H15.7より施行となった改正建築基準法に基づくシックハウス対策。義務づけとなったのは内装仕上げの制限。換気設備の設置義務づけ。天井裏等の制限。
換気設備の義務づけによるものではノーザンの家は第3種(自然給気+強制機械排気)が主。採用の換気システムは一貫して同じメーカー(性能や施工性がすこぶる良い)。
換気回数はどのお宅でも0.5回/h+0.1~0.3程度を設計していますが、画像の給気は100%開けるというのが基本。ですが100㎜径の取入口ですから結構な流量で給気されますので、冬期間は開度を少なくしていただいてもなんら問題はありません。
特に冬期間は0.5回/hをひたすら守ろうとすると室内はかなり乾燥します。喉や目が乾くということも起こり得ます。室内に植物を置いたり、洗濯物を干すなどして湿度を調節したり、あまりひどい乾燥感があれば換気量そのものを落としても良いです。臭いが気になったり湿度が高くなったら換気量を上げ調整します。
法律では0.5回/hですが、それに縛られず換気量をコントロールすることが自然。声を大にして言えませんが夏期であれば換気量を最小か停止して窓を開けて自然換気する事が自然であるような気がします。
法律を鵜呑みしてしまうと生活に支障をきたします。ですが住む人を守る観点での規則ですから守らなければならないという矛盾している性格がみえてきます。現実的な観点からの法改正ならば歓迎なんですけど。
実は社長はこの業界入りし高断熱・高気密住宅工法のはしりの人で、換気システムは当時から採用していたと言うことですから換気の大切さを人一倍感じています。法律が変わっても当たり前にそれを実践してきたわけですから慌てて情報や資料のかき集めもありませんでした。最新の換気事情には配慮しながら最善の方法=住む人の健康を模索していきます。