一日一トライ~”その記憶の記録”

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Ⓤ‐9.カホフカダムが破壊➡大洪水  2023.6.6発生

2023-06-18 07:00:00 | Ⓤウクライナを考える

 恐れていたことですが、ウクライナ情勢で大きな出来事が起きました。
 ロシアが支配するカホフカダムが破壊され、大規模な洪水が発生しました。ウクライナ最大の川にまたがるカホフカ水力発電所の巨大ダムが決壊され、1800万tの水が流れ出ました。その水は、住宅地に押し寄せ、たくさんの家や施設が流されました。

 一方、このダムの決壊により、約120㎞上流のロシア軍支配下にあるヨーロッパ最大のザポリージャ原発の冷却水が確保できなくなる恐れも生じています。冷却水がなければ、ベルトダウン(=炉心溶融)が起き原子炉が制御できなくなります。

 ウクライナ軍は、「ダムを破壊したのはロシア軍である」と。これに対しロシア側は、「ウクライナ側による攻撃だ」と、互いに相手を非難している状況です。

専門家によると、
 
ロシア軍は、まず防衛線が失われること。また、カホフカダムの水は、クリミア半島の水源であるなど、ダムの破壊で、ロシアが得られるメリットはないとのこと。ウクライナ側にとっても、ダム下流住民が大きな被害を受けること。戦後の復興のことを考えると、ウクライナがダム破壊をするメリット全く考えられないことーと。

どちらが仕掛けたのでしょうか。事故説も考えられるともー。


北海道・金山ダム


 いずれにしても、ウクライナの人たちは更なる苦難に遭遇しています。原子力発電所に被害が及んだとしたらどんなことが起きるのでしょうか。ときは、ウクライナ側が仕掛ける領土奪還の”春の大攻勢!”が始まった折のことです。このダム破壊が戦術の一つに利用されたと仮定すると、日本にもたくさんのダムがあり、有事があってそこにミサイルなどで攻撃されたらと、考えさせられます。

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