New Yorkのジャズピアニスト、クニ三上(Kuni Mikami)のブログ

ツアーの様子を中心にお伝えしています。

名古屋・空色曲玉

2011-09-30 23:14:00 | 2011秋「Hamp's Boogie」発売記念ツアー
 名古屋市内の「空色曲玉」は自然食・マクロビオティックのカフェレストランである。元は米蔵だった建物はとても天井が高く、音がうまく響く。

 今年の夏にNYでブルーノートに聴きにきたという女性が、帰国して家族を連れて来てくれたし、いつも名古屋で演奏する時に来てくれる友人、知人も何人もいる。しかしお店で声をかけてくださった初めてのお客様がほとんどで、子どもを連れた家族、若い女性グループ、年配の方々・・・と様々な客層で店内は満員となった。

 ジャズが初めての人も多かったが、ご自分も演奏するという人が最初から最後まで盛り上げてくれてこちらも気分よく演奏できた。

 お店の方たちも仕事をしながらノリノリの様子でまた来年も・・・と喜んで頂けてうれしい。

 しかし、演奏後に注文した飲み物がコカコーラ…と俗世界から離れられない我々である。

 ちなみに空色曲玉では、普段はコーラなど置いていない。今日だけは何故かコーラが仕入れてあったのである。




2階の控え室から撮りました


満杯のお客様


イボドラムは人気なのである


空色曲玉の皆さんと

渋谷・公演通りクラシックス

2011-09-29 23:01:00 | 2011秋「Hamp's Boogie」発売記念ツアー
 オフを2日はさんで今日は渋谷・公園通りクラシックスでの演奏。私の学生時代はジャンジャンという小劇場のあった山手教会の地下1階である。

 久しぶりの東京、しかも繁華街というわけでお馴染みの面々が揃って来てくれる。今秋は東北での演奏がないからと、はるばる仙台から駆けつけてくれた方も。

 アンコールには「嘘は罪」に加えてユーミンのメロディが・・・何の曲かはライブにおいでくださった方のみぞ知る。

 2ページに渡って大きな記事の載った「Jazz Japan」誌を受け取る。





那須塩原・大黒屋

2011-09-26 22:29:00 | 2011秋「Hamp's Boogie」発売記念ツアー
 那須塩原へ向かう、4時間で老舗温泉旅館大黒屋に到着。日本の和にモダンな芸術の味わいを加えた素晴らしい宿(ギャラリーとも想えるが)である。私の部屋から眺望できる緑の山々とエメラルド色の渓流のせせらぎが美しい。部屋の急須などは、1階のショップで販売されているデザイナーの作品である。庭には火をくべて常にを沸かしてあるので、この風景に包まれていつでも煎茶を一服できる。
 実に私の求めているオーガニック・モダンが体現された建物である。16代(創業460年)当主である室井氏のセンスが館内全てに行き渡っている。

 今日の演奏は、宿泊のお客様を対象にして毎月26日に開かれているミニ・コンサートで、「枯葉」や「ムーンライト・セレナーデ」などのスタンダードを披露、連休が終わったばかりでお客さんの数は少なかったが、皆さん楽しそうに聴いてくださって、当主や従業員の方達にも喜んで頂けたようだ。

 演奏の後は、私たちも懐石料理を頂いたが、鮎や冬瓜、和牛サラダなど絶品である。露天風呂もあり、闇夜に包まれた山の気を十分に味わえる。温泉においしい食事、と我々自身にとっても大いに嬉しい滞在となった。

 ベース林氏の「音楽家は楽器を使って波長を作っているだけで、それを「音楽」として認識するのは聴く人々である。」という指摘は鋭い。


まずは庭で一服


美しい庭をバックに演奏




当主の室井氏


従業員の皆さんと


今日の懐石料理


翌朝は秋晴れで赤とんぼも


庭にもアートが


こちらは裏庭のアート


いつものロビー風景


大黒屋のオリジナル曲が彫ってあります


これが全曲です


穂高・あづみ野コンサートホール

2011-09-25 23:45:00 | 2011秋「Hamp's Boogie」発売記念ツアー
 朝9時、国立駅集合、長野県に向かう。今日の演奏は2回目となるあずみ野コンサートホールである。
 
 お世話になる水谷さんのお勧めに従って美しい清流を見て昼食を取ろうと、「大王わさび農園」に立ち寄るが、3連休とあって大勢の観光客で、駐車場は混んでいるしレストランも満杯である。断念して近くの蕎麦屋さんへ。

 午後1時に会場に到着。この会場の横に流れる清流と「わさび園」は我々にとって、景色と空気を楽しむのに十分である。

 長谷川さんご夫妻が個人で経営するこの素敵な会場、特注のベーゼンドルファーのピアノが、サントリーホールと同じ設計士によるホール内に清らかに響く。

 第2部の始まりでは、バークレー音楽院で勉強中の松本出身のピアニスト、橋浦淑子さんが登場、2曲を演奏する。躍動感のある生き生きした演奏である。将来が楽しみだ。

 演奏後は近くのスペイン料理で打ち上げ。水谷夫妻、白馬で音楽ペンションを経営する新田さん(バンド用の合宿施設で、なんとピアノが11台、ドラムが17台もあるそうだ)、いつもライブを録音してくれる堀川さん、それに今日演奏した橋浦さんともう一人、地元ピアニストの伊佐津さん、と共においしいスペイン料理をいただく。

 宿泊は半民半官の天狗岩温泉「すずむし荘」、とても巨大な施設ですず虫というよりは「かぶと虫荘」である。










牛久・ハモナカフェ

2011-09-23 23:21:00 | 2011秋「Hamp's Boogie」発売記念ツアー
ツアー初日である。朝9時に国立のベースの林邸を出発したワゴン車は東京をまたいで私とドラムの橋本学(彼は私のご近所さんである)の住む市川湾岸へ向かった。

今日の会場、茨城のハモナカフェには午後3時に到着、そのままリハーサル、演奏となかなか忙しい。昨年に続いて2回目の登場のハナモカフェには、前回のお客様が知人・友人を誘ってくださり満員となり嬉しい。

遠くは福島やいわき、那須塩原からいらした方々もあったし、なんと私の幼稚園時代の隣人兄弟(50年ぶりだ!)も我孫子から駆けつけてくれた。

NY録音の新しいCD「Hamp’s Boogie」もたくさん売れた。市川回りで帰宅、最終地点の国立には夜中に到着した。林さん、お疲れ様でした!