7歳息子の漢字学習。
写真は4年生の漢字。
熟語を書いて覚えたものを、壁に貼ってある。
9月から始めた小学4年生の漢字。
やっと半分の100字まで到達。長く地道な道のりだった・・・(汗)。
4年生の漢字に加え、3年生の漢字と、娘が現在学んでいる1年生の漢字も、
同時に復習として進めている(3年生の漢字復習は3回目)。
6月の終わりまでの5ヵ月間で残りの100字を終え、
夏休みに引き続き3年生の漢字の復習と、
4年生の漢字の復習に取り掛かりたいと思っている。
もう漢字は繰り返し、繰り返し、繰り返ししか方法はないよ・・・(涙)。
私が子供に教える漢字の目標は6年生までの漢字なので(これが第一目標)、
少しずつではあるけれど、ゴールへと近づいていっている。
その後はある一定期間は、6年生までの漢字を総復習していき、
その後、実は日本語に関しては、次の目標がある。
この第二の目標を達成して初めて、
「母が日本語を教えます!」宣言した私のミッションが終わるということになる。
まだまだ先は長い・・・(汗)。
現地校の勉強と習い事で忙しくなってきたので、
本当にボチボチのペースでしか進められないのだけど、
日本でいえばまだ小学1年なので、
十分早いペースで進んでいると思っている。
1年生の子に4年生の漢字を教えるという先取り学習をする際、
また、英語が主言語の子に漢字を教える際に見えてくる特徴と問題点があるので、
私の下手な言葉で上手く纏まるか分からないけど、ちょっと書いておこうと思う。
<書き順>
1~2年生の漢字の書き順を、ちゃんと傍でくっ付いて見て、
間違わないよう指導していれば、
4年生の漢字では教えなくても、形を見れば正しく書ける。
「作戦」「軍隊」「機械」「積極的」「選挙」なんていう漢字も、
「言わないで!僕、分かると思う。」と言い、
自ら進んで書き、どの書き順も合っている。
1~2年の優しい漢字のときに、
徹底的に教えておくことが、後々ラクになる。
しかし、「止め」や「払い」などがあやふやなのが見ていて気になる。
「はね」はまあ分かってやっているようだけど、
「止める」べきところを「払う」ようにすることで、漢字の雰囲気もバランスも変になる。
これは習字でも習わせない限り身に付かないかもしれないと、
随分前から思っているけれど、
私の近所では習字を教えているところがないので、仕方が無い・・・。
<漢字の意味>
1年生の漢字のような「赤」とか「町」など意味が明確なものとは違い、
小学4年生の漢字となると、
「街灯」「祝辞」「器官」など、理解し難い漢字ばかり出てくる。
特に日本語を見たり聞いたりする機会の全くない息子にとっては、
とても難しいだろうとは思うけど、
実は英語の語彙力が上回っていれば、英語で説明すればすぐに分かってもらえる。
「上回っている」と言っても、息子が特別語彙力が豊富なわけではなく、
NYでの勉強はキンダー(年長)で習うことが謂わば日本の小学1年生で習うこと。
1年早い。
しかも、9月から新しい学年が始まるので、プラス半年日本より早い。
習う語彙力で言えば、日本の小学生よりも1年半も早く習得が始まる。
おまけに、Readingをジャンジャンさせて語彙力を増やすやり方で実学年よりも上を行くので、
結局、日本の実学年よりも2~3年上になってしまう。
「Mischievous(いたずらっ子・悪意のある)」や「Enraged(激怒した)」
なんて単語を習ったのも1年生のときだし(日本の数えで年長のとき)、
「erode(侵食する)」「vanity(虚栄心)」「stampede(殺到する)」「lapse(落ちぶれる)」
なんて単語も2年生になってすぐ習った(日本の学年で1年生)。
日本語に直したとしても、こんな言葉は日本の1年生では習わないな・・・と思うような、
大きな単語を当たり前に習うのがNY。
こういう言葉の意味が理解出来ているので、
英語で意味を教えれば即「ピン!」と来てくれる。
なので、熟語の意味は、今のところ全く問題ない。
ただ、一つ問題は、
例えば「観察」という漢字を見せて、
「はい、これ、なんて読む?」と聞くと、
「分かる、分かる、え~っとobservation!」と英語で返ってくることもあって、
意味は合ってるけど、読めてないよ・・・(汗)。ということがしばしばある。
バイリンガルで読み書き指導していたら、
こういうことになるのか・・・と初めて分かった。
まあこれはボチボチ進めるしかないんだろうな、と思っている。
<読み方>
一番難しいのが読み方。
音読みと訓読みがあるし、上にくっ付く文字によって読み方が変わったりするので、
この辺が紛らわしい。
訓読みはまだイメージしやすいが、
問題は音読み。
例えば「建」、この字。
「家を建てる。」とあれば予想して読めるけれど、
「建設」とあると、読めない。
結局苦肉の策で生み出した私のやり方は、
「ケンちゃんが、建設会社で働いて、大きなビルを建てました。」
こうやって、音読み訓読みを入れた文章で暗記させる方法。
ケンちゃんがヒント。
イメージしやすいみたいで、即覚えて忘れにくい。
他にも
「便所が無くて不便な生活、郵便はがきで便りを送る。」
「この感覚で覚えれば、目覚まし無しで目が覚めても、まだ覚えてる。」
「治むくんは、明治の治療じゃ治らなかった。」
「菜の花は、野菜か山菜か分からないけど、菜っ葉です。」
などなど。
昔、こんな暗記法を売り物しした教材あったような・・・と思ったりもするけれど、
別に、その回し者じゃないよ(苦笑)。
ことわざとか親しんでおいてよかったと、ここに来て思った。
意味の分からぬことわざを、耳で慣らす目的でずっとやっていたけど、
こういう暗記文にしたら、面白がってすぐ覚える。
即興で作るので文章はお粗末だけど、
息子が覚えやすいのであれば、それに越した事はない。
小学1年相手に教えてるんだから、
こういうやり方でいいんだと自分を言い聞かせながらしてる。
あとは即興で付ける効果音も。
例えば、「戦う」「争う」の2つの漢字。
どちらも送り仮名が「う」なので、
どっちが「たたかう」で、どっちが「あらそう」か分からなくなったりする。
なので、「タッタッタ(と言いながら、戦うのツの部分を書き)と戦うのがたたかう」
とかね。
とに角、「漢字って、そんなに苦なもんじゃない!」
って思わさないといけないので、
あの手この手でいろいろ策を変えて進めている。
英語のReadingよりも、Writingよりも、算数よりも、
やっぱり傍で教える親として一番大変なのは漢字の読み書き。