見習い百姓のつぶやき

宮仕えも一段落、半農半Ⅹを本格化。農的暮らしとさまざまなⅩを悩んで、楽しんで一歩づつ。

蜻蛉日記

2024-08-03 19:21:08 | 古代のこと

友人が、知り合いの方の叙勲の祝いに出席するんだとか。
僕は、それって?と、特に政治に携わる者は必ず褒章や叙勲の栄に与れるのですが、それって、自分の功績ですか?って。
あっ、そこも含めて人の資質と言ってしまえばそうだけど、どれだけの人たちの支えがあったからなのか、、、

蜻蛉日記
「日本女性史 第1巻 原始・古代」(女性史総合研究会編)を読んでいるのですが、1982年発刊で文字が小さいうえ、玄人筋のための本?でやたら学術的、ってことで?ルビと言うものがない。
古典が苦手だったので、ハードルが高い上、興味のないテーマも多く、スルーしようとしていると、ここ面白!なんてことがあり(^^;;

“王朝女流文学の形成と背景~蜻蛉日記の場合”というテーマ、仮名文字がどう定着してきたのか、興味あって読み始めましたが、ルビのない和歌が数ページも続き、一々の解説が???で、す~~と流して、、、
いよいよ本題の「蜻蛉日記」を著した藤原道綱母の背景や経歴などに入ってくると、俄然面白い。
それで、ほぼ流した最初の数ページに戻り改めて読んだりして。

日記、道綱母の矜持?
道綱母、藤原兼家の2番目の夫人(たぶん)、しかも恐ろしいほどの才媛に名前がないことはないと思うけど、記録がないにしても、女性の扱いってこうなの?
和歌の達人とのことですが、普通女官たちが手にしたと言われる歌集はなく“日記”、ここに道綱母の矜持があるようにも思います。
ネットで兼家を調べていて“光る君へ”が!見たことないけど、道綱母は紫式部と同時代の女性なんですね。

それにしても、兼家って、栄華を独り占めした藤原一門にありながら、栄耀栄華への執着が凄い!
まあ、天皇を取り巻く人間模様も同様で、権謀術数は言うに及ばず、兄弟で殺し合うことさえ少しも厭わない凄い世界です。
それと褒章や叙勲を望む心持が重なって見えてしまう(><

縄文ユートピア論がありますが、本当にそうも思ってしまいます。

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