2012/06/30 日帰り山行 天候:晴れ時々曇り
大河原峠からピストン
梅雨の中休み、晴れ間を狙って「蓼科山」を目指す。
山行2日目であるので、2,093mの大河原峠からスタートとする。
この辺りの道路の両側が駐車スペースとなるが、県外ナンバーを含め満車状態。 少し離れた場所に何とかねじ込む。
無料で利用できるトイレがある。
① 大河原ヒュッテの右側から回り込んで登り始める。
目指す蓼科山のピークはここからは望めない。
② 笹原を抜けるとすぐに樹林の中の急登となる。
ゴーロの石を踏みながら高度を稼ぐ。
③ 前掛山付近からやっと蓼科山が見えた。 登りのきつさがうかがえるようだ( ̄○ ̄;)
ここは佐久市の最高地点で標高は2,380m。
山小屋のある将軍平までフラットな地形が続く。 あっ!UFO!?
④ 将軍平に建つ、蓼科山荘。
ここからピークまで続く急登が始まるので、一休みする登山者がいぱ~い。
一般利用のトイレは200円。 アイスは450円、生ビールは800円也。
鎖もある急登をあえぐ・・・が、親友クッキー氏は余裕の様子!?
ピークまでもう少し・・・蓼科山荘が小さく見える。
ずいぶん登ってきた。 大きな石をよじ登るように上がっていく。
ピーク直下にある蓼科山頂ヒュッテ。 ここから一登りでピークだ。
⑤ 右上方の人間の集まりがピーク!
ここがピーク! 2530m! 一等三角点の山なのだ。
ピークからみる山頂の様子。
広大な火口に大きな岩がゴロゴロ・・・荒涼としたと表現がぴったり?
火口を左から回っていくと、八ヶ岳(南八ヶ岳)が望める。主峰「赤岳」や阿弥陀岳がそびえる。
絶景を眺めながらのランチ。 何とも贅沢だ。
で、いつものように跳んでみた(笑) バックは南八ヶ岳~
ピークでゆっくりした後、帰路につく。
向かいの山に「縞枯れ現象」が見られる。 帯状に立ち枯れした樹木が見られるのだ。 この帯が徐々に移動するという。
ピークの岩陰にイワカガミが。
大河原峠の登山口に建つ案内看板。 イラストがいい味出してます。
余裕があれば下りは、蓼科山荘のある将軍平から天祥寺原に南下するルートで大河原峠に戻るのもいい。 今回は余裕なし・・・(笑)
ちょっと怪しい形になりました(笑) 真ん中の出っ張りは「方位盤」に登った時のものか?
冬景色で恐縮ですが、蓼科山の山容です。 円錐の綺麗な山体が特徴的。
左画像は南東側にある「北横岳」から。後方は「美ヶ原」と北アルプスの峰峰。 右画像は南西側にある「八子ヶ峰」から見上げた蓼科山。
2012/06/29 湯の丸山~烏帽子岳(地蔵峠ルート):日帰り縦走
長野と群馬の県境にある山です。
長野在住の親友夫妻と一緒に登ります。
① 湯ノ丸スキー場に車を停めて登山準備~ここには売店もトイレもある。すでに標高は1720m、山口のどこよりも高い(笑)
② スキー場なのでリフトもあるが、我々は登山に来たので当然使いません(笑)
観光客を上空に見ながら、ゲレンデの急登をあえぎます・・・と前方には放牧の牛の姿が。
③ ゲレンデを登り切るとなだらかな地形(つつじ平)になり、そこにはレンゲツツジの大群落が!
先日行った九重のミヤマキリシマは色合いがいろいろあるのだが、このレンゲツツジは見事に揃ったオレンジ色。
たくさんの花の間を、たくさんの人間がカメラ片手に歩いている。
④ しばし群落を楽しんだ後、再び登りにかかる。ここも結構な急登・・・
あえぎながらも振り返ると圧巻の光景が!
湯ノ丸山のピークが見えてきた。もう少しだ~腹も減ったがファイト!
熊笹に覆われたなだらかな丘陵のような光景。
⑤ いつものようにピークで跳んでみた(爆) 湯ノ丸山2101m
後方に見えるのはこれから向かう「烏帽子岳」
ここで一息、ランチをぱくついてエネルギー補給。天候はイマイチだが、降りそうにはない。
⑥ 湯ノ丸から樹林の中を220mほど下って鞍部に降りる。ここは巻道の分岐でもある。
右前方に烏帽子岳を見上げる。たおやかな稜線は登高意欲をそそる。
烏帽子岳への登りは花も多く、登りやすいルートで気持ちがいい。
⑦ 烏帽子岳ピーク(2066m)からの眺め。高度感があって素晴らしい!
