もんじゅ対策不十分=原子力規制委「具体性乏しい」
約1万4000点の機器に点検漏れなどの不備が見つかった日本原子力研究開発機構の高速増殖炉 「もんじゅ」(福井県敦賀市)について、原子力規制委員会は16日、事務局の原子力規制庁が行った保安検査の報告を受けた。規制庁は「真の要因までさかの ぼった分析が行われていないため、問題点と対策の関係が不明確で、具体性が乏しい」と指摘した。
田中俊一委員長は「もんじゅに対しては徹底的に対応しないといけない」と述べた。
原子力機構は昨年9月と11月、機器の再点検や保守管理体制の改善が終わったと報告。規制庁は今年3月、確認のため現地で保安検査を行ったが、新たに9件 の点検漏れや、所内の文書で「点検に問題があり不適合」とすべき部分を訂正で済ますなどの問題点が見つかった。(2014/04/16-12:31)
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