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詩『言葉の街から』 対話シリーズ 2677-2680

2021年12月13日 | 詩『言葉の街から』
詩『言葉の街から』 対話シリーズ



2677
あんまり振り向く者のいない静かな夜
一滴(ひとしずく)が
水面にゆっくりと落ちる



2678
(しずくがおちてゆく)
音もなく
波紋が広がっていく



2679
(しずくの はもんの)
ゆっくりと
もとの水面に戻っていく



2680
(もとのすいめん? しずかな)
何のドラマも
起こらなかった(ようにそれは見えるなあ)