愛宕坂の石仏の2回目。
庚申塔の右側は「水神」です。
造立は文久二年(1862)壬戌六月十三日です。
明治元年が1868年ですから、6年前の動乱期に建てられています。
併せて「為防水築此堰 〇田〇三郎」と彫られています。
この坂を下ったところに松川があり、右には円悟沢川が流れているので、
合流ケ所として水防の堤防を築堤して祀ったのでしょうか。
「水神」の横にあるのは「秋葉」です。
秋の文字は異体で右と左が入れ替わって刻まれています。
二文字以外は文字はないのでわかりませんが、
豪快な文字だと思います。
火伏の神様として「秋葉権現」を祀った石造が
集落ごとに数多く造立されています。
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