5/3、友人O氏から、セイヨウオオマルハナバチが家の玄関の壁にとまっていた!、と下記の写真添付のラインを受け取りました。
オシリの色が白い➨セイヨウオオマルハナバチ(from;O氏)
セイヨウオオマルハナバチについては、以前、上川総合振興局と市民団体「大雪マルハナバチ市民ネットワーク」のパンフレットを見て知っていました。この団体は、特定外来生物の一つであるセイヨウオオマルハナバチの防除活動の普及を進める組織です。
セイヨウオオマルハナバチ(庭のツリフネソウにー)
【特徴】体長は女王バチで18~22mm、働きバチで10~18mm。マルハナバチ共通の特徴である丸く、毛むくじゃらな体です。胸部と腹部は黄色と黒色の縞模様に。このハチは、庭でも時折見かけていました。なかなか動きが俊敏で、あんこ型の相撲取りの感じで、たくましい体つきをしています。
これは、オシリの色が茶色のエゾオオマルハナバチ
【在来のエゾマルハナバチとの違い】このエゾオオマルハナバチは、本州に生息しているオオマルハナバチの仲間ですが、セイヨウオオマルハナバチは、形、縞模様、行動様式などが似ているので一見違いは分かりませんが、実は大きな違いがあります。それはオシリの縞模様の色が白いのです。
【駆除する理由】このハチは、名前の如く「ヨーロッパ原産」で、マルハナバチの仲間で、温室栽培のトマトやナスの受粉のため輸入され、野生化したものです。このハチの悪行は、花に穴を開けて蜜を吸ったり、在来のハチを減少させるなど生態系に悪影響を与えることが懸念されています。
海外起源の外来種であり、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの。または及ぼす恐れがあるものの中から指定されています。指定された生物の取り扱いについては、輸入、放出、飼養等、譲渡し等の禁止されています。なお、卵、種子なども含まれます。
このセイヨウオオマルハナバチは、農家の救世主!として輸入されたものですが、結果的にそれが管理しきれなくなり野生化し繁殖したものです。このような例は、植物、動物とも多々あり時折話題になっています。なかなか難しい問題を含んでいるようです。