第43代紫組要領次第

開成高校第43代紫組要領次第係のホームページ。

間違いの喜劇&月川悠貴さん---3

2006-02-05 16:45:42 | 演劇
おまけ。
(前回前々回のブログからの続き。ぜひその1からお読みくださいまし。)

「キッチン」でも拝見しました。
そのときは少年っぽい役でしたが、台詞が極少なのに存在感ありましたよー。
って自分が注目していただけか。。。

あとは
「ロミオとジュリエット」でも出ていたんですね。
今日「ロミジュリ」の公演パンフ呼んでたら、
パリス役(これは男の役です)で出演なさっていました。

ちょっと待てよ。。
ぜんぜん気付かなかったぞ。。
いや、パリスの顔も役どころも全部覚えているけど、
え、月川さんだとは今の今まで全く気付きませんでした。

ってことは女性を演じるときと、男性を演じるときでは、
全くの別人ってことかしら。。。

それから、タイタスアンドロニカスの劇中歌も歌ってたんですね。
っつーことを今日知ったので、
今、そのサウンドトラックを引き出しから引っ張り出して聴いてみました。
幽玄ですね。

ちなみにタイタスアンドロニカスはリバイバル公演が決まっています。
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以上でおしまい。
「間違いの喜劇」についての感想は、書きたかったら今度書きます。
観客の皆さんは結構満足しているように見えたので、
行っても損しないと思います。
自分も大満足だったし。

感想を、一言で言うと、
「月川さんと高橋洋さんの二人が最高。」
もう一言付け加えると、、
あ、でもこれ言うと舞台装置のネタをばらすことになるので書きません。

ちなみに公演期間は始まったばかり。
チケットゲットのチャンスはありまっせ(いや、もう売り切れてるかな?)。

ん?てゆーか自分が行った日って初日?
あぁ、だから蜷川さんがロビーで歩いてなにやら挨拶してらっしゃったんですね。
あぁぁ、声かけたかったな。。。
「あの!僕も西日暮里に縁がありましてっ!、、、」みたいに。

ははは。
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さてさて、
次回の蜷川さん演出の作品は、「白夜の女騎士」ですかね。
気合入れてチケット手に入れますか。。。

それにしてもあと一ヶ月で、大学のレポート書かないと大変だわ。

んじゃ。道楽息子でしたぁ。

間違いの喜劇&月川悠貴さん---2

2006-02-05 16:35:17 | 演劇
というのもですね、(前回のブログの続きです。興味を持ってくださいましたら、ぜひ前回からお読みください。)
自分自身、その人を女性だと勘違いした経験があったのです。

ええと、自分が月川さんに注目したのは今回が初めてではありません。

初めて、お目にかかったのは
「お気に召すまま(演出:蜷川幸雄さん)」。
この劇も全員男性の演技で行われました。

自分は出演する役者さん達について、
大した知識もなく観劇に行きました。

観終えて、自分は、
「あーあ、なんか今ひとつの演劇だったな。女役を男が演技するってのがそもそも不自然だよな。
しかも、シーリアってのを演じてたのは、女性の役者さんだったし。『全員男』じゃ無いじゃん。コンセプトが中途半端だよな。」
というきわめて不敬な感想を抱いて家路についたのでした。

後で知りました。
「一人だけ女性の役者さん」と思っていた、その人、なんと男性だったのです。
電車道、公演パンフレットをぱらぱら観ていたら、
「え?シーリア演じてたのって『月川勇気』って名前の男の人だったの」


、、、すげーじゃん、、、


いやぁ、びっくりしておうちに帰りましたよ。ほんと。
それ以来自分にとって、注目の役者さんです。

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一応書いておくと、
「お気に召すまま」の時の芸名は 月川勇気

いまは 月川悠貴
と名前を変えたそうです。

間違いの喜劇&月川悠貴さん---1

2006-02-05 16:33:55 | 演劇
節分の夜。
「間違いの喜劇」観てきました。

一番印象に残ったシーンは、
妹のルシアーナ(月川悠貴さん扮する)が退場するシーン。

劇中では人が出たり入ったりするので、
「退場するシーン」と一口に言っても何度もありますが、
自分が言及したいのは、
その中でも一番初めの退場シーンです。

(松岡和子さん翻訳の「間違えの喜劇」で言いますと、
第2幕第1場の最後部の退場時の台詞
「狂った嫉妬に~~いるのかしら!」を指します。)

このときの声と仕草、
一瞬でほれてしまいました。
自分の心に炸裂の演技でした。(そのせいで台詞は全く頭に残りませんでした。後から、文庫本でチェックしました。)

しかし、その自分の気持ちに気付いた刹那、
われに返りました。
そう、その役者さんは男なのです。

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ええと、話がわかりにくくなってきたので、蛇足解説。

この「間違えの喜劇」なる作品。
役者さんはすべてみな男です。
しかし登場人物の中には女性もいるので、
必然的に、歌舞伎の女役に相当する、役者さんが出てくるわけです。

皆さん素晴らしい演技ですので、役者自身の性別なんか忘れさせてくれます。
おかげで、観客は劇に引き込まれるのですが、、、。

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少し話が逸れましたが、
自分の書きたいことに戻しましょう。

さてその中でも、
やはり月川悠貴さんがすごいかったです。
特に今自分が冒頭で言及したシーンにおいては、
声といい仕草といい、、、

といろいろ書いても、
自分の文章力ではそのすごさは伝わらなくーーーむしろ陳腐になってしまいーーー
安っぽく聞こえてしまうのでこの辺でやめます。

が、とにかくあのシーンが、今回の演劇での自分にとってのクライマックスでした。

多分ね、あの役者さんが男だという前提知識が無いで見ていたら、
あの人を女性だと勘違いする人は過半数を超えるね。
まぢで。

まだまだ続くよ。
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