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詩『言葉の街から』 対話シリーズ 6172-6175

2024年05月05日 | 詩『言葉の街から』
詩『言葉の街から』 対話シリーズ



6172
いつもの静かな水面を揺らすように
どこかからネコの鳴き声がする
ということが時にはある



6173
耳を閉ざしているわけではないが
ふだんは自然に溶けていて
異音を感じることはほとんどなく



6174
けれどまぼろしの
超高感度の耳を作動させれば
この世界にはいろんな音が起動しているはずだ



6175
病でなくても張り詰めるのはきつい
少しくつろいで
水面を日々漂っている


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