New Yorkのジャズピアニスト、クニ三上(Kuni Mikami)のブログ

ツアーの様子を中心にお伝えしています。

京都・ギャラリーのざわ

2013-05-31 23:41:00 | 2013年春ツアー
 今日も暑い。淡路島を通って京都まで3時間、2年前にも演奏した「ギャラリーのざわ」は京都独特の「町家」建築である。近くの大門は江戸時代の花街の風情を今にとどめている。今年は、町家の魅力を体感しようというイベント「楽町楽家2013」に参加している。

 後列は椅子、前列は床に座る30数名のお客様からは「ディープで難しいジャズを」なんてリクエストが出る。東京でお世話になっているF女史も京都の友人を連れて旅行がてらいらしてくれた。

 演奏後には半数以上の方々が残って、手作りの見事な食事と懇談会。帰りには、お世話になった西沢さんのお宅、築80年の町家を拝見する。

 宿泊のホテル・アンテルームは何て素敵なんでしょう!観光地域からは少し遠いけれど、モダンな家具の備えられた広いロビーには絵画や現代アートが。NYのトレンディなホテルと同じコンセプトだ。とても良いです。


ギャラリーのざわの前で


今年は「楽町楽家2013」参加です


まずは一服


これが会場です


リハーサル中





高知・かるぽーと

2013-05-30 23:41:00 | 0才からのジャズ
 大きな会館・かるぽーと高知での「0才からのコンサート」は、昨秋は午後1回だけだったが、今回は午前午後の2回演奏する。

 毎年お世話になっている丁野夫人と、昨秋のコンサートにいらしてからの強力な助っ人、原さんのおかげで午前も午後も満員である。

 演奏予定だった「となりのトトロ」を演奏しなかったので、残念だったというアンケートがあった。今後は予定曲は演奏せねば。

 今年の秋コンサートでお世話になる絵金蔵の方にもお出でいただけたし、高知県ピアノ指導者協会の方々ともわずかの時間だがお話をする機会を持てた。

 皆さんにとても喜んで頂けたようで、来年の開催も約束して原さんとお別れした。

 明日の演奏地、京都に少しでも近づくように、演奏後は2時間かけて徳島のホテルに。

 夜の8時、ホテルに隣接する阿波踊り会館のあたりは静まり返っている、これは第二の八幡浜か!?と心配したが、歩いて10分も行くとタクシーが列をなす大繁華街でジャズのライブハウスも数軒発見。

 帰りに通った川沿いの公園では太鼓や三味線入りで「阿波踊り」の練習をする地元の方々を目撃、これぞ日本の情緒である。




今年は大鳴門橋を通って四国へ


今年は搬入口から撮りました。この大きな建物がかるぽーと高知












移動、宮崎から高知へ

2013-05-29 23:04:00 | 2013年春ツアー
 ホテルから少し歩いた角にあるデパート内の1フロアを占めるダイソーは日本一の広さと品揃えではなかろうか?

 近くの無添加煮干スープの「きっちょううどん」も安くて美味しい絶品!宮崎は楽しい。

 朝10時出発、昨日来た道を逆に戻って大分県臼杵港からフェリーで愛媛県八幡浜へ。

 今日の船は昨日と大違いで豪華客船を思わせる内装、波静かな海上をすべるように進む。修羅場だった昨日と比べて極楽である、2時間半があっという間でした。

 そこから松山道、高知道へ進む、が難関は高知市から30kmの地点で待ちかまえていた。

 「霧の為、封鎖中」という表示で高速の途中から下道へ。うねうねの山道を濃霧の中、走る。対向車のライトが突然に現れたりして冷や汗ものだった。

 そんな道を20km、高知に無事到着。こんな都会のすぐ真近があんな険しい山道だったとは、高速を走っていたら気がつかない。

 宿泊はウイークリー翔、ベッドとTV、小さなテーブルしかない(だから広く感じる)部屋、備品はシャンプー類のみ。タオルも歯ブラシも百円とか別に払う仕組み。

 でも、アメリカの一流ホテルでも歯ブラシやスリッパは備えられていないし、こう何もないと南米を旅行しているようで気楽だ。洗濯は無料、部屋には無線Lan、電源も沢山あるし、電子レンジやポットはエレベーター横に設置されている。

 私は気に入った、そして宿泊料金1900円、あっぱれ!


