小高工場が操業再開 厨房機器メーカー「タニコー」

原発事故のため操業を休止していた業務用厨房(ちゅうぼう)機器メーカー「タニコー」(東京都、谷口秀一社長)の福島小高工場(福島県南相馬市)が操業を再開し29日、同工場で復興祈念式典が行われた。
同工場は、全国に12の工場(関連企業を含む)を持つ同社の主力工場で、地域経済を支えてきた。復旧に際しては、最新鋭の生産機器が導入され、一層の拠点工場化が進められた。式典では、数百人の関係者が、地域復興への大きな一歩を祝った。
南相馬市は、同社にとって工場が集中する生産拠点。福島小高工場では震災前、協力企業の関係者を含め約220人が就労していた。しかし原発事故で2011(平成23)年4月から一時閉鎖。同市小高区の警戒区域指定が解除になった昨年4月から今春の再開へ準備が進められていた。
導入された最新機器は、レーザーパンチ複合機ラインなど。県のふくしま産業復興企業立地補助金10億円を充てた。同社の工場では唯一の、無人で24時間稼働可能なFMS(1ラインで複数の製品を生産するシステム)ラインにより、部品などを各工場に供給する。
(2013年5月30日 福島民友トピックス)

原発事故のため操業を休止していた業務用厨房(ちゅうぼう)機器メーカー「タニコー」(東京都、谷口秀一社長)の福島小高工場(福島県南相馬市)が操業を再開し29日、同工場で復興祈念式典が行われた。
同工場は、全国に12の工場(関連企業を含む)を持つ同社の主力工場で、地域経済を支えてきた。復旧に際しては、最新鋭の生産機器が導入され、一層の拠点工場化が進められた。式典では、数百人の関係者が、地域復興への大きな一歩を祝った。
南相馬市は、同社にとって工場が集中する生産拠点。福島小高工場では震災前、協力企業の関係者を含め約220人が就労していた。しかし原発事故で2011(平成23)年4月から一時閉鎖。同市小高区の警戒区域指定が解除になった昨年4月から今春の再開へ準備が進められていた。
導入された最新機器は、レーザーパンチ複合機ラインなど。県のふくしま産業復興企業立地補助金10億円を充てた。同社の工場では唯一の、無人で24時間稼働可能なFMS(1ラインで複数の製品を生産するシステム)ラインにより、部品などを各工場に供給する。
(2013年5月30日 福島民友トピックス)