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Ⓚ-20.遠軽埋蔵文化財センター見学(2/2)~後期旧石器時代の遺物

2023-07-04 07:00:00 | Ⓚ考古学から学ぶこと

遠軽町埋蔵文化財センター見学

 現在、遠軽町内で確認されている埋蔵文化財埋蔵地(遺跡が発見されている場所)が217か所あるという。これらの遺跡は、後期旧石器時代(30,000~12,000年前)からアイヌ文化期までの長い期間にわたっています。この地で、黒曜石の露頭があったり、小型剥片石器尖頭状石器細石刃石器などが発掘調査されていましたが、埋蔵文化財包蔵地が飛躍的に増えたのは高規格道路(旭川ー紋別間)の建設がきっかけです。




当センター展示室では、この発掘で出土した遺物を
中心に、わかりやすく工夫し展示しています。
 

 


 黒曜石原産地の特徴の中に、旭川も、「?」ですが記載!





 ナウマンゾウの臼歯


 

 ここ遠軽町白滝は、日本最大級の黒曜石の産地です。その埋蔵量は2億から5億トンといわれ、市街地北側の赤石山を中心に露頭がいくつも広がっています。この黒曜石の産地のふもとの標高300mほどの河岸段丘の上では、約百か所もの旧石器時代の遺跡が発見され、22か所で発掘調査が行われ、700万点の遺物が出土したとのことです。


寄贈されたアンモナイトがありました。



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「白滝遺跡群」見学

 帰路、国指定史跡の「白滝遺跡群」を見ることにしました。

国道沿いの白滝遺跡群№C-011という場所に行きました。そこには、立派な看板があり、ていねいに説明されていました。その場所は、発掘調査後は復元しされるのでブュシュ等が繁茂していました。30,000~15,000年前というずうーッと昔、とてつも長い時間の中、人類が生活していたんだ!と思いを巡らせました。

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