ピークからの下り道、岩陰にコマクサを見る。
鞍部⑥から巻き道を使って、駐車場へ帰る。
⑧ このルートは樹林の中をゆるゆると下る気持ちいいルートだ。途中にはレンゲツツジも。
ルート終盤、湯ノ丸キャンプ場が近づく。針葉樹林の中、避暑地らしい風景が広がる。
この後、「臼窪湿原」を経て、キャンプ場へ。雨が降った形跡があるが、通り雨らしく我々は降られてない。
ココで準備を整えて歩き出す。
あまりの強風と寒さに帰ろうかと思った(笑)
トイレもあるが冬期は閉鎖中。
②熊笹の中のなだらかな下り。
樹木に付いた雪、青空とのコントラストが美しい!
③天祥寺平。
蓼科山や亀甲池への分岐。ここから少し登り。
④負傷したカモシカ発見。
登山道の真ん中にへたり込んで動けない様子。あたり血が飛び散っている・・・何があったのか?
何も出来ないので、迂回して進む。
ここからは熊でも出てきてはと先頭を進む。
⑤亀甲池。2030m
完全に凍結・・・所々盛り上がって割れている。自然は楽しい、美しい。
⑥登って降りると双子池。こっちは雌池。
凍結しているが、水が湧いている?あたりは凍ってない。中央には出ず、周辺を散策。
紅葉の時期も綺麗だろうなぁ。
⑦双子池ヒュッテ。2040m
こっちの池が雄池。ココでランチ。温かいラーメンがしみるね~旨い!
⑧双子山への登り。
ちょっときついけど、樹林の中、雪景色が最高!
⑨双子山ピーク 2223.8m
広いピークで、視界も広い!蓼科山や北横岳、荒船山や浅間山、遠く北アルプスまで見渡せる。
あ~絶景かな、絶景かなぁ!!
ただ、風が強くて、とてつもなく寒い・・・
景色と寒さを堪能して下山にかかる。わずか15分ほどで駐車場へ。
帰り道、美ヶ原越しに北アルプスが見える場所がある。これまた感動の眺め。
①妙義神社付近に車を停めて、歩き出す。
車道の脇から中間道へ入り込む。
②第一見晴
③第二見晴
④本読み僧と呼ばれる地蔵さん。ほぼルートの中間点。
⑤大砲岩への鎖場
⑥第四石門。休憩所もあり、第一石門から来た多くの観光客で賑わっていた。
第三石門はちょっと入り込んだところにあって、見落としがち。
第二~第一石門へは鎖で登り降りがあり、やや難しいところがあるが、迂回路もあるので安心。
⑦大きな駐車場。ここからTAXIで登山口まで帰る。
登山口付近から「第一石門」を見上げる。
巨大な石門・・・どうやって出来たのだろうか?
案内パンフレットのイラストマップ。
頂上を結ぶ岩稜帯ルート(赤線)は、かなりリスキーなルートだ。
今回歩いたのは「関東ふれあいの道(中間道)」ルート。
☆第四石門越しに見上げる「大砲岩」
あの事件ですっかり有名になってしまった山だ。
内山峠から艫(とも)岩を経て、ピークである経塚山を目指すコース。
三つ葉ツツジの咲くルートは、アップダウンを繰り返して登っていく。
馬の背状の痩せ尾根や崩落した箇所もあり、注意が必要だ。
まだ新緑がきれいで、気持ちがいい。
①内山峠駐車場。入山時は車2台。静かな山旅になりそうだ・・・
②挟岩。岩屋のある崖~修験道場の跡らしい。
③艫岩。絶景を誇る景勝地だが・・・切れ落ちた崖っぷち~約200mだって・・・近寄れない。
浅間山や遠くに北アルプスまで臨めるそうだ。
ちなみに「艫」とは艦船の後部(船尾)のこと。荒船山だからね。
④経塚山。荒船山の最高地点。艫岩からここまでフラットで変化のない地形を1km以上歩く。途中に水場があるが、水量は多くない。
ちょっと退屈なルートだ。
ピークからの展望はイマイチだが、隣の兜岩や八ヶ岳方面がかいま見える。
ピークで棒ラーメンのランチ。野菜たっぷりで旨し!
帰りはもと来た道を帰る。
艫岩付近は団体さんの到着で賑わしい・・・ってかうるさいくらい。
駐車場にはバスも停まっていた。
人気の山らしい。
帰り道、近くの神津牧場によって、ソフトクリームを食す。さっぱりした甘みで旨し!
