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詩『言葉の街から』 対話シリーズ 4171-4174

2022年12月18日 | 詩『言葉の街から』
詩『言葉の街から』 対話シリーズ



4171
小学校の門前に母といたのは覚えている
たぶん入学式だ
からだが固くもなる世界の始まりだ



4172
引き寄せたりつなぎ止めたり
粘り気のない見えない糸
避けようもなく糸がのびてくる



4173
学校は新しい世界の始まりだった
言葉は見えない糸だった
みんながなぜか急に黙ってしまうことがある教室



4174
ひとりひとり引き連れてきている
小地域のことばたち
は伏し目がちに世界を見ていた


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