大倉草紙

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【滋賀】 紫香楽宮跡(甲賀寺跡)

2009年04月14日 20時00分00秒 | 旅 - 滋賀県
12月13日(土)
当日の行程:(車) → 【笠置寺】【旧柳生藩家老屋敷】 → 【旧柳生藩陣屋跡】 → 【十兵衛杉】【仙禅寺】【良寛生誕250年 大和し美し 川端康成と安田靫彦(MIHO MUSEUM)】【紫香楽宮跡(甲賀寺跡)】


この遺跡は、大正15年(1926)に国史跡「紫香楽宮跡」に指定されたが、現在では、甲賀寺跡だと推定されている。
平成に入り、ここから北へ約1キロの宮町遺跡で紫香楽宮の中心区画が発見されていて、宮町遺跡が宮跡だという見方が一般的だ。


礎石図


参道


中門跡
遺跡からは、南大門は未発掘。
礎石から、中門は正面三間、奥行二間、二重の楼門であったと推定されている。
奥に見えるのは「紫香楽宮神社」で、金堂跡に建っている。


紫香楽宮神社(金堂跡)
金堂は、正面七間、奥行三間の建物で、現在紫香楽宮神社が建っている中央部が本尊を配した内陣であったと考えられている。


経楼跡
経論を納置する蔵があった場所とされる。
三間四面の礎石が完全な形で残っている。


僧坊跡
僧坊は、講堂の北、東、西の三方に配されていた。
ほぼ同じ大きさの僧坊が20余室あったようだ。
一房内には、一人~数人が居住していたという。


講堂跡
講堂は、七堂伽藍中、金堂と並んで重視される建物。
正面七間、奥行四間の建物で、仏像を配した内陣が中央にある。


鐘楼跡
金堂と講堂の間、東の平地にあり、三間四面の礎石が残っている。


塔跡
仏舎利を奉安する五重塔が建っていたとみられている。


門跡



近くの「紫香楽宮跡駅」に寄ってみた。


「信楽駅」にも行ってみた。
タヌキがいる。


タヌキ、タヌキ、タヌキ……だらけ。


駅前の信楽焼の大きなタヌキはサンタクロースの格好(訪れたのは12月13日)。


信楽駅前にある市役所信楽支所の駐車場は、「しがらき冬まつり」で賑わっていた。