詩『言葉の街から』 対話シリーズ
6172
いつもの静かな水面を揺らすように
どこかからネコの鳴き声がする
ということが時にはある
6173
耳を閉ざしているわけではないが
ふだんは自然に溶けていて
異音を感じることはほとんどなく
6174
けれどまぼろしの
超高感度の耳を作動させれば
この世界にはいろんな音が起動しているはずだ
6175
病でなくても張り詰めるのはきつい
少しくつろいで
水面を日々漂っている
6172
いつもの静かな水面を揺らすように
どこかからネコの鳴き声がする
ということが時にはある
6173
耳を閉ざしているわけではないが
ふだんは自然に溶けていて
異音を感じることはほとんどなく
6174
けれどまぼろしの
超高感度の耳を作動させれば
この世界にはいろんな音が起動しているはずだ
6175
病でなくても張り詰めるのはきつい
少しくつろいで
水面を日々漂っている