コースタイム:
内山峠(08:40)~(09:40)岩屋~(10:35)艫岩~(11:24)経塚山1422m(12:10)
~(12:43)艫岩~(14:15)駐車場
ここもスノーシューイング定番の北横岳。
ロープウェイがあってアクセスが最高、しかもルートがたくさんあるので人気にスポット。
①ピラタス横岳ロープウェイの乗れば、あっという間に2200m、白銀の別世界へ。
紺碧と呼べる空に圧倒されそう・・・こんな空は見たことがない!
「坪庭」と呼ばれる真っ白な平原を歩く。
②急斜面を踏ん張って、林立するスノーモンスターの林を抜けると「北横岳ヒュッテ」
ここでちょっと休憩。軽くランチとする。そしてスノーシュー装着。
③ここからさらに急斜面を登ると視界が開けて、南峰に出る。
ここから一歩きで「北峰」2480m
360°の大展望。八ヶ岳は言うに及ばず、アルプスが全部見える!
④存分に展望を堪能したらヒュッテまで戻り、「七つ池」へ寄り道。
池とは言っても雪に埋もれて平原になってる。
今回は時間もあるので、さらに奥の池を探索・・・楽しい!!
ショートカットでもとのルートに戻ろうと試みるが、雪が深すぎて進めず断念・・・
⑤結局同じルートでロープウェイ山頂駅に戻る。
体力的(?)に余裕があるので、ここから歩いて下山することにする。
ロープウェイの鉄塔を長めながら下る。
⑥正規のルートをショートカット・・・すると前方に何か獣が・・・おーカモシカだ!
⑦下るにつれて雪質も重くなり、若干単調な下り。
まぁでも無事に下山。
結構下ったなぁ~山麓駅は1780mぐらい?
スキー場があるため2000m付近まで来るまで進入可能なのが (o^-')b
故あって、今日が長野デビューの彼女を二入で歩く。
快晴で雪がまぶしい! ただ気温は低いらしく・・・空気は冷たい!
①車坂峠から歩き始める。
クラストした雪と踏み固められたトレースで歩きやすい。スノーシューいらないか・・・
②最初の小ピークを越えると急な下り。
ふかふかの新雪なら「歓声!」ものなのだが・・・雪の表面をばりばり割りながら下る。
時々スノーシューが引っかかり転倒しそう(^^ゞ
③徐々に高度を上げて避難小屋付近。やっと浅間山が目に入る。
蒼空にそびえる姿の美しいこと・・・パンをかじりながら見とれる。
④トーミの頭。水蒸気をあげる浅間が迫力を持って迫ってくる。
⑤黒斑山ピーク。2404m
ピークの看板はずいぶん埋もれている・・・どれだけ積もっているのだろう!?
⑥下山・・・「中道」は展望がないので来た道を戻る。
途中からルートを外れて誰も踏んでいない雪原を歩く。
最後の辺りで「中道」に合流、無事に下山。
右上は浅間山(前掛山)との位置関係。
時間をとって、ここまで歩きたいものだが、現状では噴火の警戒レベルが上がって侵入禁止。
前夜は登山口にある「木下小屋」の宿泊。
露天風呂付きの山小屋、2階の大広間に寝たのだが、イビキのすごい客がいて・・・やや寝不足。
それでも5時過ぎにはスタート。
今日はちょっと長丁場だぞ!!
①小屋を出るといきなり樹林の中、ジグザグの急登に喘ぐ。
②オホーツク展望。のはずだがガスで何見えず・・・しかもここからクマ多発地帯だって!?
③弥三吉水。水場に到着。ここでちょっと長めに一休み。ここの先は極楽平でややフラットな地形。
④また急登(仙人坂)で高度を稼ぐと銀冷水の水場。
⑤大沢の登り。上方には雪渓も見える。高山植物の宝庫だが、雪渓を避けてのルートが植生をひどく荒らしている・・・雪渓登れよ!
⑥羅臼平。縦走路との交差点。フードロッカーがありテン泊も可能・・・クマ怖い
⑦岩清水で左折れると思っていたので、間違って羅臼からの登山道に入り込む。
ガスっていなければ、すぐ上に岩清水が見えただろうに・・・
⑧岩清水からは岩稜帯の急登。かなりきつい岩登り。
⑨羅臼岳ピーク。1661m。残念ながらガスで全く展望無し・・・しかも寒い。
⑩全く同じルートを下る。途中晴れてきたが、ピークは相変わらずガスの中。
岩尾別温泉の露天風呂「三段の湯」で汗を流す。
往復で約15km。9時間の山旅だった。
ナビの地図が当てにならないので、とりあえず斜里岳目指して走るが・・・
着いたのは「豊里登山口」・・・間違えた(^。^;)
改めて地図を見て、清岳荘からの林道の入る。
かなりの距離、ダートを走って駐車場に出る。
そこには綺麗な山荘が新築されていた。
以前の清岳荘より1kmほど手前だろうか?
