goo blog サービス終了のお知らせ 

大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

頭がよくなる思考術 (読書)

2011-03-26 20:51:13 | 読書
「知性の土台をつくる読書と人の話を聞くという行為は、やさしさと反する性質があっては出来ない」最近僕は実家の福島原発事故からの避難の件でかなり動揺を抑えることができず読書もままならなかったけど、ようやく白取春彦さんの著書を割りとじっくり読み込むことができる心的状態になってきた。この二週間の自分の生活は人生で忘れることができないと率直に思う。結論は「人はやさしくなければ生きていく資格がない」ということ。無知、無学が罪作りであることも充分にわかった。知識や知恵を人様に伝えることの難しさも体感出来た。肉親に原発事故から避難することを説得することがどれだけ困難を極めることかもよく理解できた。いまさら敵、味方の色分けしても仕方がないけど「馬鹿は死ななきゃ治らない」という格言を信じたい気分です。自分の親類縁者の対応には今更言葉もないけど、知識や知恵のない人々が山のようにいる現実があり、今日の日本という社会を支えている。「お好きなように生きてください。あなたの人生ですから…でも子供の未来に親のあなたは責任をもてますか?」ちゃんと答えてくださいよ!今原発事故現場から30から40キロのエリアの屋内避難している人もいづれ「自主的避難」をするように日本政府から遅ればせながら通達があるのではないでしょうか?



福島原発

2011-03-26 10:47:43 | 原子力関係
 福島原発事故による放射能汚染がさらに拡大している様相を呈しています。おそらくマスコミの報道とは違って、かなり状況が悪化しているように自分は考えています。例えていえばブレーキがきかず列車が暴走している状態です。危険を遥かに通り越している領域ではないでしょうか。福島県の実家にいる母に電話をして状況を聞いた所、母親も原発の放射能汚染が前よりもひどくなっている事を認識していたみたいで「役所の避難勧告がでたら考える」と話していましたが、正直心苦しいです。スイスやドイツ等ヨーロッパにまで放射性物質が飛び散っている状況の中で原発事故現場から40キロ弱の距離。原発のある市町村からもかなり多くの人々が実家のある田村市に避難し、もう2週間が経ちます。原発を推進した市町村の町長は口を揃えて「東電にだまされた、嘘をつかれた」と今頃になって東電への批判というか、不信感を募らせていますが、『後悔先に立たず』日本人はいつの間にかお金が全てになってしまい、大切な命や自然環境を軽視したつけが今回の原発事故による避難民の大量発生だと思います。今更誰が悪いと言っても仕方がないのかもしれませんが正直なところ『無力感』で一杯です。福島県では1980年代本当に原子力に反対し脱原発を訴えていた人は30名にも満たなかったように思います。心の中では原発は危険だと思っていたとしても表立って原子力反対を口にする人は少なかった。ほんの一握りの人が反対運動を繰り広げていただけで今その当時を振り返って後悔の日々ですがどうしようもないくらい福島県民は保守的だったようにも思います。県庁にもかなり抗議しましたが、東電からかなりお金をもらっていた(電源三法)ために東電に対する批判はかなり抑制されたものだったと思います。日本の教育が一番問題で「訓練された無能」の人々を次から次に生み出して愚民化教育をしながらずっと無知無学の人々を大量生産しているように思うのですが…マスコミも電力会社から多額の広告料をもらっている事情があり、表立って原子力の批判をできないのは情けないと思います。これからはますます放射能汚染による環境汚染と甚大な健康被害が拡大すると自分は予測していますがこの21世紀に自分なりにできる事をやるしか方法がない、というか精一杯一日一日を生き抜こうと思っています。どうせ人間は死ぬまでしか生きれませんからね。