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最近のツイートや覚書など2024年4月

2024年05月18日 | 覚書
 最近のツイートや覚書など2024年4月


2024/04/01
テレQで朝の韓国ドラマ(宮廷物)をずいぶん見てきた。今は、『ポッサム 愛と運命を盗んだ男』が放送中。いずれのドラマでも、王やその周辺から「民のための政治をする」ということがセリフとしてよく出てくる。一方、わが国のドラマでは、そのセリフは希薄な印象を受ける。

ちなみに、久しぶりで見ているNHK大河ドラマ、『光る君』の今日の場面では、子の藤原道長が父兼家に、何のための政治ですかという問いかけたところ、摂政の兼家は自らの家門の存続のためとか答えていた。ところで、現在の政権からも「国民のための政治」という言葉は聞き取れそうもない。



2024/04/01
ある小麦粉は、以前はたまの安売りでは1㎏100円ほどだったが、最近では500gのが出てきて安売りではそれが100円になっている。カレーやシチューのルーは、10人前のが普通だったが、近年は8人前のが出ていて安いという印象を与えている。いろんな値上げの方法が講じられている。

お店やスーパーを批判するつもりはないけど、わたしたち消費者は、買う、買わない、量を少なくする、控えておくなど、苦労しているお店やスーパーとの現場での攻防になってしまう。こんなわたしたちの消費行動は、社会の方からの視線で見たら、無意識的な社会批判になっている。



今日の毎日新聞に名前だけは聞いたことのある原マスミさんの興味深い文章が載っていたので、検索していたら、彼女(註.名前から女性と思っていたら、男性だった)の「猫へ」という歌の歌詞の中に「一生歯を磨くことのないお前の身の上だけど」とフレーズがあり、なるほどなと思いつつ、昔読んだ李志綏(リチスイ)の『毛沢東の私生活』を思い出した。

毛沢東の側近の医者を命じられて身近に見聞きしていた作者李志綏によって、読者は毛沢東の具体的な人物像が得られると同時に、印象深いエピソードも得る。その一つに、毛沢東は歯を磨かなかったということがあった。人はいつ頃から歯を磨きはじめたのだろうか。



2024/04/07
昨日まで
我だった子と
月光の
プラスチックを
隔てて眠る
 #NHK短歌


「昨日まで我だった子」で不明に立ち止まってしまったが、他の人のコメントを頼りに理解できた。理路でたどるほかない男には、直観しにくいフレーズかもしれない。(昨日まで自分の胎内に居た子、ということ)



2024/04/08
(SNSで名の知られた、ある徳島県庁職員)
私は、弱者や立場の不利な人に、福祉や社会的に配慮する制度は必要だと考えます。でもそこには、ある種の「引け目」や「弁え」は必要なんじゃないかと思うんですよね。


生活保護に対する無慈悲な仕打ち(最近では、群馬県桐生市)をしばしば耳にするが、生活保護行政に携わる公務員は、こんな考え方なんだろうなと思う。主語がはっきりしないが、「引け目」や「弁(わきま)え」は、生活保護や福祉を受ける側のことを指しているのだろう。そのことを強要している。

建前では「健康で文化的な最低限度の生活が保障」と言いつつ、現実にはいろんな手枷足枷や「指導」があり、こんな考えを公務員(誰を代表しているつもりなんだろう)が持つということは、この制度設計と運用の〈悪〉を物語っていると思う。わたしが、無条件のBI(ベーシックインカム)を良しとする所以である。



2024/04/15
最近、「DX」という言葉に時々で会う。現在の生活をしている以上、わたしにも無縁ではないのだろうが、縁の薄い言葉だ。だから、すぐに忘れるから何度も調べることになったりする。

「DXは、デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)の略です。「DT」ではなく「DX」と表記されるのは、英語圏では交差するという意味を持つ「trans」を「X」と略すことがあるためと言われています。」(三井住友銀行 Business Naviより) 「DT」ではなく「DX」、うーん、めんどくさい。



2024/04/18
「はじめしゃちょー」という者にTLで以前も出会った気がするが、今日また出会ったので、youtuberの収入源について調べてみた。

プロ野球選手になるのも、人気youtuberになるのも大変そうだけど、またそこには膨大なそうなれなかった人々の裾野が広がっているはずであるが、なれた人々にとっては、好きなことをしてお金がたくさん入ってくることになる。もちろん、それを維持するための緊張が日々続くのだろうが。

遊ぶように仕事をするということは、理想だと思う。それを現在の広告や広告産業が支えている。ふしぎなことだと思う。



2024/04/19
元禄時代が舞台の、池波正太郎原作『編笠十兵衛』(月森十兵衛:村上弘明)を見ていたら、大八車を引いて町内のゴミ収集する「塵芥請負人」というのが登場した。時代劇で初めて出会った。調べてみるとそういうのがあったらしい。因みに、幕府の出したゴミに関する法令には、

・慶安元年(1648年) 家光(3代目) ごみでの街路補修・下水溝へのごみ投棄禁止
・明歴元年(1655年) 家綱(4代目) 永代浦をごみの投棄場に指定し、昼間ごみを投棄するように通達
・寛文2年(1662年) 家綱     ごみ処理の請負人を指定し、鑑札を発行
・寛文3年(1663年) 家綱     ごみ収集料金を定める

・元禄9年(1696年) 綱吉(5代目) 永代橋をごみ投棄場に指定
・享保元年(1724年) 吉宗(8代目) 深川越中島をごみ埋立地に指定
 (「Super源さんの雑学事典」より)

一方、 「政府は1954年に「清掃法」を制定しました。この法律では、ごみの収集・運搬・処分を市町村の責任と定め、ごみの減量や資源の再利用を促進する取り組みが始まりました。」とあるが、地方でゴミ収集が本格的に始まったのは、高度経済成長期に入ってからのようである。



2024/04/22
原田曜平によると、「Z世代」(10代から26歳くらいの人たち)には、「不憫(ふびん)かわいい」ものがウケているという。「おぱんちゅうさぎ」もそんなキャラクターだという。(「Z世代って、どんな世代?」ほぼ日刊イトイ新聞) ところで、おぱんちゅうさぎは、パンツをはいたうさぎのこと?

原田
おそらく昭和、平成のある時期までは
日本の経済は右肩上がりで
多くの日本人の給料も上がっていました。
エンタメの世界を見ても、『巨人の星』も
「少年ジャンプ」の『ドラゴンボール』も、
登場人物がだんだん強くなっていくような、
状況がよくなっていくコンテンツが多かったですよね。(同上)


マンガやアニメも文学も、その時代の空気(物質的かつ精神的)を呼吸し、それに同調するか反発するかはあっても、知らない間にそんな時代性の枠組みや感性を刻印されているのだろう。



2024/04/30
人倫を超えた戦争で、人間の負性を解放し残虐を尽くした者たちは、いずれの側であれ、生きて家族や小社会の人倫の世界に戻れたとして、精神的にスムースに着地できるのだろうか。人間ゆえに、一線を越えてしまったことによるPTSD(心的外傷後ストレス障害)のようなものに悩まされるのではないだろうか。

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