岩千晶のつれづれ日記

教育工学を専門とし,高等教育における学習環境デザインに取り組むママ研究者の岩千晶が気の向くままに書いている日記

導入教育へのSAの活用方法

2007年03月06日 | Weblog
来年度から関大の●学部の導入教育でSAを活用することになりそうだ。どういった活用方法があるのかを先生方と議論するために、導入教育担当者会議に出席させていただく。

まず私のほうからSAの活用方法としての原案を提出し、それをたたいていただく形で「これはできるのか?」「あれはどうなっているのか?」などの質問をいただく。

まとめると、事務的な仕事はSAにまかせられるが、内容に関する部分は(できるSAもいるだろうが、全員ができるという確定が取れないので心配だから)TAになるなということになった。

次は私のほうでSAがどういう業務に対応できるのかを具体的にリストアップして、先生からのいつSAを活用したいのかを調査することになった。

私自身は、SAに授業内容にも関わるような支援をしてもらえればと思うが(たとえば、プレゼンの評価やディスカッションの意見を促すなど)それはまだ先の話になりそうだ。そのようにSAを活用してもらうには、SAに対するコンピテンシーの把握とそのレベルアップをしないといけないと思う。が、果たしてそれを継続してシステマチックにすすめていくだけの人材がいるのか…いないっす。めちゃくちゃ手弁当でまわしてます…。

それに、現状のSAの制度は、1学舎1コマ4名という体制をとっており、1つの授業にべったり張り付くといった形を想定していない。つまり、授業にずっと参加しての支援はできない。スポットでの対応が中心になっている。それでもいいとお考えになる先生はいらっしゃるのであるが、もっと参加してほしいと考える先生もいらっしゃる。各先生のニーズにあわせたかたちで柔軟にSA制度をつかえるようにしたいのだけれど…予算のこともあるし、考えることはいろいろあります。

いま、私は、事務側のお考え、先生のお考え、学生のお考え、、、3者の立場からの意見を伺える貴重なポジションにいる。このポジションを活かした授業改善のシステム作りができるように努力しないとね。。。