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詩『言葉の街から』 対話シリーズ 109-112

2020年02月01日 | 作品を読む
詩『言葉の街から』 対話シリーズ



109
言葉の重量や
深さや
明暗が違っても同列にひしめく



110
時代の言葉のイメージ
につながれて
上へ上へ這(は)い上がろうとあがいてるよ



111
重力に貫かれて
同列へ
滑り落ちおちおち眠れない



112
漱石の則天去私の
椅子壊れ
老(ふ)けてフツーの父は手持無沙汰だ