1泊2日の予定で、旭川➡中川町➡稚内(泊)➡留萌➨旭川とsoloバイクツーリング中、「中川町エコミュージアムセンター~自然誌博物館」に立ち寄りました。主な目的は、中川産のアンモナイト化石の展示と先住民の遺物を見ることです。
この自然誌博物館は、中川町立旧佐久中学校の体育館を博物館の拠点施設として改装し、2002年に「中川町エコミュージアムセンター」としてオープンさせたものです。
この博物館には、中生代から新生代の海成層が広く分布する中川町で発見されたクビナガリュウや大型アンモナイトなどを中心とした化石と地質、天塩川や中川の動植物などの自然が収蔵・展示されています。また、擦文時代から現在に至る中川の歴史なども知ることができます。
まず、中川産のアンモナイト化石の展示を見学することにしました。
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中川町のアンモナイトについては、昔々同町での採集経験がありまだ数点持っているので、大変興味深く観察しました。なかでも、異常巻アンモナイトの完全形が多数陳列されているのに驚きました。
アンモナイトといえば、一般的に「丸いらせん巻の形をしたもの!」のイメージですが、異常巻アンモナイトは、形状から”棒貝”とか”六の字貝”といわれ、あまり見向きもされてきませんでした。私は、この異常巻アンモナイトは進化の過程や種類によるものーとは知っていましたが、ノジュール(化石を含む団塊)から原型を取り出すことは至難のワザ!と手を付けずにいました。それが、「中川化石会」の人たちの尽力できれいにクリーニングされて生息していた状態を再現されていました。これは、学術的に価値があり、専門家による今後の研究を期待したいところです。