詩『言葉の街から』 対話シリーズ
2727
あと一歩前に出ると
古い抒情が
流れ出す あっテーブルに滴
2728
昔は抒情の道があった
どこに通じているかも知らず
泣き濡れた心は言葉を深く散らして行った
2729
演歌が嫌いじゃない
痛切の
深みに座る座り方ひとつ
2730
人と人とは抒情以下
まとまらない言葉の肌
触れたり擦(こす)れたり触られたり
2731
言葉が乾ききっているわけではない
ただフツーの乾湿の
表情をしているだけさ
2727
あと一歩前に出ると
古い抒情が
流れ出す あっテーブルに滴
2728
昔は抒情の道があった
どこに通じているかも知らず
泣き濡れた心は言葉を深く散らして行った
2729
演歌が嫌いじゃない
痛切の
深みに座る座り方ひとつ
2730
人と人とは抒情以下
まとまらない言葉の肌
触れたり擦(こす)れたり触られたり
2731
言葉が乾ききっているわけではない
ただフツーの乾湿の
表情をしているだけさ