昨日本屋さんでアエラを買いました。「原発学者は揺るがない」というタイトルで今回の事故に対して賛成派と反対派の学者の意見が掲載されており、興味深く双方の事故に対する受け止め方を拝読させていただきました。「エネルギー安定確保、温暖化対策の観点からわが国にとって原子力発電は不可欠であり、今回の教訓を十分反映することを前提に、原子力発電を進めるべきである」(石川迪夫氏)「経済性に優れ、CO2排出量の少ない原子力は、今回の件で逆風は増すと思われるが、今後も推進すべき。そうしないと日本は電力不足で日常的な生活への支障と経済活動の停滞により文明や社会が大いに後れをとることになろう。太陽光発電や風力発電は推進すべきだが、経済性がなく、多くを期待することは無理である(宮崎慶次氏)というチェルノブイリ以上の原発事故が起こったにもかかわらず原子力を推進する方針だという暴論には驚きを通り越しあきれ果ててしまいました。こういう方々こそ、福島原発の半径20キロ以内に研究所を作って安全であると日本そして世界にアピールすべきではないでしょうか。また石川という人は「むしろ、不正確、無責任な情報で、社会が混乱することがもっとも心配である」と述べていますが、「不正確である」なら自らが原発の現場に行って安全であるという正確な情報を流すべきではないのでしょうか。副島孝彦先生の3月27日のブログを読んでいましたら、再度、福島原発に限りなく近づき、放射能の線量測定をするとのことです。副島先生に見習って、石川という方も放射能の線量測定に行かれたらいかがでしょうか。石川という人は現在アメリカに滞在し「トラブルは峠を越えた」と表明しているそうですが、おそらく副島先生によるとこの石川という学者が日本の原発を最も推進してきた最高責任者であるとのこと。ようするにもっとも世界最大の公害を引き起こし、多くの無辜の人々を避難民にしてしまった最高責任者かもしれません。話は戻りますが、アエラの特集の中で原発賛成派、反対派に対してアンケートを求めた時に原子力を研究する科学者に重点的に発送し、賛成派に発送した数は反対派の倍近かったそうです。しかしながら賛成派の解答は少なかった。この賛成派のアンケートに答えない人たちには「卑怯者」もしくは「偽善者」という言葉をそのまま投げかけてあげてもいいのではないでしょうか。原発の安全神話が完全に崩れた今現在でも、原子力を推進するなんて信じられませんが、日本の科学者の知的レベルを疑ってもいい証左ではないでしょうか。武田邦彦 氏が原子力に対してとてもすばらしい見識を述べていますので、よかったらご覧ください。

石川迪夫

神田啓治

宮崎慶次

石川迪夫

神田啓治

宮崎慶次