大倉草紙

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【京都】 萬福寺

2009年04月15日 20時00分00秒 | 旅 - 京都府
12月14日(日)
当日の行程:(京阪・黄檗駅) → 【萬福寺】 → (JR・黄檗駅~六地蔵駅…京都市地下鉄・六地蔵駅~東山駅) → 【第103回京料理展示大会(京都市勧業館「みやこめっせ」)】


総門(重要文化財)
萬福寺は、黄檗宗の大本山。
寛文元年(1661)、中国から渡来した隠元隆(いんげんりゅうき)が開創した。


放生池
半月形をしていて、これは、風水の取り入れているためだという。


三門(重要文化財)


三門の「萬福寺」の扁額は隠元の書。


開山堂
隠元禅師が祀られている。
黄檗の特徴である卍の匂欄がある。


境内はとても広いが、殆どの建物がこのような回廊でつながっている。


天王殿(重要文化財)
中央に弥勒菩薩(布袋)坐像が祀られている。


弥勒菩薩(布袋)坐像
寛文3年(1663)造立。
范道生作。


鼓楼(重要文化財)
階上に大きな太鼓があり、儀式の時には、鼓楼の向かい側にある鐘楼の鐘とが交互に鳴らされるのだそうだ。


祖師堂(重要文化財)
禅宗初祖・達磨大師坐像と、開山隠元禅師から57代までの歴代管長の位牌が祀られている。


禅堂(重要文化財)
禅堂は、齋堂、浴室とともに、三黙道場といわれる。
中央には観世音菩薩像が安置されている。
この観世音菩薩像は隠元禅師が母親からの手紙を張り込めてつくらせたものだと伝わる。


禅堂の「選佛場」の扁額は、隠元筆。


大雄宝殿(重要文化財)
萬福寺の本堂。
本尊は釈如来坐像。


「萬徳尊」の扁額は木庵書。


法堂(重要文化財)


法堂の巡照板と匂欄
黄檗山の一日は、朝の巡照板によって始まり、夜の巡照板によって終わるといわれる。
精進を誓い、自覚を促すために巡照板を打ち鳴らして各寮舎を回るのだそうだ。
境内には、この法堂のほかに、全部で5ヶ所に巡廊板が置かれている。
法堂や開山堂の正面の匂欄は、卍及び卍くずしの文様になっている。


齋堂(重要文化財)
齋堂は食堂なのだそうだ。
約300人が一堂に会して食事をすることができるほどの広さ。


齋堂の扁額「禅悦堂」は木庵書。


開版(かいばん)
齋堂の前には、開版がある。
行事儀式の始まりを知らせる鳴り物で、時計の役目を果たしているのだそうだ。
木魚の原形。
円はいくら回っても始終がないように木魚は頭と尾を結んで作ったものなのだという。


鐘楼(重要文化財)
階上に梵鐘がある。


文華殿は宝物庫


黄檗樹


隠元やぶ


萬福寺の御朱印