大倉草紙

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【京都】 豊国廟

2010年01月21日 21時00分00秒 | 旅 - 京都府
12月27日(日)
当日の行程:【高瀬川一之船入】【島津創業記念資料館】【大文字山】【琵琶湖疎水記念館】【豊国廟】 


豊国廟参道は、智積院と妙法院とに挟まれた道。
阿弥陀ヶ峰(鳥部山)山麓付近を中心としたこのあたりは、鳥辺野(とりべの)と呼ばれ、葬送地として知られている。
藤原道長、頼通はここで荼毘に付され、中宮定子はここに土葬された。
物語にも頻繁に登場する場所だ。
『源氏物語』では、夕顔、葵上、紫上がここで荼毘に付されている。
豊臣秀吉の墓所である豊国廟は、標高196.4メートルの阿弥陀ヶ峰の頂上にある。


参道の途中にある新日吉神社。
「新日吉神社」と書いて、「いまひえじんじゃ」と読む。
この先には、京都女子大学のキャンパスも。


こちらの門の手前で50円を納める。


墓所まで、ながーい階段が続く。
数える余裕はなかったが、489段あるらしい。


門が見えて、やっと着いたのか、と思いきや、まだまだ階段は続く。


門には、「五七の桐」の紋が。


豊国廟
五輪塔(御墳墓)の高さは約10メートル。
秀吉の死後、遺体はこの地に葬られ、山麓には社殿が建立されたが、元和元年(1615)、豊臣氏が滅亡すると、廟は破壊されてしまった。
現在の豊国廟は、明治30年(1897)、秀吉の300年忌に際して再建されたもの。
社殿は、明治13年(1880)、旧方広寺大仏殿があった場所に豊国神社として再建された。