道路から見上げるところにある石仏です。
路面から3m程うえの斜面にあり、
昔は、天竜川を渡船して、上の集落に上る道沿いに
あったのではないかと思われます。
眼下に天竜川が眺められます。
青面金剛像で、雨風が当たりますが顔などの彫ははっきりと
しています。
何といっても、石に三方が囲まれている像で、
このような形式は珍しいと思います。
造立は天明六丙午年十月吉日(1786)です。
左に添って立っているのは「猿田」と彫られた
猿田彦大神で、これも庚申塔の主尊です。
そのほか、
馬頭観音と思われる石仏と名号塔がありました。