野良耆の見聞記

いなか暮らしの野良着生活

古びていくものには味わいがある。そこに小さな歴史があるから・・・・・

秋の高山(1)

2022-10-24 | 石の構造物

秋の飛騨高山をぶらりっと散歩しました。

古い街並みに小さな水路がありいいたたずまいです。

反対側から見るとこんな感じです。

個人的には、こういう町並みは好きです。

最後に、近くを流れる宮川にあった石の構造物です。

 

魚が川を上るために造られた魚道です。

普通はコンクリート造りですが、

景観に配慮されて石造りとして、

コンクリートが露出しないようにされています。

石造りはいいですね。

 

 

 

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秋の白川郷(2)

2022-10-20 | 石の構造物

秋の白川郷を歩いて、気ままに写真を撮りました。

秋の空に映える合掌造りの建物。

稲穂に囲まれた小屋。

お寺の鐘楼の門がありました。

稲を掛けて干しています。いい雰囲気です。

民家の庭にあった石橋。

雪の重さに耐えるように、かなりのアーチの形状をしています。

この曲線美がいいです。いい石造りの構造物です。

 

追伸

飯田市の近くの高森町には、

鐘楼の周囲に名産の市田柿を干しているお寺があります。

 

 

 

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鳩ヶ嶺八幡宮の百度石

2021-11-14 | 石の構造物

鳩ヶ嶺八幡宮の百度石です。

百度石といっても石ではなく石柱です。

「百度詣」を行うときに、

数を数えるための石の構造物です。

建立されたのは

弘化四年丁未八月吉日とあります。

弘化四年(1847)と言えば、

長野県では善光寺地震がこの年の三月に発生しています。

現在の長野市での直下型地震で、

犀川が河道閉塞して、決壊により下流の長野平で

1万人が亡くなったと言われる大きな被害が生じた地震です。

寄進者は

当町佐野屋宗助と彫られています。

不思議なのは「当町」とありますが、

ここの伊那八幡を当町と言ったのが、

普通は松尾村だから当村と書くのが一般的かと思うのですが、

商売をしているから当町と彫ったのでしょうか。

 

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鳩ヶ嶺八幡宮の石段

2021-11-03 | 石の構造物

飯田市松尾にある鳩ヶ嶺八幡宮、

地元では八幡様と呼ばれている神社です。

菊花展をしている本殿前まで

石段を登って行ったところ、直前で発見しました。

一つだけ新しく直したような石段です。

踏むところに四角い穴が掘ってあります。

何かを建てたようにも思いますが、

石段の反対側の左側にはありません。

一休みして考えてしまいました。

さて、菊花展です。

見ごたえのある菊がたくさん並んで展示されていました。

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天下の糸平(2)

2021-08-31 | 石の構造物

2020年3月14日に

「天下の糸平」について書きました。

どちらかと言えばラグビー関係からでしたが、

今回は別の「田中平八」について書きます。

NHの大河ドラマで「青天を衝け」の渋沢栄一を主人公に

放送されています。

この時代の「日本の経済」に関係した人物が飯田下伊那から

二人出ています。「天下の糸平」こと田中平八と今村清之助です。

二人は渋沢栄一とともに「東京株式取引所」を設立しました。

持ち株は渋沢と今村が98株で1と2位、田中が88株で9位だったようです。

今村清之助は出原村(現在の高森町出原)の出身で、

露天商から大実業家になった人で、「鉄道王」とも呼ばれ鉄道事業に

影響を与えたひとです。

二人とも50歳半ばで亡くなっており、

渋沢栄一のように90歳台まで長生きすれば、

「日本の経済」に大きな影響をさらに残したのではないかと

残念でなりません。

そう、菱田春草も小説「破戒」の主人公のモデルともいわれる

大江磯吉もこの時代の飯田の人で、早く亡くなりましたよね。

「天下の糸平」の石碑の横にある桜と欅の古木は、

田中平八が居たころからの木でしょうか。

 

 

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