infinity

デビルC

2006-02-23 23:38:45 | beet emotion
私を長く長く苦しめていた男がいる。その男の名をデビルCと言う(爆)。

デビルCはつい最近、転勤(栄転か?)で花の都に飛び立っていった。これで私を苦しめることはないだろうと思ったら、油断した。デビルCのプログラムを一部引き継いでくれと言われた。

デビルCのプログラムは、クレイジーだ。やってはいけないと言われる事をほとんどやっている。決定的にモジュール間の結合度が高い、コピペは絶対やってはいけないと言われるが、ガンガンにやってくる、あるコードとあるコードを比較したら、約95%は同じコードだった。10年くらい前の人種である。そんなコードを引き継いでいる、もう本当に泣きそうだ。ってか、いつもこんな役回りばっかりではないか。ボロボロのコードを引き継いで、何とかキープする。ってそんなの俺がしたい仕事じゃないんだけど。

デビルがデビルたるゆえんは、人間離れした厚かましさを備えていることだ。まず、強きものには、まるでお腹をみせる犬のように徹底的に服従し、裏では毒舌をはきまくる。悪魔である。弱きものには、完全に馬鹿にした態度で接する。

デビルは一見真面目に見える。仕事ができそうに見える。そこそこ出来そうな部署を移動していた。当然、知らなければ仕事が出来ると勘違いしてしまう。そこで、デビルに仕事を頼む。まず、期待通りの効果が得られることはない。人の話を聞くということがないので、注意しても右から左へスルーである。悪魔である。仕事を頼まれたら、デビルは心の中でこう思っているのだろう。「うっしっし、馬鹿め、俺に仕事を頼んだか・・・。苦しめてやるぞ・・・。」

その通り、仕事を頼めば頼むほど、頼んだ人が苦しくなる。いつの間にか自分が追い込まれている事に気がつく。まるで民主党のようだ(爆)。そして、ついにこっちがこういうのだ。「もういいよ。俺がやるから」。デビルは心の中でほくそえむ。「うっしっし、何もやらないですんだぜ」

デビルは話していると人を怒らせるという才能にも長けている。何しろ何を言ってるのか分からないのだ。問題をすぐにすりかえる。すりかえの天才。「いつまでに終わるの?」と訪ねると、「いや~、どうでしょう?」とか平気で言う。こんなに的確に人を怒らせる人を俺は知らない。何が怒らせるかっていうと、他人事なのだ。自分がやってる仕事ですら、他人事なのだ。デビルには、自分が作ったものを大事にするという感情はない。う○このような、プログラムをたくさん作る。たくさん間違える。2秒でバグってる事もあった。電光石火の男である。そういう時は、かなり私も頭にきてるので「おい、C」と呼ぶ。「はい!」と雰囲気を察して、忠誠モードでかけつけてくる。ここ違うじゃん。ちゃんとやれよ。というと、「はい、すいません」と答える。

しょうがねえな・・・と思う。○時間後、直しましたと持ってくる。ここで直っている事はまずない。現状維持ならまだOK、大体はひどくなってくる。かっこよくなるために髪を切りに行ったら、よりひどくなってくるみたいなものだ。「カットで」とお願いしたら、「パーマ」かけられた みたいな事も度々だ。彼を人間の範囲で考えてはいけない。悪魔である。

そんなデビルにもいいところがある ってのが普通の展開だと思う。が、俺が思い浮かぶ中では何一つない。本当に何もない。人間生まれたからには何か価値があるというのは、人間世界の話。デビルには通用しない(爆)。

そういえば、転勤するために、引越し代を稼ぐとかで、M○Pの試験をとりまくっていた。会社休んで勉強していたのだろう。仕事はしないが、抜群に夏休みはとりまくっていた。自分もラスベガスに5連休ぶちぬきで行ったが、デビルは14日くらい休んでいた気がする。あまりにも非難されたので、誰が何日休んでいるか数えたらしい。さすがデビルC、やることが小さい。しかも、○○は自分と休みが3日しか変らないですよ と言ってたらしい。ってか、おめえのほうが多いんだよ。

まだまだある。医療費はすべて会社が負担してくれるという、制度がうちの会社にはある。デビルはありとあらゆる病院に行っていた。肩こり、風邪、歯医者、などなど。「うっしっし、どうせやめるなら、体全部直してから辞めますよ」と言っていた。悪魔である。肩こりに保険が効く病院見つけましたと、笑いながら言っていたあの顔が忘れられない。悪魔の笑み(爆)。医療費がかさむと、損益計算書上どうなって、その結果、労働者にどう影響するかわかるよね?と聞くと「うっしっし、簿記もってないから、わかりません」と言っていた。自分さえよければ、全てよし。それがデビル社会の掟である。

あはは、腹たってるので、書いてしまったぜ(爆)。デビルが東京に行ったのは、引越し代を出させたというのがもっぱらの噂である。そして、東京でちょっと働いて、転職するのでは?という説が多い。普通、世の中そんなに甘くいくわけねえと思う。が、それは人間世界の話。悪魔には、人を怒らせて「もういいよ。出来ないならやっておくから」と言わせる才能が抜群にある。そして、その評価を自分にリターンさせる才能に長けている(何しろ評価は何故か高い)。間違って人間世界に生まれてしまったデビル、そして、その人間世界の蜜を吸い取るだけ、吸い取ってやろうとしている(何しろ恰幅はいい、どんどん太ってきている)、その名をデビルCという。

まだまだいくらでもネタはあるが、この辺で・・・。この話は、フィクション・・・・ではありません。表現を面白くした部分はありますが、誇張もありません。全てノンフィクションです。

正体が分かった人も明かしてはいけません・・・。だって・・、デビルだから(爆)。

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2 コメント

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デビルCに弟子入り願望 (江戸川人)
2006-02-24 09:09:59
ぷぷぷぅ。デビルCか。間違いなく転職するな。そういうタイプ。しかも、結構いい条件で。。誰?それ。周りに火の粉を振り払い、火事になっても関係ない。こういうタイプが認められるんだよね。ある種。



いわゆるインテリ系の会社に行けばいくほど、そういうタイプは多いような気がする。大して勉強もしてないで表面的なことばっかりほえるやつとか、逆に勉強していないのに、すげぇ~古い理論を振りかざすやつ。

後者は前に俺がいた会社・・。



Unknown (管理人)
2006-02-24 21:17:31
あはは、であれば、インテリ系の会社は真っ平ゴメンだな~。ほえるというか、言ってる事とやってる事がぜ~~んぜん違う人はやっぱり信用できないね(爆)。