偽書

今日はらしい、やっほ～！

ユダの福音書を読んでいて、ん～、これは偽書かも？と思った。
だが、奥義もあるしなぁ～、どうなんだろう？
原始キリスト教では、ユダの福音書も、立派な聖典だったはずだ。
ん～、新約聖書を読み返していると、あれ、と思うことに気付いた。
ひょっとすると、新約聖書もユダの福音書と同じように偽書かも知れない！

マタイによる福音書が新約聖書の最初であるから、よく読むのであるが、ペテロがやたらでてくる。
恰（あたか）も、ペテロが第一弟子のような印象を与える。
これは、怪しい！
収税人マタイは、何故か出てこない。
マタイが関与してないことも、充分書いてあるが、その部分にはペテロがでてくる。
絶対に、怪しい。
マタイが書いた部分に、ペテロの部分を改竄（かいざん）して挿入した可能性は充分考えられる。
私の推測は、多分、正しいであろう。
ならば、新約聖書も偽書の部類に入ることになる。

だが、改竄するには、基本的はテキストがなければならない。
私が思うには、正統派と言われる人々が改竄する前に、誰かがイエスについて記録した文書を作ったのであろう。
その基本テキストに都合のいい情報を入れて、作成したのが現在、私たちが見ている新約聖書であろうと思われる。
通常、それは編集ともいうが、自分たちに都合のいいように作ることは、改竄といったほうが正しい。

ひょんなことから、新約聖書の改竄談になったが、ユダの福音書が偽書だというなら、他もそうだということになる。
多分、初期のキリスト教団体に、イエスの記録があったと思われるが、それは口伝や記憶も含むであろうが、様々な形態で残っていたのではないか？