早速装備を背負って歩き始める。
①駐車場から林に入ったと思ったら、すぐに階段で林道に下りる。
②元々「清岳荘」のあった場所。ここまで林道。地形図ではまだここに名前がある。
③すぐに沢沿いのルーとなる。何度も渡渉を繰り返し、高度を稼ぐ。
④下二俣の分岐。登りはまっすぐ、旧道を行く。
⑤ここからも渡渉や滝の高巻きを繰り返す。歩きにくいため結構時間がかかる。
滑りやすいこのルートを下るのはちょっと・・・はやり下りは新道が正解か?
⑥上二股の分岐。
⑦胸突き八丁の急坂。
⑧縦走路の分岐?ここから北方領土が見える。
⑨斜里岳ピーク。1547m。360°の大展望だが・・・雨雲が近づき、雨になった。
⑩上二股の分岐を新道に入る。このあたりまで雨に降られる。地形図とはルートが異なる。
⑪熊見峠。ここまでは眺めのよい稜線の縦走。
⑫滑りやすい急降下・・・かなり疲れる・・・下りきると下二俣。
ここからは同じ沢沿いのルートを下る。
彼女の初めて3000m峰トライの山行。
しかし、いきなり雨のスタートとなった。
① 新穂高温泉の無料駐車場
② 穂高平避難小屋
③ 白出沢出合
④ 滝谷避難小屋
ここまで沢の渡渉は問題なかったが、槍平手前の「南沢」は増水にて渡渉困難。
補助ロープを出して渡渉する。
⑤ 槍平小屋 19日泊
よく20日は見事の晴れ上がり絶好の登山日より!
⑥ 千丈乗越との分岐
⑦ 飛騨乗越
⑧ 槍ヶ岳ピーク 3180m
⑨ 大喰岳ピーク 3101m
⑩ 槍ヶ岳山荘 20日泊
翌日の雨天が予想されたが、飛騨沢ルートの下山であれば大丈夫と判断し、
3000m稜線を満喫する。夕日も見事だった!
22日は予想通り朝から風雨強し。
様子を見ながら弱まったところで下山開始。
沢の増水もなく、6時間ほどで新穂高温泉に無事下山。
「深山荘」にて3日ぶりの風呂にありつく・・・生き返ったぁ(^○^)
今回のお題は「八ヶ岳」しかも主峰たる「赤岳」を目指す。
梅雨の晴れ間、土日では天候が悪いかも!?と言う予想の元、午後から急遽出発。
美濃戸口から荒れた林道を入って、「やまのこ村」に駐車。
① 1泊にしては重いザックを背負って歩き出す。
② 美濃戸山荘の前で、林道から南沢コースへ入る。
③ 先頃の雨で土石流の爪痕も・・・かなりルートが荒れており歩きにくい。
④ 広い河原を進むと前方に横岳~赤岳の雄姿が! そして行者小屋へ。
テントを設営すると夕食の準備。そしてビールで乾杯!!
燃えるような夕日を見送ると、月の無い夜は満天の星空~久々に天の川を見た。
⑤ 翌朝、GPSの電源を入れ忘れて出発・・・阿弥陀岳への分岐付近で気がつく(^。^;)
阿弥陀岳へのルートは大雨で崩壊、通行禁止だった。
⑥ 文三郎尾根の急登を階段、鎖に助けられて登る。阿弥陀への分岐からさらに登る。
⑦ 快晴の空の元、赤岳ピークへ 2899m 360°の大展望が広がる!
遠くきたアルプスの槍ヶ岳が見える。迫力の横岳・阿弥陀岳。眼下には行者小屋、赤岳鉱泉が小さく見える。
⑧ 赤岳天望荘まではガレ場の下り・・・ちょっと気を遣う。
⑨ 地蔵尾根への分岐から下り始める。急斜面にハシゴや階段、鎖が続く。
⑩ 行者小屋から赤岳鉱泉に抜けるルートの途中、「中山展望台」へ寄り道。
⑪ 赤岳鉱泉ではランチ。
⑫ 北沢ルートに沿って下山。沢沿いの気持ちいいルートだ。
⑬ 途中から林道歩きになり閉口・・・ヘアピン部分のショートカットを抜けるためにちょっと戻る(笑)
脚が痛くなった頃、無事に下山。お疲れ様でした、よく頑張りました!