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詩『言葉の街から』 対話シリーズ 131-134

2020年02月08日 | 詩『言葉の街から』
詩『言葉の街から』 対話シリーズ



131
〈花〉のずっと手前には
繁ったり
萎(しお)れたりする〈は〉の駅がある



132
通勤の朝〈は〉の駅から
すべり出す
〈花〉のことは思ってもみない



133
それでも駅を出る頃には
ネクタイ直し
白手袋して〈花〉言葉を語り出す



134
眼には見えないけど シームレスの
誰もが
武装する モビルスーツ