第43代紫組要領次第

開成高校第43代紫組要領次第係のホームページ。

obscure futureー雑感

2006-06-26 21:37:53 | Weblog
最初に一言。
自分にとって一番大切なものは英語です。医学ではありません。どちらかひとつをとるなら、迷いなく英語を取ります。


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「例えば、翻訳や通訳や言語学を職業とする場合、英語は道具というよりかはそれ自体が目的だよね。
一方、国際赤十字やWHOの場合、英語はあくまで道具で目的は他にあるわけだよね。」
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まずはこのコメントに対して、
思いついたままに書きます。

全く自分もそのように考えています。
実際、大学受験の際に思っていたのは
大まかに書くと以下のような思考でした。
(といっても今からの回想に過ぎず、本当に当時そう考えていたかは自分ですら確かではないけど。)

----以下回想----

英語は好きであるから必ず活かす。
しかし、英語はあくまでも器に過ぎぬ。
器に中身を盛ることができなければ意味がないのではないか。
ということは、中身を何か持たねばならぬ。
中身を何にするか。
しかも、できればその中身は、何か世界に対する貢献であってほしい。
たとえそれが微細な貢献であっても。

中身は?目的は?なににする?
興味があるのは、世界で起こっている悲しい出来事の解決である。
紛争、教育、環境、健康など世界が抱えている問題は多い。
この辺から、国際機関に働きたいという意欲が強く沸いてきた。
「さて、では、分野は?なににするか。どの分野も面白そうだぞ。」

----以上過去の思い出----

当時は以上のように考えていました。
さて、ではなぜ今になって「英語自体が目的だ」みたいなことを示唆しているか
(完全に「英語を目的」だと言っているわけではありませんが)
というと、
「このまま医療の中にいると、英語を使う機会がない。」
というのを実感しているからです。

医学の力がないと、英語を使う機会が与えられない。
ジュネーブでのWHO高官からのコメントしかり。今回のHarvard落選しかり。
簡単に言うと
「海外にいける人は、医療ができる人。」なんです。
そりゃそうか。
英語だけやたらできても(できないけど。今の自分の英語はたいしたことない。。。)、医学ができなかったら、医学留学させてくれないよね。



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そうではなくて、純粋に英語そのものに興味があって道具として使うだけじゃ満足できないのであれば、通訳などの「プロ」になるしかないような気がする。
そこで… 
英語に常に触れていればいいのか、それともそのものに興味があるのか。
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はじめに書いたように、大切なのは英語です。
英語だったらそれをプロとして生きても
「お前下手だよ。もっとうまくなれよ。」
って自分にずっと言い聞かせられるから、
給料とか無視すれば(給料重要)、
通訳とかは結構excitingで満足できるかも。

でも、できることなら英語という器に盛る、中身「も」ほしい。
でも中身を得るために、器を捨てるようなことはできません。

嗚呼。分かりにくいか。

つまり、
不等式であらわすと
「一生日本で働く英語のできない医者」<「通訳」<「国際機関などで働く医者」
「医学のみ」<「英語のプロ」<「プロではないが英語を日常的に使って中身もある人」
です。

よく使うたとえですが、
イチローが野球を続けているのは、それが好きで、もっとうまくなりたいから。
自分にとって英語はそれに近いかも。
もちろん「英語のみでプロ化」はスペクトルの一翼ですが。
濱根君の指摘どおり中庸がベスト。



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「6年間やってきた(これからの2年も含む)医学をきっぱりとやめる場合、少しも未練はないのか。」
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今のところ、6年間に関しては全く未練はありません。医師免許がなにかに役立ったらラッキーぐらい。これから2年間で患者さんを担当したりすると、考え方が変わるかも知れませんが。

ただ、卒後医学をやらなくなるにしても、
大学で勉強という行為(「医学の勉強」ではなくて、「勉強」という行為、ね。)はしてきたし、それ自体は楽しかったので、
いきなり普通の事務職サラリーマンになって、
「社会ではこうだ」みたいなことを主張しながら、書類を右から左にこなすだけになったら、少し抵抗があるかも。



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「そこで、「英語を道具として使っていける医学関係以外の職業」はどうなんだろと思ってしまったわけ。
暁君の話の感じだと「医学&英語」以外の組み合わせも十分考えられそうかなと思った。
(国際赤十字やWHOの場合も英語のプロではないので)」
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そういうチャンスがあるなら、やりたいですね。十分考えられます。
ただ、その可能性は、「医学&英語」を実現するより難しいような気がします。
たとえばいまから、「物理&英語」は無理っぽい。

時間と学問的やる気があれば、「国際関係論&英語」なんてやってみたいけど、
学問的やる気は枯れてきています。
疲れちゃってるんだよね。
いいわけだけどね。
それが自己分析。
envyを表明したくはないけど、
やっぱり、専攻している勉強を楽しそうにやってる人はうらやましいよ。
だから皆がんばれ!

がんばれー。俺もがんばる。







さて、最後に蛇足ですが、
NHK国際部とか結構検討中です。
実際にどういう仕事をしているか知りませんが、
NHKの海外を特集したdocumentary番組は素敵なものがあるから。
海外にいけたら、偉い人への取材とかで英語を使うだろうし、
そういうときの英語は、それなりに高いレベルを要求されるだろうし。(Hi,Jack! What's up?みたいな英語ではないだろう)

長くなった。
長くなって、自分でも文章全体をコントロールできてない。
質問してくれたら、また書くよー。

この書き込み、2700字だってよ。。。。。

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