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詩『言葉の街から』 対話シリーズ 4273-4276

2023年01月26日 | 詩『言葉の街から』
詩『言葉の街から』 対話シリーズ



4273
人混みの中さあっと通り過ぎた
女(ひと)の放ったくうき
舞い上げた風とともにふわりと来る



4274
誰もが日々すれ違う
気にも留めない
ことに誰もふと気づいている



4275
そんなびみょうな言葉があり
日を浴びて
時には人の影に落ちていく



4276
概念になれない言葉以前の
感じや匂い
晴れた日のコンビニの前にも座り込んでいる