詩『言葉の街から』 対話シリーズ
4289
縁先の土の庭で姉や兄に見守られ
着もの姿でゆらゆらと
カタカタを押していたのを覚えている
4290
何歳頃のことか
小さな身の丈からの視野で
(あそこまで行くのか)という内心だった記憶がある
4291
脳中心で下位に見なされている
情感の海は
遠いはじまりの情感の海につながっている
4292
・・・みたいなおぼろげな気分
神経質に細分化する脳では
人は捉え尽くせないような
4289
縁先の土の庭で姉や兄に見守られ
着もの姿でゆらゆらと
カタカタを押していたのを覚えている
4290
何歳頃のことか
小さな身の丈からの視野で
(あそこまで行くのか)という内心だった記憶がある
4291
脳中心で下位に見なされている
情感の海は
遠いはじまりの情感の海につながっている
4292
・・・みたいなおぼろげな気分
神経質に細分化する脳では
人は捉え尽くせないような