フェリーにて。同じ航路なのに、昨日とはうってかわって穏やかな海、そして船も豪華客船のようである


ウィークリー翔の室内

宮崎・ホテルメリージュ

2013-05-28 23:49:00 | 2013年春ツアー
 八幡港には、意外にも近代的なお店があり、そこで食べた、味付けしたおからをご飯の代わりにサワラで巻いた「丸寿司」は面白い食感であった。

 八幡浜港からフェリーで大分へ向かう。悪天候のせいで船の揺れること。

 同乗の観光客の中には船酔いでトイレに入りっぱなしの人、トイレが満員なのでビニール袋を使う人、テーブルにつっぷす人と悲惨な光景。そんな中、よろよろと甲板に出て行ってタバコを吸い始めるおじいさん(波にさらわれるよ)や、ケロッとしながらお弁当を食べている人もいたりして、滅茶苦茶な船旅。

 たった2時間でこれなんだから、昔の渡米用太平洋航路の様子などは想像もつかない。

 大分から宮崎までは高速道路が以前よりずっと延長されていて途中の1時間以外は東九州道が完成していたので順調に進み、今日の演奏会場であるホテル・メリージュには午後3時到着。

 毎回お世話になる担当の桑ちゃんと再会。このホテルの素晴らしい部屋と美味しい食事と親切なスタッフ。昨日とは天国と地獄ほどの違いのホテルである。

今年で6回目のディナーショー。毎回楽しみにいらしてくださる方もあり、大勢のお客様が楽しまれていた様子が、手拍子やリクエストから判ってとても嬉しかった。


八幡浜の丸寿司


道の駅蒲江にて、ここの名物タイラギ貝はこんなに貝殻が大きい


道の駅蒲江内の市場にて


道の駅で、隣にいたトラックには牛がいた









高知県香南市野市・富家(ふけ)防災コミュニティセンター

2013-05-27 23:55:00 | 0才からのジャズ
 モアで備前焼の煎茶急須を8千円で購入、今回の旅で使おう。

 倉敷を出発、途中高知県立美術館へチケットの引取りに寄って、3時間で高知県香南市野市町へ。田植えの済んだばかりの可愛い緑の田んぼに囲まれた今日の演奏会場は、「防災コミュニティーセンター」。

 昨年秋に高知市内のかるぽーとで演奏した時に出会った野市中央公民館の名倉さんが興味を持ってくださり、今回の共催が決定した。

 しかし、こののどかな会場に一体何人の方が来てくれるのか?と心細い。昨日は高知市内の小学校の多くが運動会、今日が振り替え休日とあって市内から来てくれた家族もあり、大人だけでいらした近所の人もありで、大人と子ども合わせて160人以上のお客様。

 防災センターなのにピアノの音がとてもよく響く室内で、気持ちよく演奏できた。

 終了後3時間移動し、明日のフェリーの出る愛媛県八幡浜のホテルに到着したのは夜の8時過ぎ。

 このホテルにはインターネットの接続が無い。ちり紙も歯ブラシセットも無し、電灯も節電の為なのかとても暗い。お湯も中々出ないし、ボディソープは随分と薄くて環境に優しい、という超エコの態勢。

 周囲にはカーナビで見るとかまぼこ屋さんを始めスーパーや飲食店が沢山、「こいつぁ、いいや」と喜んでいたら、隣にあるはずのブックオフは移転、すべての店は8時半に閉店、9時には街は人が見当たらずにヒッソリとしている。


 我々しか宿泊客がいない様子なのに、国道に面したこの部屋を割り当てられた、人通りの無い街のくせして車の交通量は多くて、うるさくて眠れない。


倉敷のモアで買った備前焼の急須


ここは防災センターです


ここは床も壁も木造だからか、程よく響いて音が良い