごと)

元旦の朝。
ゴミを外に出そうと勝手口を開けると、給湯器(?)の上に

オルねえさんを発見。

かれこれ1年くらい「居る(おる)?そこにおる?」と話しかけてきたので
「オル」と名づけてきたのだけど、どこで御飯を食べているのか、どんどん
肥えてきてなんとなく風格が出てきたため「オルねえさん」と呼んでいる。
※ねえさんはまったく懐いてくれないし、呼んでも当然返事はしない。

まぁ、でも、目が合っちゃったからにはご挨拶しないとね。


あけましておめでとう。今年もよろしくね☆

とにこやかに通常音量の声で話しかけたところ、
私の真横で2軒向こうのHさんが立っていて

「(;´゜д゜`)あ、どうも、おめでとうございます。
今年も、はい、よろしく・・お願いします、、ね?」

きっとずっとソコにいらっしゃったのに、私はその存在にまったく気づかずに
突然話始めた私にそれこそビビっておられたのでしょう・・・。
真横で突然声がしたときの私のパニクり方は尋常ではなかった(と思う)。

あっ?!
えっ、と。違うんです。いやいや違うことないわ。

あけますておめでとうございます。
いや、ちゃう。私はいま猫に
挨拶を・・・
あ、オルねえさんが居ない!!いや、だからね、
さっき
フランクに挨拶しちゃったのはアナタに
話しかけたんじゃなくて

さっきまでそこにいた猫に・・・あ、ちゃう。
だから、その、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
ああ、普段はもうちょっとちゃんとお化粧もしてるんです
けど・・・
って呼び止めて言い訳したい!!


せめてまだそこにオルねえさんがいてくれたら、「猫に話しかけるアブナイ人」だけで
終わったのに普段の生活で隣近所のゴシュジンさんたちとは時間帯が重なることないので
私がココに住んでいることすら、Hさんは知らなかったかもしれない。
なんかさー、居もしない猫に話しかけるアブない人が住んでるよ。
眉毛もなかったしさぁ。独身なんじゃない?40歳くらい?やべー、あれじゃー
貰い手もないって感じ?(苦笑)あんまり関わりたくないね」

とか言われてたらどーしよ────((;゜Д゜ ))────!!!!

って、今に始まったことじゃないか。
せめて今度会ったときは「あれは幻だった」と思ってもらえるくらいには
マシなカッコと化粧をしておこう。


職場の近所にできたイタリアン

2015-01-03 | 御私事(おしごと)

1回目はYAJIMAさんと。(※十何年一緒に仕事してきて、彼女とは初めての食事!)

2回目はまぁめぇちゃんともえぞうさんと。

これがYAJIMAさんと行ったときに出た前菜で、
YAJIMAさんもだけど、まぁめぇちゃんももえぞうさんも「生の魚」がダメだそうで
(なのでYAJIMAさんのは私が食べた)
2回目に予約したときはシェフさんにその旨を伝えて出してもらったのが、コチラ。

正直なところ、ほんとにそのままマグロを湯通しして
出てくるとは思ってもなかったので、ビックリした(笑)
でも、食べられないものを無理して食べるとか残すんじゃなくて、ちゃんとリクエストに
応えてくれたシェフさんに感謝。

 
 



ウチの店の至近距離にあるほうのイタリアンよりお値段は張るけど、
コッチのお店のほうが断然KOZOH好みでした♪(アルデンテLOVE!)