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New Yorkのジャズピアニスト、クニ三上(Kuni Mikami)のブログ

ツアーの様子を中心にお伝えしています。

大阪豊中・桜の庄兵衛ギャラリー

2011-10-16 23:53:00 | 2011秋「Hamp's Boogie」発売記念ツアー
 ホテルから15分、演奏会場の「桜の庄兵衛ギャラリー」に到着。600坪の広大な敷地内の一角にあるこの古民家は阪神大震災後にモダンに改修されたという。

 晴天に恵まれ、大きな縁側の窓を開放し、「澄む秋に雲遊ぶ日のコンサート」という題名にふさわしい心地良い風が流れる大広間に並べられた沢山の椅子。オーナー奥野さんの品のある趣味を感じさせる家具や飾ってある小物などの見事なこと。

 米国で「オーガニック・モダン」の家具や内装がトレンドと思っていたが、日本の民家ではとっくにそれが行われていたのでしたね~。

 とても小さなマイクで充実した音の記録をされる五島さんが録音。

 演奏の合間には季節の栗のお菓子とおいしいお茶が供され、建物、天気と共に我々の演奏に花を添えてくれた。お陰で、帰りには大勢の方が声をかけてくださり、CDもたくさん売れ、皆さんに喜んで頂けたようだ。

 今日はドラムの井川氏に思いがけない再会が2度も!昼の部には20年間音信普通だった高松の中学生時代の同級生が、夕方には何年も会っていなかった親戚の方が来場。「こんなこともあるんですね」と驚く。

 夜の演奏後にはボランティアの方々を含めて打ち上げ、手作りの大皿料理が何皿も豪快に並べられた。満腹になって兵庫県のホテルまで1時間半、車を走らせる。


素敵な庭のほんの一部です


ここは喫煙所。火鉢が灰皿なのである


玄関のインテリアもしゃれている


正門前で


ここは正門を入った所


ご主人の書による、今日のコンサートのタイトル


受付の美女たち




一杯の客席




休憩時間、おいしお茶とお菓子でくつろぐ


夜は衣装も変え、シックに決めました




打上げの見事な大皿料理

滋賀大津・フィガロホール

2011-10-15 23:45:00 | 2011秋「Hamp's Boogie」発売記念ツアー
 フィガロホールでの演奏は2回目である。個人のコンサートホールとしては日本でもベストの部に入る音響、設備、内装、そしてスタンウェイ・ピアノである。

 いつもお世話になっているサウンドパーツ水谷氏のお陰で、あいにくの天候にも関わらず大勢のお客さまが来場。このような素晴らしいステージ設備だとピアノもドラムもとても繊細に奏でることが可能である。

 演奏後は大阪のホテルまで1時間、車を走らせる。


お世話になっている水谷夫妻、フィガロホールの多田さんと





名古屋・Stageあうん

2011-10-14 10:59:00 | 2011秋「Hamp's Boogie」発売記念ツアー
 ホテルから10分、住宅街にある「Stageあうん」で「懐石料理とジャズの夕べ」の演奏。
 
 元は倉庫だったという建物の外見はコンクリートなのに、室内は創造性に満ちた家具と小民家再生の内装で素晴らしい。以前はファッション関係の仕事をされていたというオーナー有馬さんはデザインやアートにも通じていて、その趣向が生かされた空間である。

 台風のような雨にも関わらず満員である。ノリの良いお客様ばかりで盛り上がり、アンコールのテネシー・ワルツでは合唱になる。


頂いたお料理はこのように上品で健康的であった






客席の様子



愛知豊川・八平次記念館八の蔵

2011-10-13 10:50:00 | 2011秋「Hamp's Boogie」発売記念ツアー
 ドラムに井川晃、ベースに池田聡を迎えてツアー後半の開始である。

 狛江を午前11時に出発、東名は大型改修工事で1車線となっていたので、通常の倍以上の6時間かけて目的地、豊川の近くまでやっと到着。ところがそこからがまるで動かない渋滞となってしまった。一つ手前の出口から降りて一般道を選択するが、こちらも混んでいて、会場の「八平次記念館・八の蔵」にはコンサート開始50分前に到着した。

 一息つく暇も無くセッティング。リハもわずかの時間で開場となる。しかし、古い蔵をモダンに改築し、グランドピアノの置かれたここは音の響きがすばらしく、バランスなど全く心配する必要なく、気持ちよく演奏できた。

 八の蔵の平松さんご一家のお陰と、さらに東愛知新聞に記事が載ったお陰もあって、お子様から年配の方々まで満員のお客様。リクエストもどんどん飛び出し、音楽好きの方が多かったようだ。ここの奥様はピアノの先生だから生徒さんもたくさんいらしたのだろう。

 演奏後はまだ混んでいそうな高速を避け、一般道で名古屋まで1時間。
 
 大風呂、スニーカー貸し出しのフィットネス、4台のコインランドリー、PC…と設備が充実して定宿にしているビーズホテルへのチェックインは11時過ぎになった。

 ここに泊まる時には必ず訪れる近くの焼き鳥屋さんで食事、いや、実に旨い名古屋の鶏。


平松さんご夫妻とお嬢さん




みごとな梁と天井


アンコールにお答えしての演奏

小平「0才からのジャズコンサート」

2011-10-12 23:37:00 | 0才からのジャズ
 休みを2日間とって、今日は小平市で「0才からのコンサート」。会場のルネこだいらレセプションホールは築17年とは思えない綺麗で管理の行き届いた公共施設である。

 会場は、うまい具合にカーペット敷きなので子供たちは床に敷いたキルトの上でころがれるし、母親と一緒に椅子に座ることも可能だ。
何度も書くが「0才から」であって「0才のための」コンサートではない。会場に0才から
100才過ぎまで幅広い年齢層のお客さんが来場できるコンサートである。

 なので演奏曲目は他のコンサートと変わらない、大人向けのコンサートでも三上流ジャズにアレンジされた「アンパンマン」や「おおきな古時計」「きらきら星」を演奏しているのだから・・・。

 屈託ない幼児の柔らかいパワーに私はもちろん、今日がツアー最終日の橋本(ドラム)、今日だけ参加の有明のぶこ(ヴァイブ)の顔もほころぶ。

 帰り際に「ぜひ来年も開催して」と声をかけてくれる人も多く、アンケートもたくさんあつまり、皆さんに喜んでいただけたようだ。

 今日で最後の橋本氏は今夜も演奏が入っているとのこと。さすが売れっ子ドラマーである。


開演前の様子








ピアノに近づいて来る子がいて…


遂に連弾することに


他の子たちも楽器に近づいて来る


イボドラムをたたかせてもらえます


会場前には大きなポストが


ルネこだいらの階段で


こんな可愛い椅子もあった