見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

せんきょをやりたい~ことりちゃんの切なる思い

2024-05-20 18:32:29 | 幸せに生きる

米子・松江を中心に積極的な活動を展開し、マスコミでもたびたび取り上げられるようになった指談。

指談とは、さまざまな障がいのために意思伝達の方法を持たない皆さんも、実は周りが思う以上に豊かな心や考えがある、それを伝える方法の一つとして考え出されたもの。
山陰地方での活動歴は10年余りになるのかな?
こういう意思伝達手段があることを知った福祉施設の一事務員さん!!が、居てもたってもいられず、ネットで調べて遠くまで研修に行ったり、経験者を招いてW.S.などを開催し、岩盤を穿つがごとく少しづつ少しづつ仲間を増やしてきた活動。


今、その指談のお陰で、自分の気持ちを家族に伝えることができるようになり、洋服や食事、学びなどの幅が大きく広がり、生活の質(QOL)を大きく変えた皆さんが二桁を超えているとのこと。

先日、この活動を始めた依子さんが、当事者の娘さんとお母さんと一緒に来てくださり、お話を伺う機会がありました。
この娘さんは、指談を知ってお母さんとの意思疎通ができるようになり、生きる質が劇的に変わったと。
マヨラー一家の中にいながら、実はマヨネーズが嫌いだったとか、ピンクの服ばかりだったけど、実はグリーンの服が好きだったとか(*^^*)

この娘さんは“ことりちゃん”という名ですが、とても可愛いステキな名前だねと言うと、とても喜んでくれました。
驚きは、ほんの少ししか動かない指なのですが、介添えによって字が書ける!!!ようになった。

で、彼女の願いの一つは選挙。
投票を行うために投票所に行ったものの、母親の介添えでは本人の意思が確認できないからと投票を断られた(@@
選挙のことを聞いたら、お母さんは「せんきょにいきたい」と書くだろうと思っていたら、本人は「せんきょをやりたい」と書いた。
させてもらえなかったけど、投票所には行ったんだから、今度は一票を投じたいとの彼女の湧き上がるような思いをボードに書いてくれたのです。

一票行使の権利を使わない人たちが山ほどいる中で、本当に権利を行使したいとの熱い思いを叶えてあげられない行政の在り方って、、、、

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