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新型コロナの積極的疫学調査の実施方法まだ決まらず-草加市内児童クラブや保育園など

2021年08月25日 | 子育て・教育
新型コロナウイルスの感染経路や濃厚接触者などを調べる埼玉県の”積極的疫学調査”の対象施設から小中学校や児童クラブ、保育園等が外れたことに対して、草加市ではどのような対応方針となるのか調査しました。草加市議会事務局を通じて草加市子ども未来部および草加市教育委員会に調査事項を提出し、8月24日付で以下の回答がありました。


■今日も運営されている児童クラブや保育園の実施方法がまだ決まっていない!?
児童クラブや保育園などを所管する子ども未来部のこれまでの対応は、「児童クラブ、保育園で陽性者が判明した場合、保健所による濃厚接触者が特定されるまでは休室、休園の対応をしていました」が、県から積極的疫学調査の対象縮小の通知を受けて、「市では草加保健所と調整した結果、濃厚な接触が疑われる者の特定を児童クラブや保育園ごとに行うことができるとの説明があり、その場合、PCR検査の受検を必要とされる方の対応についても行政検査となる」との回答内容でした。

専門家ではない児童クラブ支援員や保育士が、どのように濃厚接触者の調査や指定などをおこなっていくのか。誰が検査をおこなうのか。その責任の所在はどこか。シルバー人材センターの児童クラブ支援員などにもそのような責任まで負わせるのか。積極的疫学調査が縮小されてからまもなく3週間が過ぎようとしていますが、未だに「今後、その実施方法などについて調整を進めていきます」との回答です。あまりに遅すぎます。また、一部縮小後の対応に係る国や埼玉県などからのガイドライン等についても「示されておりません」とのこと…これで子どもたちを守れるでしょうか。。

次に、草加市教育委員会の回答内容です。
小中学校でのこれまでの対応は「① 保健所による調査が行われ、学校での濃厚接触者の特定」し、「② 濃厚接触者がいた場合、学校と教育委員会が相談の上、保健所の助言を得て学級(学年)閉鎖の実施可否を判断するとともに、保健所が特定した濃厚接触者に対しPCR検査及び健康観察を実施し、感染拡大防止を図ってまいりました」とのことです。
積極的疫学調査の一部縮小後の対応は、子ども未来部と同様に「濃厚な接触が疑われる者の特定を学校や教育委員会で行うことができるとの説明があり」「その場合のPCR検査の実施方法等について調整を進めてまいります」との回答でした。こちらも、埼玉県教育委員会など国・県からのガイドライン等は無いとのこと。

わたしたち市民共同議員団のもとには「草加市は小中学校がどうなるかまだ情報がない」「学校に行かせたくない」などの不安の声も寄せられています。あと2日で二学期が始まってしまいますよ…
自治体職員が国や県の判断に翻弄されながらも一生懸命対応している状況は認識しています。しかし、このような調査を実施しないと、私たち市民は市の検討状況や必要な情報を得られない現状を、市は深刻に受け止めるべきです。


■調査事項に対する草加市子ども未来部および市教育委員会の回答文書


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