沼津西高校サッカー部

沼津西サッカー部の活動を報告します

東部ユースC vs富岳館

2018年10月21日 | 日記

東部ユースC
10/21(日)富岳館高校会場
10時キックオフ
沼津西 対 富岳館
前半 1-0
後半 2-1
合計 3-1

得点者
河上航龍
山下夏生
伊東錠太郎

チームとして守備ができるようになってきました。自分たちの狙いで、ボールを奪えたときは、いいゲームになってきました。
縦のスライド、横のスライド。ピッチにいる11人が一丸となり、動かなければいけません。
さぼる選手がいると、簡単に破られてしまいます。
どのポジションをとり、役割が何かを理解しないと、そこを使われて、カバーに引っ張り出されると、組織が破壊されます。認知のためには、まだやらなければいけないことがありますが、やりません。
首を降り、自分の回りと声を掛け合うこと。
これが、できるかできないか。
やれそうで、やれないこと。
これが、違いを産み出します。


技術的な単純なミスが多すぎます。自分ができないことを把握する必要があります。
そして、それを努力することができるかです。
何もしないで、チャンスは巡ってきません。

交代選手のアップ。
世の中のサッカー選手がやっていることと大きな違いがあります。
間違いなく、あの状態で入っても、活躍できません。

答えを欲しがったり、与えられるのを待っている選手が、まだまだたくさんいます。

(渡邉コーチより)

前節点を取れず負けてしまっていたので、勝利できて良かったと思います。
課題としては、前半、攻撃の際にもっと積極的に前へ進まなければならないのと、ペナルティーエリア内での判断が消極的でした。
またその結果、ボールを奪われてしまう事があり、責任感のあるプレーが出来ていませんでした。
二つ目に、奪った後、奪われた後の切り替えが悪かったと感じます。奪われたら取り返す、奪ったボールは大事に、をもっと徹底させなければなりませんでした。
最後に、後半になるにつれてスタミナが落ちてきて適切な判断ができなかったり、集中力が切れてしまい、失点してしまう事が多いので、最後まで今何をすべきかをチームで共有しなければならないと感じました。

良かった点は、前から奪う守備がうまくいっている場面が何度もありました。特に後半は多かったように感じます。それが1試合通して、続けられると良いと思いました。
また、3点取れたことは、チームとして自信に繋がったと思います。

後、3試合残っています。全て勝つつもりで、これからの練習を行っていきたいと思います。また、新人戦、インターハイで、2ndだったメンバーが活躍できるように、質をトップと同じ若しくはそれ以上に上げてやっていきたいと思います。

「全日本のために、あなたは何をやってくれる?」

2018年10月21日 | 日記

バレーボール全日本女子監督・中田久美が選手全員に求めたこと

ただいま開催されている2018女子世界選手権で世間から注目を集めているバレーボール全日本女子。同チームを平成28年より率いてきたのは、名選手であり名指導者でもある中田久美監督です。中田さんが初めて全日本メンバーを招集したとき、面談で選手たち一人ひとりに尋ねたことがありました。その質問とは――。

答えは日常生活の中にある
日本に戻ってから久光製薬スプリングスに入るまでは半年くらいでした。最初はコーチで入って、監督になったのはその翌年からでした。久光製薬っていうチームは、それまでも決勝に残ったりはしていたものの、最終的に勝てていませんでした。それが何なのかっていうのがありましたけど、私からすればチャラチャラしているチームにしか見えなかったんです。

だから私が最初にしたことは、選手のマインドをリセットすることでした。最初に「どこを目指すの、このチームは?」って選手たちに聞いたら、「優勝したい、日本一になりたい」って言うんですね。「だったら日本一になるための練習をしようよ。じゃそのために何が必要か書くね」って、ばーって書き出したんです。

それから片づけですね。というのも、体育館と隣接する合宿所の廊下に私物が散らばっていて、中にはやめた選手の箪笥まで放置されていたんです。すぐに選手を集合させると、「これではダメ、日本一にはなれない。すぐ片づけなさい」と言って、各自の部屋から体育館の掃除まで当番をつくって全部一からやり直させました。なぜそうしたかと言うと、周りの変化に気づけない人たちが、自分たちのチームの問題に気づけるわけがないからなんです。「汚い」とか「汚れてる」って気づけない人に、チームの何が気づけるんですかって話です。日常生活ってすごく大事で、いまはコートの中だけちゃんとやっていればそれでいいっていう風潮がありますけど、答えは日常生活の中にある、と私は思うんです。

伸びる選手の条件
多くの選手と接してきた中で、もったいないなって思うことがあるんです。代表に選ばれる選手というのは当然それなりの力や素質があるわけですけど、中には誰もが当たる壁に対して、チャレンジしない、逃げたりごまかしたりする選手がいるんです。その壁っていうのは前に進むためには絶対に必要なのに、そこから逃げちゃうっていうのはすごくもったいない。ではどういう選手が伸びるかと言ったら、「勝負どころで自分が決めるんだ」「自分がこのチームを勝たせるんだ」って思える選手だと思います。同じくらいの素質や能力を持っている集まりの中にあって最後に生き残るのは、「私の力が足りないからダメなんだ。だから力をつけるために、もっとやらなきゃいけない」って思える選手でしょうね。

強みを生かす
私が初めて全日本のメンバーを招集した時、面談で選手たち一人ひとりに聞いたのは、「あなたの武器は何ですか?」「全日本のために、あなたは何をやってくれる?」でしたね。他にも「私はあなたにこういうことを期待しています。それに対してどうですか?」っていうことなど、丁寧にディスカッションしました。

選手たちには、全日本に選ばれたから嬉しいというだけで終わってしまっては困るので、代表として果たすべき責任を口に出してもらうようにしていました。「世界一になると本気で思ってください」と、私は選手たちに言うんです。もし心の片隅で「ちょっと無理かな」とか、「そうは言ってもね」なんて思っているようでは、勝負の神様が逃げてしまうと思うんですよ。とにかく誰か一人がではなくて、みんなが「世界一をもう一回、絶対に取る」と本気になって思えるかどうかです。やはり本気で思わなければ、それはただの言葉になってしまう。

本物になるってどういうことかと言うと、私は当たり前のことが当たり前にできる人になることを指すと思うんです。どんな状況にあっても、コンスタントに80%の力が出せればいい。でも、それって外国人には難しいことなんです。彼らは120%の時もあれば、30%の時もある。その中にあって、常にコンスタントに力を発揮できる可能性を秘めているのが日本人であって、それこそ日本人の強みだと思うんです。だからそういった本物の選手を、代表監督として一人でも多く育てていきたいですね。

※本記事は『致知』2018年4月号 特集「本気 本腰 本物」に掲載されたインタビュー記事を抜粋・編集したものです。