大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

避難先で民宿挑戦、広がる縁 郡山から自主避難の女性

2014-01-04 13:07:27 | 原子力関係
河北新報



福島第1原発事故で自主避難した郡山市出身の女性が、避難先の秋田県八峰町で民宿「十三夜」を営んでいる。世界自然遺産の白神山地が一望できる古民家を譲り受けて改装した。福島、秋田両県の音楽グループが民宿を会場に計5回のライブを開き、支援の輪を広げている。

 十三夜を営むのは高橋洋子さん(50)。一時はそば屋として使われた築60年余りの木造2階の空き家を活用し、渓流釣りの愛好者や出張客らを1日2組受け入れる。暖炉といろり付きの食事部屋があり、煮物などの家庭料理を提供する。
 高橋さんは郡山市で建築関係の自営業をしていた。秋田県の自然にひかれ、休日にドライブを楽しみ、三種町に一軒家を借りて宿泊に使っていた。原発事故の後、弟一家らと一時避難し、親族が帰った後も1人で秋田に移り住むことを決めた。
 11年7月、三種町内の別の家を借りて民宿を始めたが、ことし9月、家主側の事情で退去することになり、10月に八峰町で開業した。
 高橋さんは「一生続けられる仕事として民宿経営を考えていた。原発事故をきっかけに、最終的に決断した」と語る。郡山市でそれぞれ独立した2人の息子も支援しているという。
 口コミで高橋さんの挑戦を聞き付けた福島市の復興支援バンド「縁屋(えんや)」と秋田市の音楽グループ「ベル・ビエントス」が昨年から支援ライブを始めた。昨年12月23日には両グループが5回目のライブを開き、十数人の前でオリジナル曲などを披露した。
 縁屋のギタリスト矢吹淳さん(48)は「福島と秋田の懸け橋として高橋さんに期待している」と話し、今後も不定期でライブを続ける予定だ。
 高橋さんが三種町に移住した際に知り合い、引っ越しを手助けした同町のネギ農家能登多津美さん(58)もライブに訪れ、「見ず知らずの土地で開業した高橋さんはバイタリティーがある。何とか民宿を軌道に乗せてほしい」と願っていた。


2014年01月04日土曜日

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