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スイカの話

2017年06月30日 | 農事メモ

  スイカの話


 わたしはスイカが大好きである。少年の頃だったか、丸ごとスイカを食べてみたいなと食べ始めたことがある。半分くらいか食べたところで、とても苦しくなった。その後、お腹がもたれて苦しい目に遭った。これはだめだという体験をしたことがある。

 父が亡くなって遺された畑の草刈りをしていたら、隣の畑の人からサツマイモの苗を少しもらったので、植えてみることにした。これがきっかけになってわたしの農作物を育てることが始まった。ジャガイモは一度試みたけど、うまくいかずにそれ以降はやっていない。ほとんどの作物の種はもらい物である。栽培が少しめんどうなものは避けていて、スイカ、ワサビ菜、ソラマメ、サツマイモ、ショウガ、キュウリ、カボチャなどを育てている。作物の育て方などは、ネットに詳しくていねいに書かれているから、それを参考にさせてもらっている。殺虫剤はほとんど使わない。一二度台所洗剤を千倍に薄めてソラマメのアブラムシ対策に使ったことがある。目分量で少し濃度が濃すぎたか、ソラマメの枝葉が少し黒っぽく変色した。それ以後はこれも使っていない。しかし、肥料だけは欠かせないもので大事だなと思えるから、ショウガ、キュウリ、カボチャ、スイカ、メロンには化学肥料を使っている。

 買ったスイカの種を採って種を蒔き、スイカを育てたこともあるけど、市販の接木苗なら連作障害を避けられるからという事情もあり、スイカは主に苗を買って植えている。

 初めてスイカを植えたのは、「農事メモ」によると2010年である。


2010.4.13 スイカ2株植える。
2010.4.19 今年の春は、4月でも寒くて、植えた苗が寒さで少し白くなる。       スイカの苗は、ひとつも成長できなかった。
2010.5.06 スイカ全滅。

2011.6.03 別の畑に小玉スイカを二苗植える。これは食べられそうにもない小さなスイカが一つ二つなっただけだった。

2012.5.03 線路脇の畑にスイカ5株植える。 2012.5.04 スイカにビニールの覆いをする 2012.5.06 スイカのビニールの上部を切り開く。葉の様子から、暑さで少しまいっていたような感じ。この年から、スイカを収穫できるようになった。


 しかし、2016年は6月下旬に雨が一週間以上降り続き、それ以前に少し収穫出来たけど、残りのスイカ全てがだめになった。そして初めて炭疽病と呼ばれる症状の黒っぽい斑点がほとんど全てのスイカの表面にできた。露地栽培のため、天候に左右されのはどうしようもない。

 2010年と2011年の初めてのスイカ栽培は、ほとんど肥料もやらず寒さ対策もせず枯らしてしまった。スイカのことをまったくわかっていなかった。ネットに学びつつ、実際で体験して、ここまでやってきた。もちろん、農作物の栽培は天候次第の部分も大きいから、昨年のように雨続きでだめになることもあるだろう。

 この体験をわたしの個人的な事情から他者の方に解き放てば、誰でもやればできることとしてこのスイカ栽培を体験したことになる。


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