虚空漂浪日記

魂の開放を求めて、右往左往。嫌われものの”宗教”の根本を捜し求める日記です。

イエスは何を語ったのか?

2006-07-05 02:49:52 | 宗教


私たちは、意外と既成概念に囚われ易いところがあるようである。
前回のブロブで、新約聖書は結構あやしいことを指摘した。
だが、この1週間前までは、私も「マタイによる福音書」はマタイによって書かれたものであると思っていた。
だが、考えてみるとどうも違う。
多分、イエスの伝記は、他の誰かが書いたのであろう。
4福音書のベースになるものがあって、それに様々な記憶や自分たちに都合のいい伝承を付け足して、今日の4福音書が成立したのであろう。
であるから、おかしい箇所がたくさんある。
明らかに創作されたといえる箇所が、沢山あるのだ。
真実は真実として、確認することは大切である。

さて、聖書にはイエスが語った本当の言葉がない、と前回か前々回のブログで指摘しておいた。
では、イエスな何を語ったのか?

一説によると、イエスが磔にされた真の理由は、イエスが人々にユダヤ教の秘密である”カバラ”を開示しようとしたからだと言われる。
”カバラ”とは、占いではありませんよ。
新約聖書を理解するには、カバラの知識が必要だとも言われる。

元々、カバラの知識はメルキゼデクがアブラハムに教えたものと言われるが、定かではない。
だが、それは口伝された秘密の知識であったが、1205年に発見された古い手記本によって、その内容がだいたい分かるようになったらしい。

カバラとは、何か?・・・それは、ヒ・ミ・ツ。
ただ、カバラとグノーシスとは、かなり近い関係にあるので、初期キリスト教でグノーシスの影響が強いのはある意味当然のことのように思える。
逆に言うと、正統と言われるキリスト教が、グノーシスを排除することによって、イエスの真の言葉も排除した可能性は否(いな)めない。

「求めよ、そうすれば与えられるであろう。門をたたけ、そうすれば、あけてもらえるであろう。すべて求める者は得、捜す者は見いだし、門をたたく者はあけてもらえるからである。」(ルカ 11.9-10)


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ヒ・ミ・ツ? (ミューシャ)
2006-07-06 07:22:09
一刀斎さん、おはようございます。



ヒ・ミ・ツ・・・なのですか? 

もう、ケチですねー。

でも、ミューシャは一刀斎さんから紹介していただいた「カバラの真義」を入手したのです。

しっかり読んで、カバラの正体を見極めましょうっと。
返信する
ふふふ。 (拝 一刀斎)
2006-07-07 02:10:09
ミューシャさん、こんばんわ^^



はい、ケチです^^

簡単に教えてしまっては、面白くありません。



チビチビと書いていくかも・・・w
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