New Yorkのジャズピアニスト、クニ三上(Kuni Mikami)のブログ

ツアーの様子を中心にお伝えしています。

宮崎・ホテルメリージュ

2011-10-24 23:41:00 | 2011年スプリングツアー
 朝10時、田辺夫妻の見送りを受け、おみやげも頂いて出発、午後3時に宮崎に到着する。さすがに宮崎、日差しが夏のように暑い!

 市の中心部にあるホテル・メリージュでの演奏は今年で4回目である。「楽しむ会」のスペシャルライブとして、今年も演奏させて頂くことになった。

 親切な従業員の方々の手伝いで楽器を搬入、サウンドチェックを終える。同じホテルに泊まるので演奏会場への移動も無く、コンサート開始までユックリできるのが何より嬉しい。

 スイングの曲にうまい具合に手拍子を入れてくださるお客さんが多くてノッた演奏となる。

 ツアー初参加の井川氏のドラミングも「静かに熱くスイングする音楽」という私のコンセプトにピッタリと合ってきている。トリオでの楽しい掛け合いが可能となった。


今回の演奏はレストラン「アバ」にて






いつもお世話になっている桑畑さんと



愛知刈谷「ルラパン」

2011-06-19 23:52:00 | 2011年スプリングツアー
 春のツアー最終日は刈谷市のフランス料理店「Lu Lapin」。南フランスの古いビストロを思わせる店内は30名以上のお客様で満員となる。豪華な料理と洒脱なジャズで、ゆっくりと食事をした後にじっくり聴いて頂くという趣向である。

 名古屋方面の演奏によくいらしくださる溝口さん親子のお顔も見えて嬉しかった。

 ツアー最後の演奏は、お酒と食事で気持ちの和らいだお客さんにとても喜んで頂き、これまでで最高だったというお声も頂戴した。

 









今回の長いツアー、殆どの行程を付き合ってくれたベースの池田聡、前半のドラム橋本学、後半の福森康という信頼できるメンバーとの演奏は楽しかった。加えてベースの林正男やドラムの井川晃との共演の機会もあって充実した演奏内容となったと思う。

 震災直後の日本ツアーは、イベント自粛の影響が大きいのでは、と懸念されたが、実行を決定し、被災地と「一緒に落ち込まない」という姿勢で臨んだ。

 実際にコンサートを行った被災地の方々からは「日本全土が悲観的なマイナス思考になって欲しくない」「演奏に来てくれてありがとう」という意見をいただいたのが印象的だった。

 6月11日の避難所コンサート以後の演奏で集まった義援金は、再度南三陸町に送る予定である。



長野飯田「飯田病院」

2011-06-18 15:19:00 | 2011年スプリングツアー
 糸魚川から飯田市まで4時間、赤い屋根の可愛い飯田駅のそばにある飯田病院が今日のコンサート会場である。

 今回で106回目というこの病院のロビーコンサート、クラシックが多いようだが、今回はジャズという物珍しさもあってか、グランドピアノのある広いロビーが190名の方々で一杯になる。

 地元の方、入院患者さんとその家族、少し遠方の松本からも、毎回どこかには必ず聴きに来てくださるMさんご一行様が。老若男女の皆さんに楽しんでいただけるような選曲で演奏し、お客さんにも職員の方たちにも喜んで頂けた。

 打ち上げは建物最上階、ホテルのラウンジのように街の灯かりが見下ろせるレストランにて。今回のロビーコンサートを担当して下さった職員の皆さん、PAを担当してくださったトライアドの方と美味しい料理で満腹となる。








花束贈呈


アンコール


お世話になった皆さんと

新潟糸魚川「ひすいの海」

2011-06-17 23:03:00 | 2011年スプリングツアー
 同じく6月17日。白山市「親子のひろばあさがお」での演奏後は、3時間かけて新潟県糸魚川市に。

 到着した「ホテル糸魚川」は大きな温泉。長い移動が2日続いた後には、豪華な温泉ホテル、各自が広い和室で宿泊というオフィスヨコタの実に巧い「アメとムチ」政策である。

 夜の演奏は「ひすいの海」。店内が昨年よりまた少しスッキリと洗練された感じがする。イタリア料理のシェフのオードブルが振舞われて、舌、目、耳で楽しむ夕べである。
音楽好き、ジャズ好きのお客様、手拍子やリクエストのタイミングも良く、盛り上がった。

 東京で活躍していたが故郷糸魚川に戻ったというドラム仲間が来て、旧交を暖める福森を残してホテルに戻り、しょっぱい温泉につかる。








岐阜各務原・法福寺「風庵」

2011-06-16 23:23:00 | 2011年スプリングツアー
 東京を午前11時に出発、岐阜県の「風庵」に向かう。
 
 途中富士宮のサービスエリアに「ミルクラーメン」というものがあった。朝霧高原のミルクと当地の野菜を使用しているこのラーメン、ポタージュ風であっさりして美味しい!妙案である。

 「風庵」は寺院や不動様などの多い山の中腹にあるお寺「法福寺」内にある音楽会や個展が開かれるスペース。ギャラリー、喫茶、展示販売スペースに分かれていてギャラリーにグランドピアノが置いてある。

 法福寺の前住職夫妻は、シアトルにも在住してお寺を開いた方で、文化にも造詣が深く、様々な文化発信をしている。現住職の息子さんご夫妻にもその意向は受け継がれている。

  庫裏には和室の裏に洋館を思わせる内装の部屋があり、シアトルから送った家具やアンティークが鎮座している。また庭内には「風の塚」と名付けられた永代供養をしてくれるユニークな墓碑がある。

 今回は、前住職、現住職共に2日後にスリランカへ出発するというお忙しい中にも関わらずコンサートを開催してくださった。

 演奏は前菜として30分間、それから皆で食事、その後1時間の演奏という洒落た嗜好。各種の美味しい料理と共に近くの長良川からの鮎がふるまわれた。NYでは口にすることのできない食材がここでは豊富だ。

 周囲の緑の葉にあたる激しい雨足が窓外に響く中、大勢の方がいらしてくださった。


前住職ご夫妻と


風の塚


風庵内の展示販売スペース




壁には絵が展示され、ギャラリーとなっている